コラム:Celeb☆Graphy セレブ☆グラフィー - 第10回
2014年9月11日更新
【Vol.10】セレブのヌード写真&セックステープ流出騒動、過去の事件で知っておきたいのはこの4つ!
世界中に衝撃をもたらした、ジェニファー・ローレンスたちのヌード写真流出事件。残念なことに、セレブたちのプライベートな写真やビデオが違法な手段でばらまかれたのは、これが初めてではありません。今回は、過去に起こったセレブたちのヌード写真&セックステープ流出事件のなかから、知っておきたい4つをピックアップしました!
<1> スカーレット・ヨハンソンらのプライベート写真ハッキング&流出事件セレブのヌード写真流出と聞いて思い出すのは、スカーレット・ヨハンソンたちが被害にあった2011年の事件。それ以前にも、08年の当時15歳だったマイリー・サイラスの露出多めなプライベート写真をはじめ、09年にはアシュリー・グリーン、11年初めにはブレイク・ライブリーのヌード写真がハッキング&リークされていました。が、このときはターゲットになったセレブの数が、なんと50人にも上ったんです。
自撮りしたトップレス写真などがバラまかれちゃったスカヨハは、その写真はライアン・レイノルズと結婚していた当時に彼へ送るために撮ったものだったと、雑誌のインタビューで告白。しかも、「私は自分のベストアングルを知っているの」と自信満々で、ヌード写真を撮るのは「悪いことじゃない」とあっけらかん。ほかのセレブたちも、きっと似たような感覚なんでしょうね。だから、みんなセルフィーを撮りたがるわけだ。
【そのほかの被害者】:クリスティーナ・アギレラ、ミラ・クニス、バネッサ・ハジェンズ、ジェシカ・アルバ、セレーナ・ゴメスら【結末】:約1カ月後に、FBIが当時35歳の男性を逮捕して一件落着。犯人はハッキング、ID盗用、盗聴など26件の罪に問われ、裁判の結果、禁固10年の刑が下されました。
<2> キャサリン妃のトップレス姿パパラッチ事件
2012年9月、南仏でウィリアム王子とバカンス満喫中のキャサリン妃が、トップレス姿をパパラッチされてしまいました。しかも、1カ月前には、ヘンリー王子が女性たちとストリップゲームに興じる全裸写真が、ゴシップ紙にデカデカと載ったばかり。ロイヤルファミリーのハダカまで餌食にするパパラッチ、恐るべし!
キャサリン妃が日光浴をしている時に盗撮されたトップレス写真を、フランスのゴシップ誌クローザーをはじめ、複数のメディアが掲載。ウィリアム王子とキャサリン妃は、「このようなおぞましく、許しがたい方法で、プライバシーを侵害されたことを非常に悲しく思っております」と声明を発表しました。この事件で故ダイアナ妃の悲劇を思い出した人も多かったなかで、アメリカの不動産王ドナルド・トランプは、「撮られるほうが悪い!」とプリンセスに喝! それも一理あるけど、「休暇中も気を抜くな」なんて、そりゃ酷でしょー。
【結末】:英国王室がクローザー誌を訴え、フランスの裁判所は同誌に対してオリジナル画像の引き渡しと、問題の写真を再び掲載するたびに罰金1万ユーロ(現在のレートで約136万円)を支払うように命じました。翌13年5月には、同誌を所有するイタリアの出版社のCEOと、同じ撮影ポイントからキャサリン妃の水着写真を盗撮した仏紙のカメラマンがプライバシー侵害の罪で刑事訴追。でも、このカメラマンはトップレス写真については無実を主張していて、真犯人は別にいる可能性もありそう。<3> もっと過激!? セックステープ流出事件
お騒がせセレブの代名詞といえるパリス・ヒルトンも、今ではアメリカでお茶の間の顔となったキム・カーダシアンも、一気に知名度がアップするきっかけとなったのは、なんとセックステープの流出でした。
【パリスの場合】:2003年、テープに映っている当の本人、元カレの映画プロデューサーがリーク。パリスは、元カレと動画を配信した会社を名誉毀損などで訴え賠償金3000万ドル(約31.6億円)を要求しましたが、最終的には4万ドル(約421万円)で示談が成立。さすがリッチガール、ずいぶんとまけてあげたもんです。その後、問題のテープは「ワン・ナイト・イン・パリス」という題名でアダルトビデオとして販売されて大ヒットしたとか。これには、お金に困らないパリスでも、「賠償金をもっともらっておけばよかった」と思ったはず。この騒動直後、リアリティ番組「シンプルライフ」がスタートし、世間離れした彼女はお騒がせセレブとして定着しました。【キムの場合】:元カレ、R&Bシンガーのレイ・ジェイとのセックステープが、2007年にアダルトビデオの大手企業によってネット配信されちゃいました。この会社は、第三者から100万ドル(約1億円)で買い取ったとして、「キム・カーダシアン:スーパースター」ってタイトルで発表。テープの公開前から「プライバシーの侵害」だと主張して裁判を起こしたキムだけど、500万ドル(約5.3億円)で和解を提示されてあっさりOKしたんです。その結果、スキャンダルを逆手とってキャリアアップに大成功! 勝ち組になる秘訣は、計算高さと割り切りのよさ!?
<4> エディソン・チャンのセックス写真流出事件&引退騒動
未成年の少女と関係を持ったという大スキャンダルの証拠ビデオが流出したロブ・ロウ。セックステープをポルノ業者に売り渡そうとした元カノを訴えたコリン・ファレル。セックステープやヌード写真の流出は、俳優たちにとっても命取りになりかねません。なかでも香港の若きスター、エディソン・チャンは、有名女優や人気アイドルを含む多数の女性とのセックス画像がネット上に流出し、大ピンチに……。
【原因】:2006年、パソコンを修理に出したときに、保存されていた画像データを業者に盗まれる。流出事件が起きたのは08年。【結末】:パソコンの修理業者ら9人が逮捕され、写真をインターネット上にアップした人物に禁固8カ月半の刑がくだる。
【引退騒動とその後】:写真を撮影した張本人のエディソンは、謝罪の記者会見を開いて、責任をとるために香港映画界から引退すると宣言。どこに落とし穴があるのか、わかったもんじゃないですね。しかし、“暴れん坊”と呼ばれた彼が、おとなしく引き下がるわけがありません。アメリカにトンズラしている間も、香港ではファッションブランドを継続。復活のタイミングを虎視眈々と狙い、事件から約2年後には台湾で芸能活動を再開して、米映画「Almost Perfect」にも出演。今年は、北京語のドラマに主演して中華圏で本格的な俳優復帰を果たしました。ところが、SNSで侮辱コメントを送ってきたユーザーに激怒。その人の名前と顔写真を公開して“捜索”を呼びかけていて、暴れん坊っぷりは相変わらず。事件から6年、来月には34歳だし、そろそろオトナになってもいいんじゃない?
人気者だからこそプライベートまで探られてしまうセレブたち。恥ずかしい姿が世間にさらされちゃったのはかわいそうだけど、狙われるスキがあったのも事実。散々な目にあわないように、“お宝”写真はしっかり隠しておかないとね。