「舐めてかかると泣きを観る」女優は泣かない きーろさんの映画レビュー(感想・評価)
舐めてかかると泣きを観る
映画の日1本目は
伊藤万理華目当てで選んだこの1本。
記憶に新しい「まなみ100%」では
体操部の先輩としていい味出してたのに
難病で亡くなる役で監督恨んだりしましたが
本作はストーリーを回していく準主役
童顔だけどセブンのティーンです。
往々にして予告が面白いと
本編が期待外れっていうジンクスがありまして
本作も面白そうに溢れた予告で
期待半分で鑑賞したのですが…
やられましたね。オリジナル脚本って
だいたい私小説みたいなしっとりした話か
はちゃめちゃのギャグ路線かに
きっちり二分している邦画界に現れた超新星は
仲畑広告映像所出身の有働佳史監督。
地元阿蘇の景観を余すことなく伝えるわけでもなく
「演出ですから」を口癖にした
若手ディレクターを配しながらもラストに向けて
淡々と伏線を積み上げていくスタイル。
あんまり言っちゃ無粋だけど
劇場内嗚咽の嵐で天邪鬼な題名も含めて
ものすごい監督が出てきたなと思いました。
ちなみに本編内のハンディの映像が全部まりっか。
自分本位の焦りに満ちた若者の役がぴったりでした。
タバコは吸わせる必要はなかったかな?
あと松葉杖って使い方合ってたのかしら?
................ここからは雑感......................
主役の蓮佛美沙子さんサルタク役の上川周作さん。
マナカナの三倉茉奈さんなどなど
脇を固めるみんなみんな最高でした。
ハマケンは本編に出ずに
エンディングのみ在日ファンクの方が
さりげなくて好みかもしれないです…
とはいえ胡散臭いプロデューサーは
ハマり役かなと思ったり。
映画の日生まれには
良い誕生日プレゼントでしたね🎂
いい映画でしたよね!
出てくる人がみな、いい印象が持てました。
賛同してくださる方がいて嬉しいです。伊藤さんよかったですよね。「サマーフィルムにのって」私も大好きです。