「XでもYでもZだろうが、どうでもいいじゃないか!」隣人X 疑惑の彼女 にゃろめさんの映画レビュー(感想・評価)
XでもYでもZだろうが、どうでもいいじゃないか!
原作未読にて鑑賞。
俳優陣はみんな良かった。
だいぶ良かった。
良かっただけに脚本の粗が目立ち、
もったいないなぁと思いました。
異星人というブッ飛んだ要素による
移民や多様性、偏見や差別といった
社会派ドラマになってほしくないなぁ。
と思いつつ鑑賞を進める。
しかしながら、社会派テーマに
持っていこうとする制作陣と、
それを抑え込もうという俳優陣の演技が
ぶつかり(?)中途半端になってしまいます。
あなたの愛した人が、移民だったらどうしますか?
愛した人に犯罪歴があったらどうしますか?
差別主義者だったらどうしますか?
なにかを詐称していたら?
裏の意図があって近づいてきたのだとしたら?
貴方の愛した人が、異星人だったらどうしますか?
そんなのどうだっていいじゃないか!
って、胸を張って言えますか?
では逆に。
相手の過去の経歴、手術歴、渡航歴、
犯罪歴、思想、家族、年収、交友関係…。
それを明かしてからじゃないと、
あなたは人を愛せないのですか?
と、自問自答しながらモヤモヤしながら
見終わりたかった。
なので、”3点ぼくろ”が出てきて興覚め。
「はい、この人は地球人」「この人はX」って、
明かしたからなんなの⁉
別の意味でモヤモヤしてしまいました。
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