「Dangerously」仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Dangerously
令和ライダーも5作品目の「ギーツ」が終わり、6作目の「ガッチャード」へ。現時点では「ギーツ」が令和ライダーの中では一番好きなので、番外編の今作も結構面白いんじゃないかな〜と思い鑑賞。特典はデフォルメシールでした。
今作はバッファこと道長がメインに近いお話で、ジャマトと人間との共存・生命の誕生に視点を当てていて、これシリーズでも観てみたかったと思うくらい引き込まれました。
ジャマトと人間の間に子供ができてしまったが、2人の間にはもう愛が生まれてしまっていたがために隠そう隠そうとしつつも、他のジャマトたちが邪魔をしにきてしまい死者も出てしまう中、ジャマトが体に棲んでる道長が何か思うところがあり…みたいな感じのストーリーで、しっかりと本編からバトンが繋がっているなと好感を持てました。
生身のアクション大好き人間なので、「ゼロワン」や「リバイス」で変身前にやってくれたアクションが強く残っているんですが、今作でも杢代くんや佐藤くんが変身前にアクロバティックなアクションを披露してくれて超嬉しかったです。やはり生身アクションからしか得れない栄養があるなと思いました。
変身バンクもしっかり映っていて、ゴツゴツのバッファも好きでしたし、キンキラキンのギーツの新フォームもこれまたカッコよかったです。本編が終わってしばらくしてから観るとスタイリッシュさとゴツさが融合してて良いなと改めて思いました。
ラストのバッファ・タイクーン・ナーゴで決めるライダーキック、そして変身解除後での爆発を背景にやり切った表情の3人がこれまたカッコよくて…。近年のライダー映画の中では本編含め一番カッコよかったんじゃないかなってくらい輝いていました。
一気に畳み掛けた感は否めませんが、Vシネとしてはしっかり終わったなと思って満足感高めでした。
本編主題歌の「Trust・Last」含め楽曲の流れるタイミングが最高で、これぞ映画×音楽と言わんばかりの盛り上がり方でした。戦闘シーンに主題歌ってやっぱ良いな〜と思いました。
いつもの東映の撮影所以外のところも使用していて、画面がコロコロ変わっていたのも中編ながら見応えがある画になっていて良かったです。
ギーツの物語にはひと段落して、少し寂しいところですが、彼らが幸せになって暮らしていってくれたらなぁと思いました。ギーツはスルメ作品なのかもしれません(個人比)。
鑑賞日 3/10
鑑賞時間 16:55〜18:00
座席 I-14