さよならモノトーンのレビュー・感想・評価
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カレーにソースはいや
偏見に基づく剥き出しの悪意、共感なき善意の押し付け、頼ってきた者を見捨てる、差し伸べられた手を振り払う、など人を不幸にしたり孤立させたりする要素のオンパレードで正直しんどい映画であったが、つくづく親というのは子にとって選択も逃避も機会が無いという点で毒性最強だと思った。
元いじめっ子の扱いについては、言いたい事は解るけど、「いじめは加害者も不幸にする、だからおあいこ」みたいな誤解が出てくるのではと、ちょっと心配。
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色々な要素がつまった作品
裏話を聞くと
心の穴
シンマがネグレクトで叔父に保護されて育った心を開かない20歳の大学生が、家族代行サービスのバイトを始めて巻き起こる話し。
唯一の友人に無理やり連れて行かれた飲みの席でであった女の子に心配されながらも、いつも独りでバイトばかりという中で、家族代行のバイトで、両親と兄がいる家族の次男として通うようになって行くストーリー。
クッソなママのもとから連れ出したのは誰?とか、何でバイトに明け暮れていてそんなに金無いの?とか序盤は解りにくいところも多々あったけれど、徐々にみえてくると…何で主人公のまわりはこんなクソな大人ばっかなんだ!?
あらすじ紹介に記されている「安本家での仕事を通して、本当の「家族」という存在を知り始める」は全然そんな話しじゃないしw
友人たちにも打ち明けないながらも、置かれた環境から過去を振り返り、追い詰められてという展開で、なかなか壮絶なものがありとても面白かった。
ただ、終わりにしよう!って言った人はお残しがあるよね…。
それとグレーディングもうちょっと頑張って下さい。
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