「”異質さ”に対して」隣人X 疑惑の彼女 szmushiさんの映画レビュー(感想・評価)
”異質さ”に対して
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日本は、”異質”な存在が受け入れられにくい国なのかもしれない。
”X”として疑われる「柏木良子」と「林怡蓮」は”異質”な存在として描かれる。
良子は、30代半ばで結婚をしていない。コンビニと宝くじ売り場のバイトで生活してい
る。日本社会における”普通”から外れた存在である。
怡蓮は、日本語が理解らない。仕事でもプライベートでも意思疎通がうまくできない。
外国人であることが、怡蓮を”異質”な存在にしてしまう。
多様性がしきりに強調される日本社会。
しかし、”異質”な存在を無意識に排除してしまうのが日本なのかもしれない。
島国であり、外との交流が少なく、その中で生まれた文化が日本には根付いているのではないだろうか。
異質なもの、得体のしれないもの を恐れるのは、人間である以上仕方ないように思う。
しかし、そんな人間であること。日本人であること。自分であることを見つめてより良く生きていきたい。そう思う映画だった。
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