「なんだか癖になる映画」映画(窒息) だんじり丸さんの映画レビュー(感想・評価)
なんだか癖になる映画
『え?あれ?もしかして機材トラブル?』
そんな観客の不安な想いを監督さんは楽しむように映画は始まり、最後は予想外のエンディングを迎える。
モノクロ作品は観るものに想像を掻き立たせ、観るものが自身でクレパスで色付け出来るので面白い。
他人を思いやる人間もいるが、最終的には自己中心な生き物。
登場人物は少なく小さな世界で、そんな冷徹とも取れるメッセージが鳥や虫の声と共に囁かれる。
和田光沙さん演じる〝女〟の一挙一動はワイルドだが、混じり気のない素そのものである。
そのワイルドで時折見せる微笑みに観る者は魅了される。
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