杉野遥亮&「flumpool」山村隆太、松下奈緒主演作「風の奏の君へ」に出演! 特報公開
2024年2月28日 04:00
松下奈緒が主演する映画「風の奏の君へ」に、杉野遥亮と山村隆太(flumpool)が出演していることがわかった。ヒロインを演じる松下を奪い合う兄弟役に挑戦する。あわせて、ティザービジュアルと特報映像が公開された。
お茶の名産地である岡山県美作(みまさか)地域を舞台に、同地を訪れたピアニスト・青江里香(松下)と、茶葉屋を営む兄弟をめぐる物語。監督・脚本を務めるのは、映画の舞台となった岡山県美作市で育った大谷健太郎。原案は「透き通った風が吹いて」 (著:あさのあつこ/文春文庫刊)。「美作の小説と映画を全国に!」という構想から製作された。
杉野が演じるのは、里香と運命的な出逢いを果たす真中渓哉。その兄で、過去に里香と何かしらの関係があったと思われる真中淳也に、山村が扮することになった。「歌唱時機能性発声障害」であることを公表し、一時は音楽活動を休止するも見事復活を果たした山村は、本作がスクリーンデビュー作となった。
特報映像は、松下の演奏シーンが収められている。ピアニストだからこそ自身とリンクするような迫真の演奏が、本編でいかに活かさせているのかにも注目だ。ロケ地となった茶畑の風景も確認でき、天空の茶畑とも呼ばれ、そこを訪れる人たちを魅了する隠れた名所。その美しい景色の中で、里香の命を燃やすような儚い恋を描く物語が垣間見える。
「風の奏の君へ」は、初夏に新宿ピカデリーほか全国公開。コメントは以下の通り。
【松下奈緒】
今作ではピアニスト役ということで自分自身と重なる部分も多く、やはり感情を揺さぶられる瞬間が1番美しい音楽になるのだと実感しました。
美しい美作の風景の中で撮影できたことは演じる上でとても心強い味方になってくれました。
里香は風のように現れて風のように去っていきます。その短い時間で彼女の残した証を感じ取っていただけると嬉しいです。
【杉野遥亮】
映画『風の奏の君へ』に真中渓哉役で出演する事になりました、杉野遥亮です。振り返ると岡山の自然の中でこの映画を撮影できて、とても気持ちよく、嬉しかったことを思い出します。またその土地でお世話になった方も沢山いるので、完成作をお届けできる事、良かったあ。と、思います。是非、劇場にて登場人物の魅力や岡山の自然を体感してみてください。
【山村隆太(flumpool)】
身に余る光栄にただ震えるばかりですが、いただいた淳也という役に、僕がこれまで生きてきた上での葛藤や挫折、故郷や人との出会いなど全ての経験を込めて演じました。松下奈緒さんや、杉野遥亮さんに演技を通して引っ張って行ってもらう中で、自分の大切な感情や許せなかった過去を再認識できて、物語の最後にかけては、淳也なのか山村なのかわからなくなるほど淳也にのめりこむ自身がいる感覚になりました。こんな未熟者にこのような機会をいただけて心から光栄に思います。