87分の1の人生のレビュー・感想・評価
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Amor fati
傷ついた心は再生するのだろうか?
アリソンの身に起きた事故は100%誰かのせいということもできないし、全部が全部アリソンのせいとは思えない。ダニエルがアリソンにぶちまけた言葉も事実ではあるが、言ってしまった本人も、聞いてしまったアリソンもとても辛い。
自分の人生に絶望をしてしまった人が立ち直るのってほんまに大変。仕事柄、依存症の人は関わったことがあるけれど、自分の意思ではどうしようもない、やらないと断言していた人が次の日には手を出す。今思うと、そういう人たちも心の闇みたいなものを抱えてたんかなとふと思った。
最後のアリソンへの手紙で書かれていた「運命を愛せ」という言葉。状況によっては残酷な言葉ではあるけれど、アリソンが周りの人たちと手を取り合いこれからの人生を歩んでくれることを心から祈る。
感想
罪悪感に苦しむアリソン。
言葉にしたら潰れてしまうからできない。
わかってるからこそ認められない。
ダニエルはアリソンを責めない。
近くにいるのつらいだろうと思った。
アリソンが他人でどういう人か知らなかったら、思いっきり責められたのに
彼女が言われても倒れないなら、いくらでも言えたのにと思った。
憎しみや罪に耐えられそうにないから彼女を支えることになる。どちらもつらい。
真っ向から向き合いすぎる。
でもいい交流。
アリソンが母親と話してるときの
昔の自分とは違うって話、わかる。
立ち直るのに重要なのは年数じゃないし、精神的な波もあって苦労してたけど、思ったより短い期間だと思った。批判ではなく感想。
歌が出てくるけど、英語で全然わからない。
少しわかりたいので検索してみる。
最後のとこ
自転車に乗ったアリソンのフィギュア。
87分の1の世界は親切な隣人がいて幸せで、模型を作ってる人が神で好きなようにできるって、そこに彼女を入れてくれた。
英語のタイトルは A Good Person だった。
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