ファンタスティック4 ファースト・ステップ : 特集

2025年7月7日更新

【尋常でなく期待してる映画】地球、そして全人類滅亡の
危機…“命より大事な誰か”のためなら自分の限界を超え
られる。心から共鳴し、体の底から不思議な力が湧く、
「アルマゲドン」を彷彿させる感動スペクタクル

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※※7月25日追記/記事の後半に、映画.com編集部による鑑賞レビュー(ネタバレなし)を追加しました※※



こんな映画を“待っていた”――。



映像をひと目見た瞬間、そんな風に“心”が叫んでいた映画が「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」(7月25日公開)。日に日に期待感は膨れ上がり、今では「絶対面白いだろ、これ」と半ば確信しちゃっている作品です。

“超大作のスケール感”“感動の予感”は抜群(「アルマゲドン」を彷彿させるレベル)ですし、なにより映画に込められたテーマ&メッセージもぶっ刺さっていまして――この作品は、絶対に、絶対に、絶対に1本の映画として“格別”な仕上がりになっているはず……!!!!

何故そう思うのかって? もちろん理由があります。

あなたの期待値をアップさせる“ワケ”をお伝えします!


【予告編】この4人を、全人類が待っていた

【なんだこの“むちゃくちゃ刺さる”映画は…!】
これはもしかすると“私の人生に直結する一作”では?

リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(演:ペドロ・パスカル)
リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(演:ペドロ・パスカル)

映画.com編集部には、本作を「絶対に見る!」と毎日のように宣言しているメンバーがいます。私です。本編鑑賞前なのに異常にハマっている理由があるんです。


●筆者紹介
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●[特報・予告編に、理屈ではなく、一瞬で引き込まれた]
観れば観るほど、物語に没入していく。本編を観たくてたまらなくなる…一体なぜ?
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きっかけは、特報・予告編でした――。


筆者の仕事柄、映画の特報・予告編は毎日のようにチェックしています。

で、あるんですよ、ごくごくたまに理屈ではなく一瞬でのめり込み、映像から放たれる“引力”によって作品に惹きつけられるものが。それが「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」でした。

これほど興味を持つとは――自分でも意外でした。普段は社会派の邦画などをよく観ますし、これまでも「アベンジャーズ」などは鑑賞していますが“ファン”と自称するにはおこがましい……。

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でも、本作はジャンル云々というよりも「1本の映画として、シンプルに面白そう」と思ったんです。どういうわけか観れば観るほど、そして新たな映像が出るたびに“引力”が強くなっていく。なぜだろう? 不思議に思って、考え続けた結果、ひとつの“答え”に辿り着きました。


この映画は“自分の物語”だったんです。


●[スケールは“地球規模”…なのに“共感”が止まらない]
大切な“誰か”を守るために、自分の限界を超える――壮大なフィクションが“自分自身の物語”になる予感がひしひし これは“私の映画”であり“あなたの映画”なのかもしれない、「アルマゲドン」を彷彿させる感動スペクタクル
ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(演:ジョセフ・クイン)
ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(演:ジョセフ・クイン)

あらゆる人の“それぞれの境遇”につながり、自分自身の記憶に深く結びついていく――。本作の物語はここが重要なポイントだと感じていて、筆者に刺さったのは「大切な誰かを守るために、自分の限界を超える」というメッセージでした。

主人公のリードは、我が子が生まれるという“幸せの(そして未来へのちょっとした不安も)ピーク”。そんな状況下で“地球規模の危機”に対峙します。愛する家族、そして人類すべてという“命よりも大切な誰か”のためなら、己の限界を超えて戦うことができる――予告を見た限りではそんな気迫が感じられて、そこが深く響いたんです。

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筆者にも子ども、そして家族がいます。“彼ら”のためなら、自分がどれほど辛くても身を投げうつことができる(実際にそう思ったことが何度もある)。主人公たちが立ち向かうと思われるのが“死ぬかもしれない戦い”――だからこそ、予告でも確認できる「必ず守ります」という決意のセリフが、言葉以上の重みを持って胸に届きました。

描かれる物語のスケールは壮大なのに、共感度は爆上がり。きっとこの感覚は“家族を持つ”筆者だけに限ったものじゃなくて、友だち、恋人、親族、推しの人など、“自分よりも大切な“誰か”がいる人にとっては“あなたの映画”にもなり得ます

スー・ストーム/インビジブル・ウーマン(演:バネッサ・カービー)
スー・ストーム/インビジブル・ウーマン(演:バネッサ・カービー)

そして宇宙から飛来する人類の危機に立ち向かう展開は、「アルマゲドン」によく似た感動スペクタクルの予感も濃厚に漂います。ちなみに、予告編へのコメントには「もう泣いてる」「この世界に強い愛着がわいてる」と感情的なものがわんさか。私だけでない、既に心が震えちゃっている“仲間たち”を見つけたみたいで嬉しくなっちゃいました。

本作「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」は、私の人生に殴り込みをかけてくる予感がひしひしとしています。


なんだこの、“刺さる映画”は――。



【ネタバレなしレビュー】“時が止まる”衝撃のラスト…
「アベンジャーズ ドゥームズデイ」へ、期待急上昇!!

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ここからは、本編のネタバレなしレビューをお届け! 7月22日に行われた“日本最速上映”に、映画.com編集部のメンバーも参加してきました!

前述の通り“尋常ならざる期待”を携えて“目撃”したところ、「この映画、好きかもしれない」という予感が大・大・大的中!!! 「この映画、大好き!!」となった理由と、マーベル初心者もファンもみ~んな楽しめるポイントを語らせてください!!!!


●先に言わせてください。この“ラストの衝撃”だけは絶対に、絶対に、絶対に映画館で見て!!!! 「アベンジャーズ ドゥームズデイ」へのカウントダウンが“確実”に始まっている――
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いきなり“ラスト”のことについて言及します。なによりも先に言いたいほどすごかったんですよ……!

ラストシーンの“衝撃”は、いまだに脳天に突き刺さったまんまで、これが全然抜けやしない!!!! 超満員のIMAXシアターで観たんですが、あれだけ多くの観客があまりの出来事すぎて静まり返り、(いい意味で)すさまじい雰囲気になっていました……!

まさに劇場内の時間がピタリと止まったような感覚。具体的に何が描写されるかなんて野暮な説明は一切しませんが、「アベンジャーズ ドゥームズデイ」(2026年12月18日公開)へのカウントダウンが、この映画からついに始まった感もありました。

ベン・グリム/ザ・シング(左/演:エボン・モス=バクラック)
ベン・グリム/ザ・シング(左/演:エボン・モス=バクラック)

これまでのカウントが「10」だとしたら、本作で「4」に――そう、それほど“ドゥームズデイ”に近づくような衝撃と、今後への期待感が、「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」には充満しているのです!

だからこそ、“この記事を読むあなた”は絶対に観に行くべきだと、ネタバレを食らう前に何が何でも観るべきだと、強烈にオススメします!


●“最強・最悪の敵”の狙いは、ファンタスティック4の“新たな家族”――差し出せば“全人類”は助かる、でも、その答えはあり得ない……究極の選択における“極限の葛藤”に大打撃→だから“守る闘い”がとんでもなくアツい!!!!
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そしてとても好きで好きでたまらなかったのが、ストーリーの良さでした!

予告編から「大切な誰かを守るためなら、自分の限界を超えられる」というテーマに期待をこめていましたが、実際に観ると、そんなテーマが胸に深く刺さりつつ、さらに予想を超えた展開が待ち受けていたので、個人的には、現時点で最も“ぶっ刺さった”マーベル映画だと感じました!

で、“予想を超えた展開”とはなにか? それは「守るべきは、愛する家族か?全人類か?」という究極の選択でした。

ファンタスティック4のリーダー、リード(ペドロ・パスカル)と、スー(バネッサ・カービー)の間に、新たな家族・フランクリンが生まれることに。そんな折り、“無限の飢え”を抱える宇宙神ギャラクタスが、地球を食い尽くそう(目的がヤバすぎる)と、ファンタスティック4と激突するのです。

自由の女神像より遥かにデカいギャラクタス
自由の女神像より遥かにデカいギャラクタス

と、ここからがまたとんでもない展開でして……なんとギャラクタスは、どういうわけか「その子ども(=フランクリン)を差し出せ、さもなくば地球を滅ぼす」と宣言し、ファンタスティック4に究極の二択を迫る……!!(なぜフランクリンを狙うのか、本編で明かされるのでご注目を)

人類を守るために、命よりも大切な我が子を差し出すか。それとも愛する我が子を守るために、人類を見捨てるか――その問いを突きつけられた“ファンタスティック4”の苦悶の表情に、もうね心をがっつりとつかまれまして……僕も頭の片隅に“大切な存在”を思い浮かべながら観ていたんですが、無理なんですよ、答えなんか出るわけないんです。

でも戦うんです、もがくんです、愛するすべてを救うために。

“ギャラクタスの使者”シルバーサーファー
“ギャラクタスの使者”シルバーサーファー

この“瞬時に自分事となる葛藤”がストーリーへの没入感を高めていて、もう問答無用に感情が高ぶって高ぶって。だからこそ、最終決戦となる“守るための闘い”もとっっっってつもなく胸アツで、激アツなものになっていく。ギャラクタスへの勝率が“0”から1、2、3、4……と徐々に上がっていく感じも、もうたまらん!!!!

そして訪れる、さらにさらに胸がアツくなるクライマックスシーン。観客の中には涙を拭っている人も――そうなんです、そうなんですよ、興奮と感動の合わせ技に感情がぐわんぐわんと揺さぶられちゃうんですよね……!


●「『マーベルがこれまでに作った最高のもの』のひとつ」→完全同意だし“語り合いたくなる”ポイントだらけ しかも“予備知識ゼロでも楽しめる”を実現しているのも最高すぎて……“凄さ”を体感するためにも映画館へ急いで!!!!
ワールドプレミアの様子
ワールドプレミアの様子

本作がぶっ刺さっているのは僕だけ? いやいや、既に世界レベルで“愛されている”んです。

海外メディア「バラエティ」も絶賛を寄せており、


「『マーベルがこれまでに作った最高のもの』のひとつ。素晴らしいビジュアルと主要キャストの優れた演技」


この評価には“全力頷き”ですよ。日本最速上映をともにした観客からも、SNSを中心に「最高面白かった!」「家族や大切な人と見てほしい」「今後のマーベルがさらに楽しみになった」という感想も多く上がっていました!

ワールドプレミアの様子(左からジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック、バネッサ・カービー、ペドロ・パスカル)。スー・ストーム役のバネッサ・カービーは妊娠している。
ワールドプレミアの様子(左からジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック、バネッサ・カービー、ペドロ・パスカル)。スー・ストーム役のバネッサ・カービーは妊娠している。

そして、そのほか具体的にどこが良かったのか、どうしても伝えたい魅力だらけだったので、あと少しだけ語らせてもらいます!!!!

まず、宇宙のワームホールを舞台にしたコズミックアクションがすごかった! ワームホールでのチェイスなんて初めて観た気がしますし、超絶惹きつけられました。何ならブラックホールも登場して、スクリーンに吸い込まれそうになっちゃって――なので、IMAXなどのラージフォーマット鑑賞“絶対推奨”です!!!!

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あとは、スー・ストームの“スピーチ”にも魂を揺さぶられた!!! 「子どもをギャラクタスに引き渡せ」と主張する群衆に向かって、母として、ヒーローとして、いや、ひとりの人間として語りかける“言葉”は本当に美しく、力強く、勇気を与えてくれて――。

あとは最終決戦で披露される“家族”だからこその連携アクション、それを活写する“重力を忘れたかのような”カメラワークも魅力的で魅力的で――あぁ、規定の文字数を大幅に超過してもまだまだまだまだ語り足りない!!!!!

チームをサポートするロボット「ハービー (H.E.R.B.I.E.)」
チームをサポートするロボット「ハービー (H.E.R.B.I.E.)」
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色々言いましたが、何より凄いのは「マーベル知識が全くなくても、1000%楽しめる」という点です。“1本の映画”としての成立具合がパーフェクトに感じましたし、マーベル世界への“ファースト・ステップ”にもなり得る。にもかかわらず、これまでのマーベルファンを心の底から楽しませてくれる。

そんな“奇跡の両立”を果たしている映画なんてそうそうない。だから――



今すぐ“ファンタスティック4”に会いに行って!!!!



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