REBEL MOON パート2 傷跡を刻む者のレビュー・感想・評価
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スターウォーズとローグワン
パート1と同様に、オマージュの域を越えるくらいにスターウォーズとローグワン要素が強すぎてモヤモヤ。
王道展開であり既視感も強いので、きっとこうなるだろうという展開予想が早々につくため、2時間が物凄く長く感じます。メインキャラクターの死などエモーショナルな展開も、キャラクターの掘り下げが今回も出来てないので、あまり響かない。
ヴィランも同じく、なんだかよく分からないまま宿敵感出されても追いつけないし、倒したところでカタルシスもなく…。戦闘シーンは画的な迫力はあれど、スローモーションが好みじゃなくてどうにもハマらず…。ライトセーバーみたいなのはもうやり過ぎではないかな…。笑
パート3はあるのでしょうか…うーん。
反旗
母艦が沈んでいく様が雰囲気あって良かったなあ。そういえば所々絵画のようなカットもあって、そこそこ楽しかった。多用されるHSは若干しつこい。
前作のあらすじを冒頭に語ってくれるのはありがたく…スムーズに今作へと入っていける。
集まった戦士達が村を救う。
途中で彼らが帝国に対する反逆の理由を各々が語りだす。流れ的にこじ付け感はあるものの、聞けて良かったと思うし、各地における帝国の悪逆非道ぶりが知れたりする。
母艦へ侵入する方法が奇抜だなぁとは思うのだけど、友軍には手厚い軍隊なのだなと、少なからず残る帝国の正義も垣間見得たりする。
母艦内で機関部なのかな?メイン動力炉みたいなとこに爆薬を仕掛けるのだけれど、そこに至るまでは案外スムーズで…外観とのスケール感に肩透かしはくらう。
村での戦闘がほぼほぼメインで、爆破の表現が美しいし、迫力あった。結構な至近距離で人との距離も近い。地下壕を爆破する時の揺れなんかもハマってた。
とにかく後半を占める戦闘の描写がそれぞれ良かった。
母艦が沈んでいく時に、垂直に傾いていく船内での一騎打ちもいい感じだったなぁ。
かくして村は守られて主人公達は勝利する。
帝国軍的には戦力の100分の1も投入出来てないくらいだろうか?100人に満たない戦力で超弩級の母艦を堕とす…すっごい奇跡。
なんつうか…SWのスピンオフとか前日譚に思えなくもなく、そんな風に思うと違った楽しみもあるかなぁなんてボンヤリ考える。
アンドロイドはやはりいい味出してた。
次は姫を探して戦うのだとか。
局地的な戦争は大規模な反抗作戦に変貌していくようだ。
ロボットのジミーにも期待
大画面大音量で堪能させていただきました!
2部作のつもりで見ていましたが、まだまだ続きそう。
戦闘シーンの迫力がすごい!
地鳴りと共に現れる圧倒的な敵の数々を
迎え打つ村人たち…力の差は歴然ですが、知恵を絞ったゲリラ戦が見どころです。
べ・ドゥナさん演じるネメシスの流れるような剣さばきが美しい。
そして、主人公コラの因縁の対決!足場の無いアクションがものすごい!
思わず体が踏ん張ってしまいました。笑
もう一つの見どころは、村での営み。
黒澤明監督の『七人の侍』も農民たちの物語でしたが、村での数日間が印象深く描かれます。
金色に輝く麦の穂がとても美しい。
村人たちが協力しあって農作業に励む姿が、一つの理想郷として描かれていると感じました。
老いも若きも、それぞれが自分に合った役割を持っていて、お互いが村の為に助け合う。
流す汗も美しい。
みんなで収穫に感謝して、飲み食い歌い踊る。
大地に根を張り暮らす人々。
それぞれの心に「この村を守りたい。」という強い思いが芽生え
“みんなで戦う”ことに繋がっていく重要なシーン。
二部作にしたことで時間をかけて丁寧に描かれていて、なおのこと後の展開に入り込めました。泣
そして、1部では「えっ?出番これだけ?一緒には行かないの?」と、やや肩透かしぎみだったロボットのジミーですが、2部では新たな活躍があります!
さすがにアンソニー・ホプキンスを使うだけのことはある。笑
これから続く物語にも同行して欲しい。
更なる続編を狙ってますね。
前編と比べたら随分とリズム感が良くなって、十分に楽しく面白く観ることができました。アンソニー・ホプキンスが声を演じるロボット兵士がいい味を出して、物語に花を添えています。そして、ラストを観る限り、ザック・スナイダーは更なる続編を構想していて、ぜひ続きを観てみたい気持ちをそそられました。悪くない出来ですが、既視感に引きずられずに受け止められるかどうかで、評価が左右される作品かと思います。
パート1より面白い
パート1より面白かったー。
戦闘シーンも迫力あるし
ストーリー展開も良かったー。
それぞれ戦士のキャラも魅力的になってたし
ジミーがそうなることは分かったうえで
そうなってくれたのが気分爽快。
これは続編を期待しちゃってもいいんじゃないでしょうか。
ソード・アンド・ガン
超弩級母艦を持つ科学技術がありながら、食糧はいまだに穀物に頼っている摩訶不思議な世界。驚くことに、母艦の機関室でコークスらしき燃料を炉に投入している。ザック・スナイダーは、スチームパンクの要素をスペースオペラに加えるつもりなのか。
SF脳のまま見てしまうと体が拒絶反応をしてしまうので、パート1同様、お気楽モードで鑑賞。
決戦を前に各人が、帝国との経緯を語り、決意を固めるシーンあたりから、自分の気持ちが彼らにride on。
あのお方、随分もったいぶって登場するよね。その分、盛り上がるんだけど。
パート3への意欲十分のラストは、netflix幹部に届くのでしょうか。
続・銀河の七人 辺境の決闘
ザック・スナイダーの“『七人の侍』×『スター・ウォーズ』”。
銀河の強悪な帝国の脅威に晒された辺境の惑星を救うべく、集った7人の戦士。
『七人の侍』で言うと侍たちが村にやって来た所で終わった前作。違いは、『七人の侍』はこれから闘い控えているが、こちらは残忍な提督を倒し、戦果を称えるべく村へ。
あれ、戦いは終わり?…な訳ない。
提督がまさかの蘇生。復讐の為、艦を向ける。
備える戦士たち村人たち。決戦の刻がいよいよ…。
後編、開戦!
『七人の侍』よろしく前半は戦士たちと村人たちのドラマ。
『七人の侍』では侍たちを怖がり出迎えもしなかった村人たちだったが、こちらでは助けて貰う事を恥とする。
救いを求めるのも一つの勇気。村人たちに戦い方を教える。
戦士たちは収穫も手伝う。穀物は武器にも盾にもなる。取引の材料になるし、穀物を家々に隠しておけば攻撃される事はない。
数奇な縁から集った戦士たち。互いの過去を打ち明ける。皆が帝国に苦しめられ、怒り憎しみを…。
一人だけ打ち明けられなかったコラ。帝国の元暗殺者だった事、姫を暗殺してしまった事、ハメられお尋ね者になった事…。
唯一打ち明けたのは、共に旅立った村の男ガンナー。いつしか愛し合うようになり…。
スナイダーは前作以上にドラマやキャラ描写に深みが増したと言っているが、薄っぺらさに何ら変わり映えナシ。
唯一面白かったのは、収穫シーンにまで十八番のスローモーション!
遂に艦来襲。
再び対峙する因縁のノーブル提督とコラ。
お尋ね者のコラを捕らえれば大きな成果を上げられるノーブル。
コラも自分が投降すれば犠牲必至の争いは避けられる。
が、ノーブルがそんな約束を守る訳ないし、そもそももしそんな流れになったら散々盛り上げてきたものは…?
一応とは言え、スナイダーさん、このシーン描く必要あった…?
ご安心を。決戦を告げる鐘は鳴った…!
タイタス将軍率いる地上部隊。村人たちも勇敢に闘う。
ノーブルも自ら実戦へ。凄まじい復讐心と執着。
前作では旅立ちや戦いに参加しなかったロボット騎士のジミー。コラ同様、帝国の元殺人マシンなだけあってそのパワーを発揮する。
コラとガンナーは敵艦に潜入。内部からの破壊を試みるが…。
あっちでこっちで繰り広げられる壮絶な闘い。優劣も入れ替わったり。
いざ闘いが始まれば、ド迫力、スケール、VFX、スローモーションを駆使し、ケレン味たっぷりに展開されるスナイダー・アクション!
やはりここだけでも劇場大スクリーンで観れないのが残念!
闘いの迫力は申し分ナシ。
だけど、一つ気になったのは…
犠牲は覚悟の上。『七人の侍』だって侍や村人たちにも犠牲者が…。
にしても、犠牲出すぎじゃない…?
村を守り、名も無き英雄として闘って死ぬのも誇り高いだろうが、もうちょっと防戦も固めても…。
これじゃあ闘い終わって再び平穏訪れても、失った犠牲と負った傷痕こそ重大。
戦士で犠牲になったのはペ・ドゥナのみ。アジア人差別じゃないよね…?
寄せ集めの戦士&村人チームだが、帝国側も何だか間抜け。
前作以上に残忍さが増したノーブルだったが、結局二度殺されるし。素直にコラの提案飲んでれば良かったのにね。
何はともあれ、闘いは終わった。勝利を収めた。脅威は去った。
勝ったのは…とあの締めの名台詞でも飛び出すのかと思いきや、本当に闘いは終わったのか…?
たかだか帝国の一人の提督と一個大隊と巨大艦を打ち倒したに過ぎない。
帝国とバリサリウスの脅威はまだまだ健在。これらを打倒せずして銀河に平和は訪れない。
姫は生きていた。姫は何処に…?
探し出す。闘い続ける。
あれ、2部作で完結じゃなかったの…?
そう展開していくのなら、壮大な前降りに使われたおびただしい犠牲を出したこの村での闘いは何だったの…?
何だか締まらず…。ちょっと、スナイダーさ~ん!
言ってしまえば、映像だけの作品ですね。 薄っぺらな脚本は前作に引き...
言ってしまえば、映像だけの作品ですね。
薄っぺらな脚本は前作に引き続きだし、映像にしても、VFXに慣れてしまった観客には散々観てきた映像の焼き直しにすぎず、画期的なものではありません。
もちろんそのレベルはたいしたもので、観るべきものではありますがね。映像の贅沢になれてしまえば物足りなささえ覚えてしまうことになってしまいます。
いっそのこと脚本は優秀なライターにまかせてストリートに引きずり込んでくれれば映像も輝くのではないでしょうか。監督の映像先行型がかえって映像をも色褪せさせてしまっているような気がしてなりません。
とは言いながらも次回作も間違いなく観てしまいますがね。
ザック・スナイダー節全開の戦闘シーンは迫力満点
前作に比べて前半はおとなしめの展開が続く。しかし終盤,いよいよ村を守るための一大決戦が始まると,ザック・スナイダー監督の面目躍如。スローモーションが多用された迫力満点の戦闘シーンでは多くの人が入り乱れ,派手な爆発が連発する。「ザック・スナイダー節全開」だ。物語はまさかの「姫探しの旅」へと舵を切る模様。続編が形になるのかどうかは不明だが,とりえあず次作への種は蒔かれた。
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