「鬱屈した少女の青春爆破映」PIGGY ピギー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
鬱屈した少女の青春爆破映
ラストショットがキマってる。このラストショットから逆算して物語を作ったのではないかと思うほど。
紹介文には、リベンジホラーとなっているが、カテゴリーに収まるような作品ではない。抑圧され、鬱屈した少女の青春爆発映画とも言えるし、歪んだ愛の暴走ホラーとも言える。
血まみれになったサラが仁王立ちしているポスターは、スティーブン・キングの名作『キャリー』を彷彿させるが、この物語は、どこに向かって進んでいるのか最後までわからない。
サラをイジメた女が拐われてからの展開が、いったん日常に戻るという肩すかし。
殺人事件など起きない田舎ならではのスッタモンダが起きて、徐々に物語は進んでいく。
そんなに怖くもないし、スカッとする作品でもないが、記憶には絶対残る作品でございました。
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