「涙と鼻水は花粉のせい?!」52ヘルツのクジラたち marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
涙と鼻水は花粉のせい?!
今日は朝早くから強風にあおられ花粉が大量に飛散してるのか、まだ始まってまもなく少年(桑名桃李くん)が貴瑚(杉咲花さん)にボロビニール傘を差しかけた時点で鼻水と涙が出てきました。なにせヒロインは杉咲花さんですものね!スギ花粉いっぱい飛びそうです。(失礼!)
本屋大賞の原作、くらいの下情報だけでなんの先入観もなしに鑑賞しましたがやはり初回上映回のまばらな観客中で嗚咽する音を聞かれないよう最大限の努力をしながらの鑑賞。時折メガネをあげて眼を擦る姿、近くのご夫婦には気づかれたんでしょうね!
杉咲花さん『青くて痛くて脆い』で不思議な違和感(魅力?)を感じた女優さんだなぁって思ってました。それまでは一緒に回鍋肉を食べてる友達に「なくなるよ!」って忠告したり、食パンを美味しそうに食べる女の子のイメージだけでしたが今回改めて素敵なそしてすごい女優さんだって実感しました。
その美しい顔立ちと、もうずいぶん前になりますがNHKドラマ『女子的生活』でまさにトランスジェンダーの役を演じられて「キレイなお兄さん(お姉さん?)だなぁ」って思ってた志尊淳さん、なかなか主役での活躍は少なかったですが今回のアンさんはよかったです。ネタバレになりますがこの映画の中ではとても残念な結末でした。
『島唄』のお父さんを持つ宮沢氷魚さん、今回は珍しく悪役でしたね。結構好きだった黒島結菜さんとの(これから生まれてくる)お子さんには優しくしてあげてください。(だから役柄ですって!)でも本物かって思わせる悪人ぶりは若干オーバー演技気味ではありますが憎たらしかったので合格です。西野七瀬のクズぶりも圧巻です。
あといつもながら脇を締める倍賞美津子さん、余貴美子さん、安定の域ですね。
先週の『夜明けのすべて』に続き様々な社会問題をこれでもかって散りばめたストーリーは途中とめどなく落ち込む内容にはまりがちでしたが、エンディングはなんとなく光が見える形でホッとしました。桑名桃李くんの笑顔に救われました。
花粉症を抜きにしても今年一番泣いたかも。色々考えさせていただきましたがやはりたくさんの皆さんに観て考えていただきたいと思う作品でした。よかったです。
ゆきさん
共感&コメントありがとうございます。私は周りが女子高生ばかりの中で鑑賞したりできる強者ですが、かえって日頃うるさくしてる彼女たちがしんみり、時おり鼻を啜る音なんかはいいBGMだなぁなんて思います。
コメントありがとうございます。
楽しみにしていた作品だからこそ、周りの環境が悪く集中出来ないと悲しくなりますよね( ; ; )
映画ファンとしての試練でしょうか。。
私も花粉症で鼻水涙まくりなんですが、こちらもこれから試練ですね
( ̄∇ ̄)
本作は重いテーマが盛りだくさんで、観ていてしんどくなりましたが、ラストは少しの希望をみせてくれた。救われた気持ちになりました。
それにしても!
↓お二人のやりとりに笑いました
(^。^)