全米映画ランキング : 2009年4月24日~2009年4月26日

全米映画ランキング:2009年4月27日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2009年4月24日~2009年4月26日
(金額・順位は確定前のもの)ロイター提供

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 オブセッション 歪んだ愛の果て 1 28,500,000 28,500,000
2 1 セブンティーン・アゲイン

17 Again
「セブンティーン・アゲイン」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

2 11,665,000 39,970,000
3 アルティメット・ファイター 1 11,441,000 11,441,000
4 路上のソリスト

The Soloist
「路上のソリスト」

Dreamworks/Universal
(東宝東和)

1 9,715,000 9,715,000
5 アース

Earth
「アース」

Disneynature
(ギャガ・コミュニケーションズ)

1 8,554,000 8,554,000
6 4 モンスターVSエイリアン

Monsters vs. Aliens
「モンスターVSエイリアン」

DreamWorks/Paramount
(パラマウント)

5 8,524,000 174,817,000
7 2 消されたヘッドライン 2 6,891,000 25,124,000
8 3 ハンナ・モンタナ ザ・ムービー 3 6,372,000 65,590,000
9 5 ワイルド・スピード MAX 4 6,062,000 145,224,000
10 6 アドレナリン ハイ・ボルテージ

Crank 2: High Voltage
「アドレナリン ハイ・ボルテージ」

LionsGate/Lakeshore
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

2 2,400,000 11,518,000

ビヨンセ主演のサスペンスが首位デビュー。「路上のソリスト」は4位

4本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、ビヨンセ・ノウルズ主演のサスペンス「Obsessed」が、業界の予想を大きく上回る約2850万ドルのオープニング興収をあげて見事首位デビューを果たした。幸せに暮らす黒人夫婦の前に、会社員の夫をストーキングする派遣社員の白人女性が現れ、妻(ビヨンセ)と、その女性派遣社員が死闘を繰り広げるというストーリー。出演は夫デレクにイドリス・エルバ、女ストーカー・リサにアリ・ラーター。監督は「デクスター」「ER」など様々なTVドラマを手掛けてきたスティーブ・シル。大半の批評家からは酷評されているが、4月公開作では歴代7位のオープニング成績、そしてソニー傘下スクリーン・ジェムス配給作品では歴代2位の好成績となった。興収約1140万ドルで初登場3位にランクインしたのはチャニング・テイタム主演のアクションドラマ「Fighting」。ニューヨークのアンダーグラウンドで違法賭博として行われているストリート・ファイトの世界に足を踏み入れた青年の物語。監督はロックバンドのボーカリストを経て映画の世界へと足を踏み入れた変わり種ディト・モンティエル。共演にテレンス・ハワード、ルイス・ガスマン。そして4位デビューとなってしまったのが、「プライドと偏見」「つぐない」のジョー・ライト監督が、ロサンゼルスを舞台にコラムニストとホームレスの友情を描いた人間ドラマ「路上のソリスト」。ロバート・ダウニー・Jr.&ジェイミー・フォックスという実力派スター2人の共演だったが、オープニング興収は1000万ドルに届かず。作品の評価はそこそこ高いが、製作費約6000万ドルの回収はかなり厳しい状況になっている。脚本は「イン・ハー・シューズ」「エリン・ブロコビッチ」のスザンナ・グラント。共演にキャスリーン・キーナー。また5位には日本では昨年1月に公開済みのドキュメンタリー「アース」が初登場でランクインした。09年サマーシーズンの幕開けとなる今週末はヒュー・ジャックマン主演の「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(「X-MEN」シリーズのスピンオフ)、マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー共演ラブコメ「Ghosts of Girlfriends Past」が公開される。

2009年4月27日更新 藤井竜太朗

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