国内映画ランキング : 2013年7月20日~2013年7月21日
映画ランキング : 2013年7月23日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2013年7月20日~2013年7月21日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | 上映週 | |
---|---|---|---|---|
1 | 初 | 1 | ||
2 | 1 | 3 | ||
3 | 2 | 2 | ||
4 | 3 | 4 | ||
5 | 4 | 3 | ||
6 | 5 | 3 | ||
7 | 6 | 3 | ||
8 | 8 | 5 | ||
9 | 7 | 2 | ||
10 | 10 | 3 |
「風立ちぬ」がV。興収100億円超えに向け、順調なスタート
参院選は自公が制し、映画興行は宮崎アニメが圧勝した。7月20日、全国454スクリーンで封切りとなった「風立ちぬ」は、オープニング2日間で動員74万7451人、興収9億6088万5850円を叩き出し、上々のスタートを切った。これは、08年の「崖の上のポニョ」(興収155億円)対比で93.7%、10年の「借りぐらしのアリエッティ」(興収92.5億円)対比で107.3%(いずれも興収で比較)という水準。
「宮崎駿監督作品にしては大人向けなので、ファミリーの動員が難しいのでは」「題名に『の』という文字が入ってないのでヒットしない」など一部のネガティブな意見をものともせず、興収100億円以上を十分に狙える見事な飛び出しを見せている。
2位から6位までの各作は、前週から順位を1つずつ下げている。2位の「モンスターズ・ユニバーシティ」、3位の「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速(しんそく)のゲノセクト ミュウツー覚醒」まで、上位3傑がアニメで占められているのは、今年の4月と同様の現象。その際は「DRAGON BALL Z」「シュガー・ラッシュ」「ドラえもん」で、いずれもディズニー作品が1本混じっているのが共通点。
基本的に、大型連休は邦画・洋画ともにアニメが強く、今週もトップ10作品中半分がアニメ。もう1本、大友克洋らによるオムニバス・アニメ「SHORT PEACE」が25スクリーンでの小規模公開ながら、12位で大健闘とのこと。
今週末は、「終戦のエンペラー」「ペーパーボーイ 真夏の引力」などが公開。今月いっぱいは、上位陣にそれほど大きな変動は見られないだろう。
2013年7月23日更新 駒井尚文