「今もこれからも永遠と続く人類のテーマ」隣人X 疑惑の彼女 masaoさんの映画レビュー(感想・評価)
今もこれからも永遠と続く人類のテーマ
最初に思ったのはやっぱりマスコミは
人を不幸にする存在でしかないなと思う
だけど良子の家族にとっては
よかったのかもしれないなとも思う
何も心のうちを話してくれない父が
ありのままを打ち明けてくれたのだから
「日本人」「台湾人」「隣人X」
どんな名称であろうとも
「その人の心」が何であるかが大切で
その心同士が通じ合って愛になる
こうして口にするのは簡単だけれど
実際に目の前にしたらそう言えるだろうか?
やっぱり最初はびっくりしてしまうだろう
目を見開いてしまうだろう
そのままフェードアウトするのではなく
向き合うことができれば
この世の中から少しずつ
偏見はなくなっていくのだろう
自分とは違う異質な存在がいれば
たとえ同じ日本人でも差別したり排除する
「隣人X」という存在は
誰かにとってのあなたかもしれない
偏見や中傷を好む人々がいるから
表現の自由という法律を盾にして
マスコミが群がるんだ
「多様性と愛」を訴えてくる作品が
多くなってきたと感じる
今に始まったテーマではない
これは人類にとっての永遠のテーマなのだ
ただの映画鑑賞で終わらせてはいけない
少しでも自分の感性に、生活に、刻んでほしい
隣人Xが迫ってくるシーンは少し怖いが…
個人的には「ハートフル」の分類としたい
煮物と指輪のシーンに泣いてしまった、
まわりの人はたぶん泣いてない
涙腺が相当脆いmasao氏なのであった
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