「妊婦サバイバルSFというゲテモノ映画w」ノーウェア 漂流 徒然草枕さんの映画レビュー(感想・評価)
妊婦サバイバルSFというゲテモノ映画w
サバイバルものにSF的シチュエーションと妊婦要素を加えた、設定がすべての映画。
だが、肝心の設定からして、そもそもコンテナがそれほど密閉性の高いものかどうかわからないので、気が付いたら海上をコンテナだけが漂流してるという状況には眉に唾したくなるw
海上なのにスマホはちゃんと通じたりするが、旦那とのつまらない会話をして終わり。位置情報から救援を求めたり出来ないのは、事前のSF設定があるからだろうが、食糧不足の割に皆結構肉付きが良さそうなのも、何だかなあ…。
最大の問題である水分や栄養分の補給に関しては、ずいぶんご都合主義の展開で、困ったときに雨が降って、プラスチック容器もたくさんあるから飲料水は困らない。
空腹になれば小魚が寄ってきて、網で取り放題。おまけに衣類や火まであると…w
そのうち浸水がひどくなってきて、コンテナ内の水位も高くなっていくのだが、それ以前に防水と排水方法をきちんと確立していたから、ちゃんとしていれば浸水は食い止められたはずだ。だから何故、水位が高くなっていくのか、理由がわからないうちにアップアップしているのだから、まったく同情できない。
以上のようにサバイバルものとしてはあまりにも温い話なのだが、妊婦設定により出産と育児がある点で新味を出している。この辺、面白いと思うか、出産や胎盤食は見るに堪えないと思うかは個人差だろう。小生はゲンナリさせられた。
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