カラフルな魔女 角野栄子の物語が生まれる暮らしのレビュー・感想・評価
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(オンライン試写会は内容のいかんにかかわらずネタバレ扱い)「魔女の宅急便」の成り立ちなどに興味がある方はぜひ
今年35本目(合計1,127本目/今月(2024年1月度)35本目)。
fansvoicejpさんのご厚意でオンライン試写会で先に見ることができました。
絵本をあまり読まない…というか大人は(子育て以外では)読まないと思いますが、あの有名な「魔女の宅急便」で知られる同氏を描いたドキュメンタリー映画です。
生まれから現在までを描くというより、現在の(コロナ事情を含む。小学生を訪れるシーンでマスクで接しているシーンがある)同氏の活動や、過去の活動や現在の活動、あるいは未来への希望(願い)などを描いたタイプの映画です。
どうしてもこうした事情があるためストーリーというストーリーを見出すことができないし、映画というと微妙なところもありますが(どちらかというと、美術館等で繰り返し流れるDVD等で流されていそうなタイプ)、「魔女の宅急便」は読んだことがある方も多いでしょうし(アニメ含む)、現在子育てをされている方、あるいは同氏の現在のご高齢であってもファッションは20~30代の女性と変わらない「ファッションの大切さ」の実践など、性別は違っても共感できる映画が多いです。
…もっとも、ちょっとマイナーな映画という点は否めず、公式サイト等を見ても放映される映画館が少ないようなのが(大阪市ではシネリーブル梅田のみ)残念でした。
採点に関しては以下を気にしましたが、特に大きな問題ではないので切り上げています。
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(減点0.2/ブラジルに移住してポルトガル語を習得し…)
南米ではブラジルのみポルトガル語でほかはスペイン語ですが、ブラジルにおけるポルトガル語は「ブラポル語」と呼ばれるもので、「ポルトガル国」で話される「ポルトガル語」とは違う言語です(何とか意思疎通が可能な範囲で、むしろポルトガル語とスペイン語の近さから、同じ南米の間でも南米ポルトガル語/南米スペイン語でも意思疎通ができる場合すらある)。この点、日本において「ポルトガル語」といった場合、「事実上」日系ブラジル人(愛知・静岡西部など)の関係で事実上「ブラポル語」を指しますが、このことは一般常識ではないので(愛知・静岡西部で外国人の手続きを扱う行政書士は知っていますが)、この点は「ブラジルポルトガル語」ということはきちんと述べておいて欲しかったです。
※ 日本第二の都市である大阪市でさえ、「ポルトガルで話されるポルトガル語のテキスト」を購入すること自体が困難です(アマゾンでさえ数えるほどしかなかったりする)。
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