クリスチャン・ベール「ターミネーター4」を3度断っていた
2018年1月28日 11:30
[映画.com ニュース] 演技派俳優クリスチャン・ベールが、ジェームズ・キャメロンが生み出した大ヒットSFアクションシリーズの第4作「ターミネーター4」への出演を未だに後悔していると、米MTVのインタビューで告白した。
マックG監督がメガホンをとった同作は、“審判の日”から10年後の未来を舞台に、機械軍スカイネットに抵抗する人類最後の希望ジョン・コナーの戦いを描いた物語。新3部作の第1章となるはずが興行面で失敗に終わり、新シリーズの企画自体が白紙になったのは周知の事実だ。
同作に主演することになった経緯について、「実は3度もオファーを断ったんだ。あのシリーズに、もはや語るべきストーリーなどないと感じていたし、周りからもやらないほうがいいと進言されていたからね。でも僕にはちょっとひねくれたところがあって、『こんな役を彼が受けるわけがない』とか『受けるべきじゃない』とかしつこく言われるうちに、『へえー、そうかい。なら見てろよ』って気になっちゃったんだ」と振り返る。また、製作準備に入っていた2007年から08年にかけて全米脚本家組合のストライキが起きたことで、第1稿をすでに書き上げていた脚本家のジョナサン・ノーラン(「ダークナイト」「インターステラー」)が途中降板せざるを得なくなったのも、作品に大きな痛手を与えたと明かす。
ベールは、「シリーズ再生への幕開けとなるはずだったのに、とても残念だよ。僕にとって、キャリアにおける最大の汚点と呼ぶべき作品の1つになってしまった」と後悔を口にした。