コンクリート・ユートピアのレビュー・感想・評価
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パク・ソジュン目当てで観たけれど…
今じゃなかった…。
こんな大災害のパニック映画だとは思わなかった。年始から災害続きの日本で今この映画を直視するのは正直辛い。
イ・ビョンホン様も流石の快演だし、セリフこそ少ないが、パク・ボヨンさんも素晴らしかった。もちろん、お目当てのパク・ソジュン兄も存分にスクリーンで堪能でき十分満足のいくクオリティではあったのだが、内容がやっぱり…
今じゃなかった…。
災害が引き起こすパニック状態は普通の人間を神と崇めたり、悪魔に変えたりするのだな…
能登半島地震の復興を心からお祈りしております。
権力を与えると暴力的になる
みたいな実験あったよね。看守役と囚人役に分かれてロールプレイングすると、看守役が傲慢になっていくみたいな。
この映画のいいところは、プロローグがほとんどなく、開始5分ぐらいで大災害が起こる。
展開が早くてよろしい。
マンション以外の人たちを受け入れるか否かを迫られるわけだが、なかなか難しいよね。
オチはちょっと微妙だった
あの奈落が……
大災害ですべての機能が停止してしまった世界。
物語の舞台は唯一倒壊を免れたマンション。
イ・ビョンホン演じるヨンタクはマンション内での新しいリーダーとなるが、住民間での裏切りや外の者たちとの軋轢・衝突に巻き込まれるなかで、次第に権力者として君臨していくことになる。
モンスターが出てこない『Sweet Home -俺と世界の絶望』といった感じで孤立した空間でサバイブしていくディテールなどが面白い。といってもこちらはまた違った意味でモンスターが……やはり人間が一番怖い。
1つだけひっかかってるのがある人物の最期。あの奈落は誰かしら犠牲になるだろう設定なのは覚悟していたけども、まさか彼女とは…。嫌ぁな記憶として頭ん中に残ってしまった。
おそらく観た人の多くがどこかしらネガティブな記憶が残る映画かもしれない。
壊滅したソウルでのサバイバル生活は他人事とは思えなかった。 いつ災...
壊滅したソウルでのサバイバル生活は他人事とは思えなかった。
いつ災害に見舞われるか分からないのだから。
生き延びるために殺人を犯しても必ずしも責められない状況には考えさせられた。
それにしてもソウル以外の街や海外からの救助隊が一切来ないというのはどういうことか。
世界的な大災害という設定だったのだろうか。
イ・ビョンホンは思ったより狂気ではなかった
イ・ビョンホンは思ったより狂気ではなかった。代表はマンションのために命張ってるから、他の奴らは口出す筋合いない。人がすり替わっててもカリスマ性あるなら問題なし。人の上に立つにはあれくらいの強引さも必要だと思う。
狂気はむしろ主人公に感じた。善人そうな主人公が代表に忠誠を誓って任務を淡々とこなすのが怖い。
外への遠征は進撃の巨人の壁外調査みたいな緊張感あった。連続ドラマだったらウォーキングデッドみたいに、外の部族との対立や仲間内の裏切りなどより楽しめた気がする。
象徴という説明
突然の地殻隆起でソウルの街が徹底的に瓦解したが、ビルがたった一つだけ無傷で残ったという設定は斬新だし、映像にお金も掛けてしっかり作っており、近年の韓国映画の充実ぶりを反映しています。しかし、展開の一つ一つが「これは同調圧力のの象徴で」「これは他者排斥の象徴で」等といちいち説明している様に感じ、物語の流れが度々滞ってしまったのが残念でした。
イ・ビョンホンがイイ役作り
イ・ビョンホンがホントいい感じの役をやっているのよね。
良い人なんだか悪い人なんだかよく判らない。
目立ちたくないのに皆に祭り上げられて、後に引けなくなって、段々その気になっちゃう感じ。
情け容赦なく人が死んでいくのは韓国映画っぽい。
🌀『マンションは和製英語⁉️』 ★彡集合住宅は基本アパート
コンクリートユートピア
🇰🇷韓国
🌀『マンションは和製英語⁉️』
★彡集合住宅は基本アパートと呼ぶそうです。
英語だとマンション=豪邸の解釈の様です。
🔵軽くあらすじ
原因不明の自然の脅威で街が破壊されて唯一残った高層アパート。
被災した街の人々。
このアパートに助けを求めてやってくる。
しかし食料や物資は不足していき、リーダーを決めて苦渋の決断を迫られる!
家族の為、生きる事と人としての尊厳など危機迫る環境を描いたもはやホラー?サスペンス?
◉74D点。
★彡130分❗️長すぎる気がしました。
もっとシンプルに出来たと思うけんどな。
誰でもアパートの住人になりうる感。
しらんけど😅
🟢感想。
1️⃣この環境で自分ならどこまで人に優しくなれるのか?自分が嫌になるストーリー。
★彡先が見えない配給や食料で他人に保管していた食料をあげる事事は難しいと思いました。
2️⃣エスカレートしていく住人が絶妙に怖い。
★彡先が見えない毎日に人格変化が起きうるかもな。
3️⃣やや長い気がしました。
★彡もう少しまとめられたら良かったけんど。
4️⃣自警団のリーダーの苦悩も理解は出来る。
★彡一言で言えばまさに狂気の沙汰!
5️⃣韓国ではアパートは日本がイメージしているのマンションを差す様です。
★彡マンションと呼ぶのは基本日本だけの様です。韓国ではタワマンを超高層アパートと言う様ですよ。しらんけど😅
6️⃣『アパートの住人の大人全員悪いかも!』
★彡人として色々考えさせれらるやんか!💢
🥫🪳🚪😨🫣🤮😈👁️🧤🔥🏢🔦🪔⚖️⚒️🩹🆘🧑🧑🧒🧒📣
🈲ネタバレ保管記憶用
1️⃣自警団のリーダーになったビョンホンさんは過去に詐欺に引っ掛かり財産と家族を失った。
2️⃣震災前にビョンホンさんは詐欺師のアパートに行って殺害していた。
3️⃣アパートの住人をまとめてチームで生存を考え、住人以外の人々を追い出す決断を実行する。
4️⃣アパートはルールで縛られて徐々に宗教化していき、歯向かうものは排除されるなど尊厳を無視した行動がエスカレート。
5️⃣ビョンホンさんは住人では無かった事が発覚し、追い出された民衆とアパート住人の戦いが始まる。
6️⃣新婚夫婦は共に暴動から逃げるが、夫は負傷で亡くなる。次の日新たなコミニュティに助けられた妻は人の優しさに触れる。
★彡長すぎるな。もっとシンプルにしたらほんとメッセージが伝わる映画になったのに残念しかない。
災害そのものに対する掘り下げが少ない
ゲームのフォールアウトみたいな世界観
でも各種描写の説得力に欠ける
恐らく災害は地球規模の地殻変動なんだと思うんだけど
そこら辺の掘り下げが皆無だから
数ヶ月間一切の救助が無い事に違和感だし
ラストの出来事なんて結構な自業自得だと思うんだけどな
藤子FのSFみたいでまあ面白いが
なかなか奇想天外で設定は面白くて引き込まれる。藤子FのSFみたい。ただ漫画で短い藤子Fは不穏な余韻で終わらせられるけど、映画で尺も長いからそれで終わらせるわけにはいかない。中盤あたりからこれはどういう家に落とし込むんだろうかと心配になり進むにつれて最近ありがちな結末つかずに終わりかなあと思えてきた。
イ・ビョンホンがすっかりかっこよくないおじさんになってしまい、若手の俳優さんと世代交代といういいコントラストだった。
面白いけれどそんなに満足度は高くないな。
住民代表の存在感が薄すぎる
最初の導入部分を除いて、本編はいきなり壊滅的な被害を受けたソウルの街に、唯一無事だったマンションがあることが示されるところから始まる。しかしなぜこのような壊滅的な災害が発生したのか、なぜこのマンションだけ大して被害を受けていないのか、世界の状況はどうなっているのか等、そもそもの状況がよく分からない。ストーリーの途中で明かされるのかと思いきや、結局明かされないのでもやもやしながら観ることになる。
マンションの住民代表となるヨンタクは、ストーリーの鍵を握る人物だが、終始存在感が薄い。代表に選ばれる人物なのに、マンションの火事を消化した件以外では、誰も彼の顔を知らなかったのも不自然。彼が権力を握り狂っていく様を描きたかったのだろうけど、ストーリーの途中から急にいかにもな悪人になるのがわざとらしい。しかも実は彼がマンションの住民では無かったと明かされても、彼がどんな人物か最初からよく分からないので、全然驚きが無い。
また、終盤で主人公にあたる防衛隊長のミンソンが死ぬのも、いかにもお涙頂戴的な演出で蛇足にしか思えない。死ぬ展開にする必要性が感じられない。
以上の理由により、終盤に進むに連れて観ていて退屈になってきた。この出来でアカデミー賞の韓国代表作品か、と思わされる映画だった。
未曾有の災害時における住民達のサバイバルという設定だけは面白かった。水道もガスも止まっている状況で、住民の代表を選出し、住民各自に役割を割り振る。壊滅的な世界で生き残る方法を模索する様は、見ていて興味深い。ここをもっと詳細に描いて欲しかった。
期待してなかったが、面白かった
今年の劇場公開では見逃した映画を、配信で見ました。
ソウルが大災害に襲われて、全てのヒビルが崩壊しても、たった一つだけ奇跡的に立ってるマンションを舞台にした話でした。
唯一倒壊しなかったマンションに住む冴えない男が、そのマンションの部屋での火事を命がけで消したからリーダーとなり、一緒に消化した軍隊経験のある元公務員がナンバー2の防衛隊長となって、大量に押し寄せてくる難民をマンションに入れない決定をして、サバイバルする話。
日本以外ではずっと世界の政治問題になっている、難民の受け入れがメタファーになってて、困っている人を受け入れるべきなのか、自分たちの暮らしを優先するかの社会問題を暗喩して描いてました。
エンターテイメントとしてスケールも大きく、住民と難民とのアクションもあり、それぞれの人物描写もドラマティックで楽しめるのですが。
実は、社会的なリアリティーでは突っ込みどころがありまして。ソウルで巨大な地殻変動で崩壊した設定なのですが。韓国はこれで相当、ダメージを受けてますが、今の世の中なら、世界各国からの救援物資が届くはずです。話に無いものを求めるのは、良くないかもしれませんが。ソウルではなく世界中が、説明できない地殻変動で滅びたと思えば納得がいきます。
イ・ビョンホンの怪演が素晴らしいのですが、ナンバー2のパク・ソジュンが本当の主人公で。彼が排他的に戦うのと、外部の人も救うべきだと言うパク・ボヨンの妻役との葛藤が深かったです。
最後は、悲劇でも、救いのある終わり方になってました。
映画館で観たかったです。
火事場泥棒
元日の能登半島地震から半年が経ちました。映画どころではない生活が続いていたので、このような作品が公開されたことも知りませんでした。そろそろ落ち着いてきたのでトラウマもなく鑑賞することが出来ましたが、やはり思い出すのは実際に多発していた火事場泥棒。現実には生きるための泥棒なんてそう多くはないことに心が痛みます。
この作品では局地的な災害ではなく、巨大隕石が地球に激突したかのような全世界的なディザスター後の世界。極限状態に置かれた人間のサバイバル本能と醜い争い、コミュニティの排他的団結心が描かれていました。代表と呼ばれるようになったヨンタク(イ・ビョンホン)が祭り上げられ、やがて住民を支配していく様子。まるでゾンビのいない「ウォーキングデッド」みたいな世界観でした。
イ・ビョンホンがカリスマ的なダークヒーローになるのかと思っていたけど、そういったキャラではなく、リーダーなんて誰でもよかったようにも感じ取れました。そして、選ばれたヨンタクが本当に真の住民だったのか?という意外な展開。ストーリー的には帰ってきた隣人少女へウォンがもっと活躍すると思ってたのに違ったなぁ・・・怒濤の反乱とかで誤魔化された印象も残った。
一昔前には韓国のマンションやデパートなんかが手抜き工事で崩壊したニュースが多かったけど、ファングンアパートの周辺はそんなマンションばかりだったのだろうか。一棟だけ崩壊しなかったのは耐震基準に合致していたからなのか?奥能登へは何度も行きましたけど、周囲が全壊した家ばかりなのに一軒だけ無事だった家もあったことを思い出します。マンションという独特な近所づきあいというのも盛り込んであったように思います。また、マンションの住民はみな家族!という言葉にも異様ながら説得力がありました。
全体を通して、戦争の縮図といったイメージが残りました。しかも生存競争という古代の戦争。ミョンファのその後のストーリーも気になる作りとなっていましたが、「金を払わなくていいの?」という台詞が妙に現実的に思えます。あぁ、またウォーキングデッドを見たくなってきたなぁ~
思いの外楽しめる
アマプラでオススメに上がってきたので何となく鑑賞。
これ、設定なり、人物描写なり結構大雑把な所ありますけど面白いですよ。
災害時の人間の意思決定だったり、集団心理を巧み描写してますね!
韓国映画的な面白い「オチ」もついています。
イ・ビョンホンは悪役でもカッコいいですね。
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