極限境界線 救出までの18日間のレビュー・感想・評価
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韓流仕立ての交渉人&エージェント
ファン・ジョンミンとヒョンビンの初共演作品。
韓国映画らしい展開に展開に引き込まれて気付けばエンディング。とても興味深く観ることができました。
今度はこのコンビのハード・アクションとバイオレンス作品が観たいです。
アフガニスタンの荒涼とした山岳地帯の刺々しい雰囲気に湧き立つ恐怖を感じました。タリバンとかテロとか必要ない世界が訪れることを願っております!
是非映画館で🎦二人の活躍を
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ファン・ジョンミンの現場感
タリバンと交渉中のどんなトラブルも、チーム内の軋轢も生命の危機も等身大に見えて、作り物感のないひりつきが続いたと言うのが実感です。
いや、こんな時の等身大がどんなものかは、全く分からない訳ですが、とにかく緊張感が途切れなかったのは、やはりファン・ジョンミンがノンフィクション系の演じ手として力を発揮したからだと思います。
実務肌のほど良いイケメン。
任務としての「交渉人」の枠を、一個人の怒りや心情が突き破ってしまうのは、こうした作品の常道。しかし国や担当省庁や上役の面子や掟に押し込められていく、男のやるせ無さが強調されていた。フリーランス的な工作員を演じたヒョンビンが、颯爽過ぎることなく割に生真面目にファン・ジョンミンを押し上げていたのも良かった。
ラストは空爆を後ろ盾にした力攻めでタリバンの将軍と勝負した。タリバンの要求が勾留中の仲間の解放から身代金に変わったことで、揺れを読んだファン・ジョンミンが身代金の額を値切って将軍を追い詰めたのは、将軍と一外交官のどちらが鉄壁か? みたいな大勝負。
中盤、電話口から響いた銃撃の絶望感と、終盤、電話口から聞こえた大統領(凄すぎる)の声の昂揚感。
この手の映画は興味深い
複数の情報から真実を見つけ出す
極限境界線ってなに?
実際に起きた事件を基に脚色・ドラマ化している作品で、ようは決着の付いている事実の知られざる部分をどう嘘八百で盛り上げるかという話なわけで、比較的最近の日本映画で言えばFukushima 50みたいなもんだろうか。そっち観てないんで適当に言っているけど。
アフガン、タリバン、米軍、韓国政府、国家情報院などと、邦画だったら某国とか架空の組織名でウヤムヤにするところをリアルに実名出していくのはいいし(つーか当たり前)、冒頭のバス誘拐から一気に掴んで緊迫感がみなぎるものの、展開はひたすら直線的で、終わってみればクライマックスに至るまでの右往左往はすべて無駄なんじゃ?と思ってしまう話だった。情報院のキレ者風ヒョンビンは詐欺師にあっさり騙されてるし。
正義感あふれる交渉官ファン・ジョンミンもおもしろみに欠けるストレートな役柄。そもそも同胞を救うために体を張るほどの公務員がいるもんだろか? まあ、そこが本作のファンタジーなのだが、本邦を顧みるに、そんな役人や政治家がいるとは夢想すらできず…。同じアフガン舞台の実話ベースでもジェラルド・バトラーが無双するヤツの方がよかったかな(こっちも未見)。
なんかアイドルっぽいし、ぬるい(笑)
責任不在
行ってはいけない国に行ってしまった人質を助けるために外交官と工作員の18日間の物語です。元の事件についてはアンビリーバボーかなんかの番組で見たことあるかも程度の知識です。
なんとも言えない…。つまらないわけでは無いけれど、特段面白かったとも言えない出来でした。直近の「カンダハル 突破せよ」がアクションマシマシで突撃するタイプだったから、似たようなテイストの今作にも同じようなものを求めてしまったなと思いました。
まず元の事件の人質はなぜ自爆テロが横行する国に布教しに行ったのかが本当に意味不明で、その上で助けて欲しいなんておこがましいなと思いました。これは自己責任と言われても仕方がないとは思うんですが、なんでそこまでして危ない橋を渡ろうとするのか、これが最後まで納得いかずでした。
そいつらを助けるためという気持ち一心でやってくる外交官と工作員は本当に良い人たちで、精一杯の事を交渉でやってくれます。しかし絵面が地味なのが災いしてか、盛り上がってるはずのシーンでも盛り上がりは感じませんでした。
終わり方は無事に互いそれぞれの職務を全うしているという爽やかな終わり方だったのは良かったなと思いました。
どうしてもエンタメと史実の間を彷徨う韓国映画にはのれない傾向が自分の中にはあるみたいです。あとヒョンピンはマジでかっこいいです。
鑑賞日 10/29
鑑賞時間 11:35〜13:35
座席 C-19
アフガンで人質を取られた時点で勝てない。
実話ベースながら…
タリバンに拉致された韓国人を救出するために奮闘する、韓国外交部の外交官と国家情報院のスパイをファン・ジョンミンとヒョンビンがそれぞれ演じる。
いやしかし、このぐらいのちょっとしたエンタメ作品の面白さっていうことでは、韓国映画は完全にハリウッドを凌いでるよね。ヒョンビンがはじめの「ツン」からやがて先輩への「デレ」に変わる、って意味では現在続編公開中の「コンフィデンシャル 共助」と同じなんだけど、兄貴がコメディ畑のユ・ヘジンからファン・ジョンミンに変わるだけでこれほどタイトな感じになるのは面白い。
実話ベースながら実際にどんな交渉がなされたのかは明かされていないので、特に最後の交渉は「そうだったのかも」と思わせるリアリティ。
アクションも含めめちゃくちゃ面白く出来てるので、観ない手はない。お薦めです。
良く出来たサスペンスドラマ
ただ助けたい
正義感を振りかざしたり、上の指示だからと業務的に動いたりせず、純粋に「助けたい」という一心で拉致された人々の釈放に向かう主人公の姿。あまりにカッコよくて惚れた。「ただ悪より救いたまえ」でも同じこと思ったな。ファン・ジョンミンが表現する男に、とにかく憧れる。
どこまでが実際に起きたことなのか、事件の概要を詳しく知らないのでよく分からないが、交渉役の外交官・チョンと工作員のパクには頭が上がらない。尊敬。自分がこんな状況に立たされたらここまで現場に飛び込むことできないだろうし、大臣や翻訳者などのチームメイトですらめちゃくちゃすごいと思う。普通の映画だったら、あくまでフィクションだからと客観的に見ちゃうけど、この映画は違う。エンタメ性もありながらその場に立たされているような、かなりの緊張感があった。
演出は正直...微妙。
リアリティを追求するがために、アクションやサスペンス要素のド派手さは無い。脚色しているとは言えど、ベースは実話だから、そこは期待しちゃいけないのかな。にしても、映画に落とし込むならもっと振り切っても良かった気もした。基本的にテンポはいいから飽きはしないんだけど、会話が続くシーンは睡魔に襲われる。「ハント」と一緒で、暗い場面が多いんだよね。
映画としては色々とツッコミどころあるけど、主人公の生き様がとにかくカッコよくて胸熱だったから、予想以上に満足のいく作品だった。でも、「パーフェクト・ドライバー」のようなエンタメ全振りの韓国映画も、そろそろ見たいかな。ヒョンビン、またもやいい役してました。
「過大評価」w
2007年に発生したタリバンによる韓国人拉致事件を元にしたフィクション。
本作は実話を元にしましたが、人物や出来事は架空のものです。的な字幕で始まったけど…。
実際の事件についてはあ〜あったな〜ぐらいの記憶はあったけど、鑑賞後ちょっと調べたら、日付とかもいじっているんですね。これはフィクションです!を強調する意味合いかな?
宣教目的でアフガンを訪れた23人の韓国人がタリバンに拉致されて、韓国軍の撤退と収監されたタリバンメンバーの釈放を要求されて始まって行くけれど、次官や交渉人がアフガンに到着し、早速の高慢ちきっぷりの連続に、フィクションとはいえ流石K国さんという感じ。
まあ宣教は事実で色々問題になってますし、信仰に興味無い自分からしたら、ヤハウェもキリストもアッラーも同一の神様だし、そもそもおとぎばな…ですけどね。
どこまで事実か知らないけれど、言論の自由を訴えたいのか、TV局批判なのか、報道規制も出来ない政府批判なのかという展開も流石です。
個人的にはこういう情勢で宣教の為にアフガンに行った人達に同情するところは無いタイプなので、その辺のお涙頂戴が少なかったのは好感触。
まさかの連合軍という名の下、米国がこの国にそんな配慮、というか、そんなお願い聞いてくれるかよ!的なツッコミどころ満載なエンタメもあったけれど、そこそこスリングだし、2転3転の高衝撃もありなかなか面白かった。
ドローンの使い方が、、、
映画やドラマで使用される、
ドローンのショットは、
あまり評判が良くない。
これはドローンの映像が悪いのではない。
使用法が良くない。
ドローンの技術が高くない場合が多い。
そもそもカメラは、
登場人物の視点で見ているものを撮影、スクリーンに投影する。
登場人物以外でも、
神の視点、鳥の視点、昆虫の視点、それぞれリアリティを出すためにレンズを変えたり、
ステディカメラ、クレーン等を駆使したりいろいろ。
その中でも移動ショットというのは、人間の動作に沿って、
人間がどのように見えているかを基本ベースにしている。
空高く急上昇するショットなんて誰目線?違和感しかない、という事が多い。
本作は上手い!
ドローンが上手というのは、
カメラマンやドローンチームだけが上手いのではなく、
全スタッフキャストの連携が必要。
なので、
ドローンが見事なチームは、
シナリオも上手いし、
ケータリングも美味い。
そう、
帰るところがないひとはいない。
セリフだけでなく、
たった100分程度で魅せ切る技術の高いチーム。
どうして…
この映画を観る限り、アフガニスタンって、砂と岩のクニですね。此処で暮らすには、どんなルールが必要なのかな。
タリバンの語源は、神学校の学生という意味らしい。急進的に近代化を進める親世代より、貧しくとも、神と共に暮らす生き方をする祖父母世代に、戻ろうとする学生運動が、その始まりだとか。それがどうしてあんな事件起こすようになったのかは、分かりませんけど…。因みにジハード(聖戦)とは、自分の怠け心と闘う強い意志を指す言葉だったのが、いつの間にか、自分と意志がそぐわない者を殺戮する大義に変換されたらしい。変換したのは誰なの?。
こう書くと、三度の飯よりジハードが好きなヒト達を理解するのは、到底できないと考えちゃいますけど、それでいいのかな?。
私が、私の社会正義を振りかざしたところで、世界は微動だにしません。たださ、チョン室長みたいな交渉人がもう少し多くいたら、世の中今よりマシになると思いませんか?。使命の為なら、命を投げ出すパク工作員の覚悟はお持ちですか?。
私はタリバンを支持しません。ただ、アメリカが撤収すると、瞬く間にアフガンを手中に収めたのは、それだけの支持者がいたことを意味します。私達が理解できない社会正義を持つヒト達がいる。でも、同じヒトなら、傷つけ合う前に、交渉することができるかも。イスラエルとガザのヒト達も、早くそれに気づいてほしいものです。
どうして世界はいがみ合うんですかね。
室長!、出張できます?。
通訳さん、見つかりました?。
危険でも勝手に行く人と助けないといけない人
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