「二世帯ラブコメ」キッズ・アー・バック uzさんの映画レビュー(感想・評価)
二世帯ラブコメ
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京都人のように、顔で笑って心で舌を出す。
嫌味なのか、愛ゆえの厳しさなのかでまったく違ってくるし…
挨拶がわりのハグやチークキスなどもあり、浮気や嫉妬の線引きもよく分からない。
このへん含めたフランス的な機微が分かるともっと楽しめたと思う。
とはいえ、たまたま異性と二人になったところを目撃されたりなど、ベタなラブコメ構文も多い。
絶対に盆栽に見えるロールシャッハテストや、ジダンを着ての頭突きなども笑えた。
普通の物音で嗜めるのではなく、喘ぎ声で対応するあたりも、その後のつれない流れも面白い。
誤解が解けるフェーズを省略したのは、美学というより盛り上がりに欠けて感じた。
邦題の『キッズ』は、アンナがキャサリンに「幼稚だ」と言うところからかと思ったが、最後に回収されるのは好き。
個々のシーンは結構笑えたので、自分の感性が惜しまれる。
作風的に、序盤のヌードは必要あったのかは疑問。
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