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日韓の鬼才対談が実現!宮藤官九郎が「お嬢さん」パク・チャヌク監督に伝えた熱量とは?

2017年2月20日 10:00

作品談義が白熱「お嬢さん」

作品談義が白熱
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[映画.com ニュース] アカデミー賞の前しょう戦のひとつである、第42回ロサンゼルス映画批評家協会賞と第15回サンフランシスコ映画批評家協会賞で外国語映画賞と美術賞を受賞したほか、2月8日時点で73ノミネート、33受賞と高評価を得ている「お嬢さん」をひっさげ、韓国の名匠パク・チャヌク監督が来日。パク監督作のファンを公言する脚本家・俳優・映画監督の宮藤官九郎と対面を果たし、作品談義に花を咲かせた。

イギリスの人気作家サラ・ウォーターズの傑作ミステリー「荊の城」を、1930年代、日本統治下の朝鮮半島に舞台を移し、4人の男女のし烈なだまし合いを描くのが本作。宮藤はパク監督と挨拶を済ませるとすぐに「ビジュアルがとにかくすごい。邦題も最高です!」と熱っぽく語り、対談をスタートさせた。「一番印象に残ったシーン」として宮藤が挙げたのは、ヒロインのひとりである令嬢・秀子(キム・ミニ)が日本髪を結って着物をまとい、礼服を着た紳士たちの前で官能文学を朗読するシーン。「あのシーンのビジュアルがすごいなと思ったんです」と圧倒されたことを明かした。

脚本家であり、映画監督でもあり、さらには俳優でもある宮藤は、映画に関わるさまざまな立場の視点を持つが、作品を鑑賞する際には、どの視点で臨むのか。「1回目は、多分どれでもないです。普通のお客さんとして見て、2回目以降見るときに、もう少し作り手の目線になって見ることはあります」と答えるものの、「パク監督の映画っていうのは、いつもそうなんですけど、1回目からすごく衝撃的なビジュアルとか、仕掛けに驚かされるんです。今回の『お嬢さん』で言うと、構成もすごく凝っていて、3部構成で、視点が変わることとか、初めて見たときからびっくりしちゃいました、仕掛けに。あんまりそういう監督って他にいない」と別格だとたたえる。

「何かすごく引っかかるビジュアルとか、時間軸を変える構成によって、普通のお客さんとして素直に見ようとしても、なんかこう……え、なんで今こうなるの?っていう(緊張して考察している頭の)状態をずっとキープしているから、全然退屈しないんですね。だから病みつきになってしまうんです」というファンならではの言葉に、パク監督は「ありがとうございます」と目を細めた。

数多くの傑作コメディを多く生み出してきた脚本家らしく、宮藤はパク監督作のユーモアについても言及。「今作のお嬢さん(秀子)と交わる人形のシーンだとか、『渇き』のウォーター・ベッドとか、エロチックなんだけど、ちょっと笑えるというか。どこまで(観客は)笑って見ていいのか、どこまで意図的に撮られているのか?を聞きたかったんです。もう救いがないくらい話がどんどん深みに入っていっているのに、なんだか笑っちゃうんです」と投げかけると、パク監督は「予期しないところで観客が笑ってくれるのが、私にとって一番大事な要素ですね」と返答。宮藤は「すごい! それは僕も(脚本を書くときにこだわる部分として)同じですね。あ、だから笑ってよかったんだ(笑)」と笑顔を見せた。

パク監督は、観客と映画の“距離感”をコントールする重要な手段として「ユーモア」を使うと持論を展開。「こちらから見て、観客の気持ちがあまりにも映画に密着し過ぎているなと思ったら、笑いを入れてちょっと距離を離し、離れ過ぎているなと思ったら、また笑いを入れてちょっと近づける。それができるのがユーモアだと思うんです」と解説した。「また、ユーモアは使い方次第によっては、怖さや悲しさとか、感動というものを倍増させてくれる役割があるんですね」。

「常に観客が予想できないもの、(印象が)違う作品を作りたいと本当に思っている」と創作意欲を明かすパク監督。作り手ふたりの思いがあふれた対談は、大いに盛り上がった。

お嬢さん」は、3月3日から全国公開。R18+(18歳未満入場不可)指定。

(映画.com速報)

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