人気YouTuberがA・ホプキンスらをアニメ化すると?「アウトバーン」パロディ特別映像公開
2016年6月2日 19:45
[映画.com ニュース] 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)や「X-MEN」シリーズで知られるニコラス・ホルトが、天才的なドライビングテクニックを持つ自動車泥棒に扮した「アウトバーン」と、チャンネル登録数8万人以上を誇る人気YouTubeクリエイター・ABTV Networkがコラボレーションした特別映像が公開された。登場人物をアニメ化したパロディ映像と作品の解説映像で構成されている。
舞台は、独ケルン。マフィアを率いるゲラン(ベン・キングズレー)の下で働いていたケイシー(ホルト)は、美しく快活な女性ジュリエット(フェリシティ・ジョーンズ)と恋に落ち、裏家業から足を洗おうと決意する。だがその矢先、ジュリエットが病に倒れ、ばく大な手術代が必要になってしまう。途方に暮れたケイシーは、ゲランと再び手を組み、実業家で麻薬王のハーゲン・カール(アンソニー・ホプキンス)からコカインの詰まったトラックをかすめとる作戦に挑む。
パロディ映像では、ジュリエットがケイシー、ゲラン、ハーゲンを土下座させて叱り続けるというユニークなもの。一連の事件を、「ジュリエット、これは君を守るためにやったことなんだ」と説明するケイシーを「私のせいなの?」と責め立て、「主人公はいつもそう、『君のため、君のため』……ヒロインの身が危険にさらされるのは、元はと言えばあなたのせいじゃない!」と罵倒する。さらに、平謝りのケイシーを冷やかすゲランとハーゲンにも「あんたたちも笑ってんじゃないわよ!」とピシャリ。デフォルメされたハリウッドスターたちの、本編とは180度異なる情けない姿が笑いを誘う内容になっている。
解説映像では、ABTV Networkの荻野龍登氏が見どころを紹介。ストーリーを「高級車、お金、麻薬、イケメン、美女、めっちゃ悪い人2人、ドン、大好き! です」とざっくり説明し、本作の見どころを「悪党」とする。「あの方たち(ホプキンスとキングズレー)の演じる役は大嫌いです。でもあの2人が大好きです。わかりますこの気持ち? 何を考えてるかまったくわからない。だから怖い。タイトル通りカーアクションも見どころなんですけど、悪党の心理戦も見どころです」と興奮気味に語っている。
「アウトバーン」は、6月10日から全国公開。
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内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
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