さよならモノトーンのレビュー・感想・評価
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カレーにソースはいや
偏見に基づく剥き出しの悪意、共感なき善意の押し付け、頼ってきた者を見捨てる、差し伸べられた手を振り払う、など人を不幸にしたり孤立させたりする要素のオンパレードで正直しんどい映画であったが、つくづく親というのは子にとって選択も逃避も機会が無いという点で毒性最強だと思った。
元いじめっ子の扱いについては、言いたい事は解るけど、「いじめは加害者も不幸にする、だからおあいこ」みたいな誤解が出てくるのではと、ちょっと心配。
色々な要素がつまった作品
家族代行サービスという奇妙な依頼から進んでいく物語。
サスペンス要素もありながら家族がテーマの物語で、細かい所までよく考えられた脚本と魅力的な役者さんたちの演技でとても引き込まれました。
すでに劇場で2回観ましたが、数回観ることで理解が深まっていく映画です。
もう一度観たいです。
ヒューマンとサスペンスと色々お話の動きがあって、飽きずに見れた。た...
ヒューマンとサスペンスと色々お話の動きがあって、飽きずに見れた。ただ、全体的に重く、個人的にはあまり好きなお話ではなかったので、この点数です。
裏話を聞くと
以前見ましたが、今回監督さんと脚本家さんの舞台挨拶ありとの事で再観しました。
全体的に映像が暗すぎる感じと手ブレ感が気になりましたが、これが監督さんの演出で意図されていたと聞き納得しました。主演のセリフが少なく演技で訴えないといけない難しい役柄を初主演の中田さんがこなした演技力にか関心しました。
また内容が複雑でウワベだけで観ていると理解出来ない方が多いかと思いますが短い中で世の中や人間関係などの問題訴えている若手脚本家もあっぱれをあげたいと思います。
次回の作品にも期待したいと思いました。
あと、劇中の効果音が大きかったのですがこれも演出でしょうか? これはたぶん調整ミスでしょうね。
心の穴
シンマがネグレクトで叔父に保護されて育った心を開かない20歳の大学生が、家族代行サービスのバイトを始めて巻き起こる話し。
唯一の友人に無理やり連れて行かれた飲みの席でであった女の子に心配されながらも、いつも独りでバイトばかりという中で、家族代行のバイトで、両親と兄がいる家族の次男として通うようになって行くストーリー。
クッソなママのもとから連れ出したのは誰?とか、何でバイトに明け暮れていてそんなに金無いの?とか序盤は解りにくいところも多々あったけれど、徐々にみえてくると…何で主人公のまわりはこんなクソな大人ばっかなんだ!?
あらすじ紹介に記されている「安本家での仕事を通して、本当の「家族」という存在を知り始める」は全然そんな話しじゃないしw
友人たちにも打ち明けないながらも、置かれた環境から過去を振り返り、追い詰められてという展開で、なかなか壮絶なものがありとても面白かった。
ただ、終わりにしよう!って言った人はお残しがあるよね…。
それとグレーディングもうちょっと頑張って下さい。
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