JUNK WORLDのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
この映画を創る発想力と労力は賞賛すべきで素晴らしいと思う。ただ前作のような初めて目にする異世界へのワクワク感が、今回はあまり感じられなかったのが残念。ループものもストーリー次第で面白くなるが、本作はちょっと飽きが感じられた。あと、なんと言ってもあの愛らしい風貌のロボット、パートン(ロビン)がなかなか出てこない!あの形だから前作では手作り感あるぎこちない動きが許されていたのかも。今作では人間の形のキャラが大量かつ長時間出てくるので、不自然な動きが目立ってしまった。ラストで前作に繋がるのは面白かった。次作もぜひ観たい。
気持ちよい
世界観も中二病すれすれにダークなのだが、キャラのキモカワいいに昇華されて気分良く鬱に浸れる。途中タイムループっぽい流れがあってストーリーが停滞するけど、実はここがおいしいところじゃないと思う。ストーリーをスタッフを一緒に作り直しているような一体感がうれしいのである。完全に中毒になった。で、次回作制作開始のロールが流れ、完結編と目にして、絶望。
タイトルなし(ネタバレ)
異変が起きた地下世界探索のためにチームが結成される。
人間側は女性隊長トリスを筆頭に、人造人間マリガン側はオリジナルマリガンのダンテが率いる。
しかし、初回会同でカルト教団「ギュラ教」の襲撃に遭う。
生き残った者たちで地下探索は続行されることになったが・・・
といったところからはじまる物語は、前作の前日譚。
だが、前作観ていなくても楽しめる仕掛けになっている(はず)。
前作は30分のエピソードを3つ繋げた「団子串刺し的物語」とすると、本作は時空間をひねりながら行き来する「フレンチクルーラー的物語」。
ただし、時空間を行き来するあたりで混乱する人いるかも。
バイオレンス描写もかなりあり、ストーリーが複雑なので、「こりゃダメだぁ」という人も多いかもしれない。
うーむ、どうも観客を選ぶ類の映画だということが書いてる端々からこぼれ出てしまう。
アンジェイ・ズラウスキー監督『シルヴァーグローブ』に匹敵するSF映画史に名を残すであろう作品、と絶賛しておく。
なお、オリジナル言語(ゴニョゴニョ)字幕版だと、かなりふざけた単語のオンパレードで、噴飯必至。
わたしのお気に入りは「ガッテンショー!」
意味は、わかると思うが・・・
相変わらずのクオリティの高さだけど、PG12にまでして描きたい下ネタの熱量が意味不明
2025.6.24 ゴニョゴニョ版 T・JOY梅田
2025年の日本のストップアニメーション映画(105分、PG12)
前作『JUNK HEAD』の前日譚として、ロボット・ロビンがパートンになるまでを描いたSFコメディ映画
監督&脚本&その他諸々は堀貴秀
物語の舞台は、After God暦が採択されている地球
人類は不老不死と引き換えに生殖能力を失い、かつて作り出した人工生命体マリガンの繁殖能力を探索することになった
人間のトリス隊長とロボットのロビン、マリガンオリジナルのダンテたちは、モース大使、ペリアたちと共に地下都市を目指す
だが、そこで内乱が起きてしまい、探索船は破壊されてしまった
脱出パラシュートで難を逃れた5人は、地下都市のカープバール近郊に降り立ち、そこから目的の地を目指すことになった
道中でマリガンのギャラ教たちと戦闘になったり、荒廃した都市を行くことになった彼ら
何とか目的地に到着するものの、そこには次元ホールがあり、謎の生命体が彼らの前に姿を現した
臨戦体制となるものの、さらに彼らの後ろから謎のロボットが登場し、それによって、生命体はどこかに転送されてしまう
映画は、序幕(表記はなし)〜最終幕に至る全5幕となっていて、主に1幕の物語を2、3幕で解説するという流れになっていた
1幕は前述の次元ホールにたどり着くまでで、2幕ではロビンがホールに引き摺り込まれてから戻るまで、3幕ではロビンが彼らの元に来るまでという感じになっていた
最終幕では、ロビンの末裔が登場し、前作『JINK HEAD』への繋がりが示唆されている
相変わらず、どうやって作ったんだろうという作品で、少々下ネタが多すぎるきらいはあるものの、すげえなあと感心してしまう
PG12なので小学生以下にどうやって助言すれば良いのかはわからないが、『変態仮面』の漫画本をそっと渡しておけばOKだろう
それで笑える人ならば問題ないように感じた
全3作ということで、次作は『JINK HEAD』の正式な続編になると思う
ほぼ前作の記憶がないのでアレだが、流石に数年後公開だとおさらいをしないと無理な感じがする
幸いなことに、『JUNK HEAD』のウィキには作者が書いたんじゃないかと思われるほど詳細な年代史があるので、それを参考にして世界観を頭に入れた方が良いと思う
キャラに関する補足は公式HPにもないので、そこは超豪華なパンフレット(というかムック本)を手に入れるしかないのかな、と思った
いずれにせよ、前作を観てその世界観を気に入った人向けの映画で、かなり下ネタに振り切っている感じの作風なので賛否分かれるかもしれない
個人的には許容範囲だったが、あの表現でPG12で制限を掛けるのは勿体無いと思うので、もう少しライトにしても良いと思う
本作はかなり入り組んだ構成になっているので、話をすんなり理解したいのなら吹替版の方が映像に集中できて、スッと入ってくるのかもしれない
字幕版だとやりすぎ音声に意識を持って行かれるので(聞き取りたくて)、メリットとしては世界観を指し示す単語が理解しやすいところだろう
いっそのことモノローグもゴニョゴニョにして字幕表記して欲しかったが、そこまでは手が回らなかったのかな、と思った
貴方について行きます (追記しました)
字幕版と時間があわず、吹き替えがどんなふうになるのか見てみたいのもあって、吹き替え版を見ました。
三部作ってオムニバス? と思ったくらい前作とがらっと違う作風
壮大な叙事詩的本格派タイムトラベルSFなストーリーに、登場キャラの多くが9頭身くらいのヒト型で、しかも細かい動きでホンモノの動作のようなリアルさ、わざわざ笑いを入れるところも忘れないときて、これをストップモーションアニメでやる根気強さに呆れた(褒めてます)
前作より格段にえろ度がアップ、なぜか全員ボンデージ、時々亀甲縛りのギュラ教信者、四つん這いになってお尻をこっちに向けるの、わざとよね、食い込みとお尻越しのもっこりをこれでもかと見せたかったのよね。貴重なクノコが、菌床のどの部分から生えたのかわかっちゃったわ。本体からたまたまもぎ取るシーンは痛すぎて見ていられないと、宅のダンナが言ってました。モザイクかかってんのに爆笑。
記憶のどこを探っても出てこない見たことないものだらけ、独特のユーモアにキモカワエログロ、独創的にもほどがある造形は、前作のほうが豊富だったが今回も健在、堀貴秀さんのセンスには中毒性があります。しつこく言っちゃうが、手を変え品を変え隙あらば笑いをぶっ込むエンタメ精神(執念?)にも呆れて(褒めてます)、調伏され貴方について行きます、になってしまう。
前作観てからずっと続編を待ってました。資金不足とか堀さんに何かあるとかでとん挫してしまうので、完成してしかも劇場公開されて、嬉しい。
エンドタイトルで流れる創作風景に、やっぱり呆れた(褒めてます!)、凄すぎます。まさに狂気! そして変態!(褒めてるんだってば)
ポストエンドタイトルで、ようやくオムニバスじゃないことが分かりました。
前日譚だったのか
次回で振出しに戻って、3バカ(1バカになっちゃったけど)の大活躍と大団円を期待してます。
堀さん、どうか体に気を付けて、完結編待ってます~~
追記)字幕版を観てきました。先に吹き替えで観ていたので話が分かっており、ゴニョゴニョ語を楽しみつつ、ストーリーを再確認。分かっているところと分かっていない、次回に持ち越しなところが判別できたようです。完全には多分理解してないですが。
トリス チョ(笑)
久々に劇場へ。
私は、本来、レビュー採点は★3〜★4が多く★1〜2も少ないが★5も少ない感じで、自己満レビューを書いてます。(笑)
久々に★5が来ましたね!
前作「JUNK HEAD」を観て「次があるのか?」と思い、続編が決まった事を知り、公開を待っていました。
前作の評価を受け、資金力が上がったのか、鑑賞し始めて、1作目よりキャラの造形や動きが格段に良くなっていると感じました。(偉そうに(笑))
始まって最初に感じたのが、「シュールさが薄くなったかな?」と。
話の展開が王道的な流れのディストピアSF映画っぽく進んでいると思っていると(キャラやゴニョゴニョ語は健在でしたが。)タイム・リープ要素で主人を助けるためだけに文明を築くとか!(第二幕とか「カメラを止めるな!」的手法)壮大なシュールさをぶち込んできました!(笑)
この手の個人作品って、どの国のモノでも、どうしても中弛みっぽく感じる部分が出てくる(資金力とかのせいで、1作目もそうでした。)ものですが、今回は物語、ストーリー構成もしっかり最後まで楽しく観れました。良い映画って(自論)「先が気になる」「どう結末つけるのか気になる」と思っているので、1作目に繋がるラストもGood👍
3作目は、トリス出てくるんですかね?生命維持装置に入ったままロビンが力尽き、1作目に突入。また、4〜5年待たないといけないのか(笑)
今回、控えめなチ〇コネタ(そうかな?(笑))
万人向けではないが、自身の感性に刺されば最高に面白い作品です。
後、これ、吹替版があるようですが、吹替版観てないので分かりませんが、あのゴニョゴニョが良いんじゃないですか?あれも作品の面白さの要素(と言うか、かなり占めている。)なので字幕版で観たほうが良いかと。
映像の魅力もさることながらストーリー展開に引き込まれる
前作もそうだったが、グロテスクなのに愛嬌のあるキャラクター造形やストップモーションによる味のある動きなどの「見た目の魅力」もさることながら、練り込まれた「ストーリー展開」に引き込まれた。
特に、本作のストーリーは、下へ下へと落ちていくことによって物語が進んで行った前作とは異なり、調査隊の結成から次元転移のゲートにたどり着くまでの物語が、時間を巻き戻して4回繰り返されるという凝った作りになっていて、「タイムトラベルもの」としての楽しさが満喫できる。
中でも、第二幕は、第一幕で謎だった出来事が、どうしてそうだったのかを説明する「解答編」になっていて、ターミネーターみたいな助っ人の正体といったストーリーの根幹に関わる謎だけでなく、顔に絆創膏が貼ってあった理由といった小ネタに至るまで、「カメラを止めるな!」みたいな伏線回収の爽快感を味わうことができた。
この第二幕は、一つの目的のために千数百年の歳月をかけて文明を作り出すというスケールの大きさや、人型のメカにヒロインが乗り込んで敵と戦うといったロボット・アニメのような面白さも堪能できて、見応えがある。
他にも、単なる殺られキャラだった2人が主役として活躍する第三幕や、主人公自身が物語の最初にタイムトラベルして歴史を修正する第四幕も、同じ時間と場所を舞台にした違う物語として楽しめる。
ゴニョゴニョ版では、特異な世界観を音声でも体感することができて面白いし、時々聞こえてくるおかしな日本語も、それは、それで楽しいのだが、字幕の内容と合致していないと、聴覚と視覚が脳内でバグを起こして話が頭に入って来なかったので、観終わった後に結構な疲労感を覚えてしまった。
Mishearring
前作のカオスな世界観に惹かれて続編を待ち望んでおり、遂に続編公開。
予告編からしてカオスやろな〜と思っていましたが、予想を超えるカオスが展開されていき超楽しい映画に仕上がっていました。
特典はA5ステッカーでした。
4幕構成でのパラレルワールド、タイムスリップで移動しまくる大変な作品ですが、圧倒的に作り込まれた作品内の世界に心奪われっぱなしですし、そこがそうやって繋がるのか!という組み合わせっぷりも面白さに拍車をかけているようでした。
1幕目では世界観の大まかな流れを説明しつつ、主要キャラクターも描きながら、道中の謎も残しつつひとまずの流れまで進めていくという感じで、ここがベースになる大事な部分なのですが、ここからガッツリ面白いので気分は最高潮でした。
2幕目以降は1幕目で残していた謎のピースを順々に集めていき、それぞれのキャラを深掘りしていく展開になっていくのですが、これまたそれぞれの思惑を知れて面白かったり、次元が違うところまで行ってしまったりとでとにかく大暴れで楽しかったです。
どれも初出のはずのキャラクターなのに2幕目に突入する頃には長年連れ添った友のような感覚くらい身近に感じることができました。
トリスは我の強い女性隊長でとにかく強いので安心感が強く、クローンのオリジナルのダンテもこれまた強くて頼り甲斐があるし、めっちゃ日本語っぽい何かを喋ってくれますし、トリスの護衛のロビンも一貫してトリスを守り抜く意思を固めているので頼り甲斐がありました。
そこにポンコツな大尉と部下が茶々をいれては痛い目に遭ったりとでここがベースになりつつの展開で世界観が広がっていくんですから凄いです。
どんでん返しの展開の連続で飽きること無く進行していくので、前作が好きな方も今作から観始める猛者も思う存分楽しめると思います。
字幕版での鑑賞になりましたが、前作以上に空耳アワーが活発化していてめちゃくちゃ笑いました。
字幕はしっかりしているのに、聞こえてくるセリフが聞き馴染みのある日本語でフフッてなったかと思ったら、字幕とセリフが全然違うものが出てきてこんがらがりながら笑うという楽しい時間がたくさんありました。
なんでこんなに面白い空耳アワーが出てくるんだろうという日本語の面白さが存分に発揮されていました。
字幕とは別に横に空耳アワーの字幕も置いておいてほしいくらいです。
アニメーションも手作り感に加え多く人々が携わった事により生まれるカオスのぶつかり合いに応えるかのようなアニメーションの豊かさにやられっぱなしでした。
アクションの動きがとんでもなく滑らかになっていましたし、ディストピアな世界観での造形の面白さとかだったりと楽しさ全開でした。
エンドロール中にメイキングが流れるのですが、これまた作り込みがエゲツないですし、1カット1カット撮る労力が凄まじいですし、モンスターの描写の凝り具合も最高でしたし、何より楽しみながら作っている様子が狂気の域に達していて痺れました。
最終作「JUNK END」は一体どんなことになってしまうのか。今からとても楽しみです。
鑑賞日 6/13
鑑賞時間 16:00〜17:55
こんな作品(褒め言葉)を作ってくれてありがとう‼
ストップモーションアニメが好きです。
ダークファンタジーが好きです。
なのでこんな作品は大好物です。
前作も最高だったけど、今作も期待を裏切らずに最高でした。
シモネタとギャグのセンスとバランスが自分には大ハマりです。
三谷幸喜作品のギャグは全然笑えないのに、この作品は思わず笑ってしまう。
ただ、ゴニョゴニョ語の中にたまに現実の言葉が混ざってるんだけど、ちょっと多すぎかな。
バウムクーヘン
シュワルツェネッガー
ヘパイストスオリンポス
ロックンロールヤザワエイ
カトウチャドリフター
など、他にもたくさん聞き取れた。
もう少し少なくても良いと思うな。
ただ、ロック…やカトウ…の場面では客席から笑いも起きていたけど。
英語でも日本語でも無いゴニョゴニョ語。
クセになるよね。
今回クノコのシーンが少なかったな。
あんな攻めたアイテムって他にはなかなか無いから、もうちょっと見たかった。
しかも今回は玉付きだったし(笑)
マイナスな事を言えば、ストーリーが解りづらい。
最近のマーベルみたいに時間移動したりっての個人的にはあまり好きでは無いな。
次で最後のようなので早く観たい!
けど、観たら終わってしまう!
なんとももどかしい気持ちです。
字幕版で見ることを推奨する
第1幕の伏線を後の幕で回収するよく練られた構成や
今のご時世では個人制作でしかできないようなブラックジョーク等、非常に観応えがある作品だった。スタッフロールのメイキング映像からも、細かなシーンも一切妥協することなく作られていることがわかる。
作中では登場人物たちがオリジナルの言語を用いて会話する。この言語が本作の面白さに一役買っているため、字幕版で見ることを強く推奨する。初見でセリフをすべて拾うことができなかったため、再視聴を検討している。
コンフィデンスマン的な脚本は大好き!【追記】字幕版も鑑賞
【追記】
あまりにも字幕版が評判良いので、お得な水曜日に字幕版を見てきました!今度は話の流れは分かっているので音声と字幕の差に集中しました!!
なんかガッテンショー?金曜ロードショー?水曜どうでしょう?とか言ってます??
あとラピュタの王族の口伝、〜アリアドス〜〜みたいなの言ってました??
そして「すまんね」が韓国語に似せた「ミアンネ」?(確かミアネヨ、みたいな言葉がごめんなさいの意だったような)
まさかここまで色々と小ネタとか被せていたとは(笑)
侮り難し、字幕版!!確認して良かったです(笑)
そして。。両バージョン確認したため、もう水曜日だから無くなっているだろうと思っていた入場者特典のシールがまだ劇場で余っていたらしく、なんと2枚目を貰ってしまいました(笑)
トリス様やロビンはいいけど、ピロピロマンとか3匹のなんちゃら感染体??やらキモい使者とかなんとか教団の教祖はいったいどこに貼るんやこの辺はキモすぎていらんわ〜〜〜!!(笑)
【追記ここまで】
いやいやーーー相変わらず怪し過ぎる世界観となんかもうエログロ??というかあーーーそうそうなんかこんな感じのキャラデザだったな〜〜と前作を回想(笑)
多分楽しめる(楽しんでもいっか、と許容出来る)コアな人を選ぶ作品なので、万人には絶対勧めません(笑)
私の場合は字幕を目で追うことにより画面全体への視野が狭くなるかも、せっかくの怪し過ぎるキャラ、背景等を見逃したくなかったので敢えて日本語吹き替え版を見ました。
ロビン、忠実な執事兼ボディガードロボット(腕からミサイルランチャー付)で素晴らしい(笑)
ご主人を護るために、
文明の発達していない異世界?異次元?へ飛ばされたというのに
なんと健気にも「そうだここの原住民(原生物)達にロボットとして知恵を授け、ここで文明を興し、ご主人様を助けに行けるくらいの科学技術を発達させて次の異次元への空間・時間移動が可能になったらモビルスーツに搭乗してご主人様を助けに行こう!!」と
まさか何百年?も時間かけて文明作るとか。。。
ロビン、執事ロボットの鏡です!!!
前半にちらちらと見えた謎の人影とかが何だったのか、その正体がやがて伏線回収されてもーーーーう胸熱!!!
ロビンが飛ばされた異世界のお姫様がまさか最初のモビルスーツのパイロットだったとは!!そもそも最初の謎のお助けマンがモビルスーツとも思ってなかったし、どこぞのロボット??かと思いきや。。
あとで時間を遡って、別キャラクターの目線であの日の出来事を振り返って視聴者に謎解きしてくれるコンフィデンスマン的なこの映像手法、大好物です!!(笑)
まさかそんな何百年がかりの壮大なミッションだったなんて思いもよらず。
そして何より改めて感嘆したのはエンドロールで見せてくれた撮影風景。コマ撮りなのは分かっていましたが、本当にこれ、好きじゃないと出来ない製作だな〜〜と実感。
あの僅か数秒の映像のためにこの労力、手間暇、時間かけてるんだよな〜というのが本当に脱帽。
まぁ怪しい、ちょっとキモいキャラデザもあるので「やっぱもうお腹いっぱいだな〜」と思いきや、そうでした。
最後の最後「シリーズ完結編、製作始動!!」の文字が(笑)
ぅわ〜この怪しい世界観からぼちぼち抜け出そうと思ってたのに〜これからこの世界はどうなるのか?!気になるじゃないか〜〜とまんまと監督の罠に(笑)(笑)
最初の時間遡りのあと、いったん今の時空が消滅したあとの別の世界線からはよくあるパラレルワールド?とかそんな感じで正直あまりついていけませんでしたが、「もしあの時あの出来事が起こらなかったら」こんな世界が生まれていたのかな??と思いながら見てました。
きっと続編も見に行くんだろうなぁ(笑)
立体を色々な角度で撮れるから
舞台挨拶回日本語吹替版で観た。
舞台挨拶で監督が言っていたこと。
実写映画のドキュメンタリーを参考にしているのでセットも全部つくるやり方になる、という感じの発言
人形も小さいのと演技させる用のもっと大きいのがある
寺に数日こもって絵コンテを床にバラまいてストーリーを練った
映画を観てもらって作った立体も観てもらいたい
立体はオークションで売ろうと思っている
だいたいこんな感じのことを言っていた。
ラストはプレスいないかわりに観客の撮影タイム。看板と監督。
そして映画の感想。
よく作ったな!と思うのと同時に。
なんでこんな平行世界だらけのややこしい話にしたのかと。
おそらくやりたい展開、見せたい絵、作りたい造形物が先にあり、それらを色々練ってつなげたのではないか。
劇中で平気で数百年の時間が経ちさらにゲートで別世界に行くということをやる。
一幕はゲートから異世界に行ったロボットが戻ってくるシーンまで、二幕はそこに至るまでのロボットが異世界で文明を進化させてゲートで戻ってくるまで、しかしゲートから来たらご主人様の存在が消えてしまう。
更に次の幕でじいさんとピロピロくんが生き残る展開やり、更にそこからこの2人が別世界で消滅して。
そこからロボットが序盤の展開を大幅に変更する新たな歴史作って。
ラストはご主人様が死んだ未来でロボットがジャンクになる。そして拾われる前作の冒頭につながる構成。
こんだけ入り組んでいる、ともすれば分かりにくい構成にできるのはやはり個人、少数単位でやってるからなんだろう。
エンドロールのスタッフ数の少なさに対して支援者の多さが今作のスタンスをよく示していた。
ただ志、デザインがすごい反面、このストーリー展開はちょっとどうなのかと思った。
平行世界のゲートが他のフィクションでも観るような青い球体のような表面で中に入ると否応なく移動するのだが。
造形の面白さに対してゲートおよび平行世界的な展開があまり相性が良くない感じがした。
相性というか都合良い感じがした。
そういうものだと分かるが一本のストーリーラインでも良かったように思う。
いや、でもそれだとあの謎の体格いいフゴフゴマンの正体が実はゲートから来た小さな姫、という展開をやりにくいのか。
あと、数百年の時間が経ち文明が発展する展開自体も見せたい、となると、ああいう世界観にならざるをえないのか。
と、ここまで書いて思い出す。監督は舞台挨拶で「映画も観てもらいたいしイベントで展示している立体も観てもらいたい」的な発言をしていた。
ということはそもそも「色々な角度で観てもらいたい」という思いで作っている。となるとこの監督にとってはストーリーラインも色々な角度で見せていくのが当たり前になっているんじゃないか。
立体で造形を作っているからこそ人が倒れただけでも色々な角度から撮ることができる。倒れるに至った過程も思いつくままバージョンを作りたくなるんじゃないか。
そもそも日本語吹替バージョンとゴニョゴニョ語バージョンで公開してるし。
色々な角度でキャラを撮る=色々な角度でストーリーを見せる、なんだな。
だからこの監督は今後VR上映やプラネタリウム上映やヒプマイ映画のようなマルチエンド方式をやるかもしれない。
そう感じた。
この監督がそうならなくても今後の映画の上映スタイルがもっとジャンクになっていくのだろう。
この監督にはできればその先頭に立ってもらい観るタイミングや方式によって全然違うようなジャンクな映画体験作りを続けてもらいたい。
【"未来はガラクタに託された。パートII"超難解エログロSFストップモーションアニメーションの、ぶっ飛んだ世界観に貴方は付いて来れるかな!私は<以下、自粛>】
- 2021年。今作品が公開された時は、その唯一無二過ぎる世界観と、監督、原案、キャラクターデザイン、編集、撮影、照明、音楽を一人で七年を費やし手掛けた、本職が内装業の堀貴秀さんにも、ビックリしたモノである。三部作と謳われたが、無理だろうと思ったモノである。だが、まさかの第二作である。立派だなあ😃-
◆感想
・人類が地上の生息数減少により、地下開発を進める際に、労働力として開発された人口生命体のマリガン。だが、マリガンはクローンを増やし、人類に反乱する。
・今作品はその後を描いている。摩訶不思議な世界観は健在である。素晴らしい!
・エログロユーモアも、健在である。だが、気になったのは、次元の歪みという設定が、やや分かりにくいかな、と思った点である。チョビット、脳内フル回転で観賞したが、同じシーンが何度も微妙に細部を変えて、描いている点を読み取れるかどうかが、分かれ目かな、と思ったからである。
<エンドロールで、製作している人も増えていて、楽しそうである。
が、男にとっては絶対にやられたくない行為であり、非常に痛そうであり、トーゼンモザイクが掛かっている。クスクス。第三作のタイトルは、"JUNK END"だそうである。あと、二年後位に公開して欲しいなあ。頑張って頂きたいモノである。堀さん、待ってますよ😃>
ジャンク(ガラクタ)は時空を超える 劇場鑑賞は吹き替え版ではなく是非ともゴニョゴニョ版で。
甲状腺ホルモンのバランスが崩れて異常な発育を示すことが我々人間の場合にもあります。そうです。ここはすべてのバランスが崩れた恐るべき世界なのです。これから120分、あなたの目はあなたの体を離れてこの不思議な時間の中に入って行くのです。
そんな石坂浩二さんのナレーションが聞こえてきそうなイマジネーション溢れたジャンクワールドへようこそ。
前作の前日譚となる物語。体を失った主人公のその代替品として使われたガラクタロボットがどこから来たのかを辿った何千年にもわたる壮大な物語。それは人類創世を思い起こさせる。
タイムリープものやパラレルワールドものは自由な発想で物語を創作できるぶん、逆に作り手のイマジネーションの無さを露呈してしまうことにもなる。最近のマーベル作品がよい例。でも本作はそんな懸念を払拭してくれる。まさに監督の持つ豊かなイマジネーションが存分に発揮された見事な作品に仕上がっている。
前作をはるかに超えてスケールアップされた本作。前作の成功のおかげかパペットのクオリティー、特殊効果など明らかにレベルアップしている。また前作のスタッフロールには監督の名前しかなかったのが今回は複数のスタッフの名が連ねてある。ジャンクワールドに魅せられた人々が集結して前作以上の作品を作り上げた。
そして本作が前作を何よりも凌ぐのが全編にわたりゴニョゴニョ語で繰り広げられるその会話の面白さ。前作以上に笑えます。これは吹き替え版では決して味わえないし、日本語を理解できないと楽しめないようにできている。そういう点では海外で公開されても本作の良さが伝わらないのが少し残念。
監督が適当に作り上げたようで、でも絶妙に笑えるイントネーションで繰り広げられる会話は必見。劇場内は常時笑い声が絶えないほどいい加減なジャンクワードが炸裂していた。
例を挙げれば、いい匂いがドルチェアンドガッパーナ、狭いが満員電車、了解しましたがガッテン承知、のろまがポンコツ、他にもディカプリオ、ジョニー・デップ、マジカルバナナ、などなど話してる内容と関係ない単語が連発されまくり。監督独自のセンスで笑わせる。
映像のクオリティー以上にこのジャンクワードで存分に楽しませてもらった。でも物語も意外にスケールが大きくて奥深い。
人間に作られたアンドロイドが神になり文明を築くというさまは2001年宇宙の旅やプロメテウス以降のエイリアンシリーズを彷彿させる。キャラクターもすべてが魅力的で見ていて飽きさせない。
第一作目の例の三馬鹿は最後にだけちょい見せ。三作目で完結するというこの壮大な物語。いまから待ち遠しい。
素晴らしい壊れた世界
待望の待ちに待った映画
本当に嬉しい。では見て思った事を羅列
カメラワークが前作より素晴らしい
風景の作り込みも相当
戦闘シーンが前作より力が入ってる
ポンチョとニャッが再登場
クノコがスーパーになって帰って来た
吹替とゴニョゴニョがあり最初は吹替にて
前作のギャグは、やや薄れたかな
飛行など上手過ぎてCG的に見えるくらい
ストップモーションの良さやや薄れ気味
ちょっと難解に感じる様なストーリー展開
前作の、ほのぼのさが今作は、薄いのかな
前作続きだと吹替版は、やや違和感あり
パンフレットかなり良心的で分厚い
他にもグッズ多くて買いまくり
それでも総合的に全てにおいて最高!!
壊れた世界。儲かって欲しい
前作見てないと充分楽しめないのかも・・
ジャンクエンドは割と直ぐかも知れませんね
人に勧めるのをためらう映画、名作、傑作
相変わらずなエログロと今回よりピロピロ
もちろん○○ですが・・v
ヘッドは可愛い。ワールドはカッコイイ
と言った感じなのかな
ps.後日、ゴニョゴニョ版を見ましたが
やはりこちらが1作目のヘッドイズム継承版
ヘンテコ日本語が最高に笑える・・ヤザワ
カトチャン、ドリフ・・スーパークノコ
どちらか1本観るならならコチラの字幕
でも、マニアなら両方でしょうね。
予想外の濃密SF
正真正銘、今年最も楽しみにしていた映画「JUNK WORLD」。3部作だよって言われてからずっとずっと楽しみにしてきて、そう考えるとここ数年で最も期待していた映画、とも言える。
期待が高いと拍子抜けしてしまう症候群の心配もしたが、全く無用な心配だった。
最高に面白い!集中しすぎてジンジャーエール飲みきれなかったよ!Sサイズなのに!
前作の前日譚ということで、「これがこうなってああなるのかぁ」みたいな話だと思うじゃん?ところがどっこい、こっちが事前に想定してるような話には全然ならないからね!完全に予想を裏切られてるから。
それでいて、2時間で収まるギリギリの濃いSFをやってるはずなのに、第3幕とか完全に寄り道みたいなエピソードになってて、相変わらずワケわからん素っ頓狂な展開だし、本当に心の底から「あぁ、自分はこれを待っていたんだな」と実感。
一応ちゃんと解説すると、全4幕の構成で第1幕で起こった出来事がストーリーのベース部分に該当する。第2幕と第3幕では第1幕の出来事が別視点から展開し、最終幕によって新たな終着点が目指されるという感じだ。
前作が素っ頓狂謎展開10の映画だとしたら、今作は謎1対ガチSF9のエンタメ作品に仕上がってる。相変わらずアクションのキレも良い。特にトリス様のアクションがカッコ良いのよ。
それでいてピロピロしたりもしてるのが変態すぎるんだよね。
ちょっと考えてみて欲しい。キック繰り出すシーンの撮影コマ数とピロピロの撮影コマ数、ほとんど変わらなくない?!
ストーリー的にピロピロする必要ないのに、ピロピロを撮る。それは合理性だけでは測れない、水墨画にも通じる、「虚」の美しさなんじゃないかと。
そう考えたりもしたけど、細かいこと抜きにボーッと観ていたとしても何の問題もないのが良い。
ちなみにゴニョゴニョ版(日本語字幕)で観たんだが、ゴニョゴニョしつつも由来となってる日本語がうっすらわかるせいで何てことないセリフだけ聞いても笑っちゃうし、何ならちょっとゴニョゴニョ語がわかってきちゃって、簡単な単語なら話せるのではないかと。
日本語版の方がストーリー展開は追いやすそうな気もするけど、ゴニョゴニョ語でも全く問題ないので世界観にどっぷり浸りたい人にはゴニョゴニョ版を観ることをお勧めしたい。
最後に3部作最終章「JUNK END」の告知が出るので、エンドロールは最後まで観た方が良い。
まぁ、エンドロール中に制作過程が見られるし、制作楽しそうなのも良いし、ほぼ「堀貴秀」で構成されてた前作のエンドロールとの違いに感慨深いものも感じるし、あんこ90皮10のたい焼きぐらいにお楽しみがギチギチに詰まった映画だった。
とりあえず、日本語版も観に行こうっと。
信用出来ない!が シンヨウキンコ!
サァー!暫く振りのお出かけ。
TOHOシネマズ日比谷 スクリーンNO.8 B8
11時30分
東銀座駅から銀座駅を経由して日比谷駅まで、まるでこのストップモーションアニメの世界を歩くようである。
目的地のミッドタウン日比谷をゴズラが火を吹く。13日の金曜日の帝都は阿鼻叫喚の地獄へと。
50年前の5月、エリザベス女王2世とフィリップ殿下(?)がオープンカーで。僕が手を降るとメアリーさんも満面の笑みで手を振替して。来るわけがないかあ。事実(真実?)に基づくフィクションだよ。
さて。
四年前の第一弾を見てから、もう一度見られますね。シンヨウキンコ?信用してくださいね。
トンネル感はなくなりました。
13時40分 6月13日
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映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。