劇場公開日 2024年3月1日

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「東洋館へ行こう!」漫才協会 THE MOVIE 舞台の上の懲りない面々 カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5東洋館へ行こう!

2024年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ビートたけし世代だったので、高校時代にラジオで面白おかしくネタにしてた東洋館(当時はフランス座)には聖地巡礼とばかりに何度か足を運びました。

内容は漫才協会の紹介を主としたドキュメンタリーで、爆笑問題、サンドイッチマン、ビートきよし、青空球児好児、おぼんこぼんなどのインタビューや青空一門の成り立ちの他、事故で片腕を失った大空遊平、元夫婦の夫婦漫才コンビはまこ・テラこ、会費だけを数十年間払い続けるが一切活動しない高峰こだま、稀少な若手漫才コンビのドルフィンソングなどへのプチ密着取材もあり、しっかりと漫才協会への興味を持たせる仕様となっている。
また小泉今日子やナイツ土屋のナレーション、ハイロウズの楽曲もどことなく郷愁的で映像とマッチしており懐かしさを感じさせる。

私が角川シネマで鑑賞した回は上映前に協会から派遣されたアマレスコンビがネタを披露し場を温めてくれたが、舞台が無い劇場のうえに床に寝っ転がるネタなので座席からはほぼ見えず、彼らも映画には一切出ていないという事だったが、息を切らせ一生懸命だったのでみんなが応援し和んだ雰囲気で鑑賞することができた。

監督のナイツ塙さんは水ダウのおぼんこぼん仲直り企画や人気芸人のスカウトなど会長として使命感や覚悟を持って積極的に漫協を盛り上げようとしているが、先日のサンドイッチマンのラジオでは撮影に参加したのは2割程度とバラされていた。

間違いなく鑑賞後、東洋館に行きたくなる映画なので、皆さんも是非。

カツベン二郎