デンゼル・ワシントン、A・ウィルソン「フェンス」映画化で監督&主演
2016年4月17日 12:00
[映画.com ニュース] デンゼル・ワシントンが、米劇作家オーガスト・ウィルソンの戯曲「フェンス(Fences)」の映画化で、監督と主演を兼ねることになった。また、ビオラ・デイビスが妻役で共演する。
「フェンス」は、1950年代の米ピッツバーグが舞台。かつては野球選手だったが、現在はゴミ収集車のドライバーとして家族を支えるトロイと妻ローズ、そして息子たちのアフリカ系アメリカ人一家の関係を描く。
「フェンス」は1987年にブロードウェイで初演。トロイ役をジェームズ・アール・ジョーンズが演じ、トニー賞を作品賞と主演男優賞を含む4部門で受賞した。ワシントンは、2010年のリバイバル公演にデイビスとともに主演しており、二人そろってトニー賞主演男女優賞を受賞している。今回の映画版でも、ワシントンがトロイ役、デイビスがローズ役を再演する。
ワシントンにとっては、「きみの帰る場所 アントワン・フィッシャー」(02)、「グレート・ディベーター 栄光の教室」(07)に続く3本目の監督作品となる。米バラエティによれば、米パラマウント・ピクチャーズが製作し、ワシントンとスコット・ルーディン、トッド・ブラックがプロデュースを務める。4月中にピッツバーグでのクランクインが予定されている。