舞妓さんちのまかないさん

舞妓さんちのまかないさん
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採点

シリーズ紹介

第65回小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数270万部を超える小山愛子氏の同名人気コミックを、是枝裕和監督が映像化。京都・祇園の舞妓になることを夢見て、親友のすみれと青森から京都へやってきたキヨ。舞妓たちが共同で生活する屋形に住み込み、稽古に励んでいたキヨだが、舞妓には向いていないから故郷に帰るようにと言われてしまう。しかし、みんなのために作った親子丼が評判となり、「まかないさん(=ごはんを作る仕事)」として屋形で働くことになる。一方、すみれは「100年に一人の逸材」として祇園の花街で名を馳せていく。

ジャンル:ドラマヒューマン

原題:舞妓さんちのまかないさん
製作国:日本

シリーズ

スタッフ・キャスト

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ドラマレビュー

5.0舞妓さんの世界を垣間見つつ、京都観光気分

ぽんさん
2024年10月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

萌える

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ぽん

4.5是枝監督の柔らかな世界〜〜

2024年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

京都の舞妓さんに憧れ、中学を卒業後、青森から京都にやって来たキヨとすみれ。
キヨは料理上手なお婆ちゃんに育てられた料理以外はちょっと不器用な女の子。
すみれは人一倍努力家の女の子。
しきたりの厳しい舞妓の世界で、
何かと不器用なキヨは舞妓さんには向いてない、他の道を探しなさいと言われ、
青森に帰る決心をした時に、舞妓さんや見習いさんが住む
屋形(やかた)のまかないさんが腰を痛めてリタイアしてしまい
料理が上手なキヨは急遽、まかないさんとして働くことに〜〜。

中卒だから15〜6歳の女の子達の成長を描く内容で
少女や子供の自然な表情を引き出す手腕にかけては
本当に見事な是枝監督が、美しい京都、祇園の景色を背景に
情緒豊かに作ったドラマとくれば観ない訳はないわね〜。

祇園花街(カガイ)の舞妓や芸妓の衣装や四季のしつらえに
美味しそうなメシテロ映画とくれば、もう、映像的にも
てんこ盛りであります。

で、ネットドラマはそれほど観てない
中途半端なドラマ好きとしては

原作のコミックは未見ですが、テレビアニメの方は全話鑑賞。
一時、ネット上で話題になった舞妓さんの労働環境が
子供への強制労働に当たるのでは?と言うダークな部分も
きちんと物語の中で触れられており
そんなところが、誠実な作品作りだと感じました。

考えてみれば高校野球の有名校の選手達、
末はプロを目指そうかと言う高校生は合宿生活で、
中々に厳しく管理されて野球に明け暮れるのだから
伝統芸能の舞と文化を引き継ぐ彼女たちも
同じような生活というのも、ま、そんなものか〜
と思ったりします。

そういった部分をしっかりクリアにしつつ、
原作には無いが、大人の鑑賞にも耐えうる部分として
少女たちを見守る大人達や先輩芸妓の悲喜交々をも
丁寧に織り込むことで、しっかりしたドラマとして
全9話の最後に大きな感動が待っていました。

日本文化を発信する作品として、日本人はもちろん
海外の人にもぜひ観てほしいし作品です。

何気ない少女たちの微笑ましい小さなやりとりが
本当に心に沁みる良作です。

星のナターシャnova
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