「映画 みんな！エスパーだよ！」釜山映画祭＆シッチェス映画祭に出品決定

(C)若杉公徳／講談社 (C)2015「映画 みんな！エスパーだよ！」製作委員会

［映画.com ニュース］　園子温監督、染谷将太主演の「映画 みんな！エスパーだよ！」が、韓国の第20回釜山国際映画祭、スペインの第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭に出品されることが決まった。

10月1～10日（現地時間）に開催される釜山国際映画祭は、アジア最大級の国際映画祭の1つとして知られ、「映画 みんな！エスパーだよ！」は、さまざまな視点とスタイルを持つ才能豊かなアジアの映画監督たちの作品を紹介する「アジア映画の窓」部門に選出。同部門には近年、「そして父になる」「喰女 クイメ」「さよなら歌舞伎町」などが出品されている。

一方、シッチェス・カタロニア国際映画祭は10月9～18日（現地時間）に開催。SFやホラー、ファンタジー、アニメーションといったジャンル映画を中心に取り上げるファンタスティック映画祭の中でも、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭（ベルギー）、ポルト国際映画祭（ポルトガル）と並び世界3大ファンタスティック映画祭の1つに数えられる。歴代の最優秀作品の中には、「リング」や「座頭市」など日本映画も並ぶ。

同映画祭には、園監督が今年発表した「ラブ＆ピース」「リアル鬼ごっこ」も出品。さらに園監督には、これまでのキャリアと実績を称えて与えられる賞「Time Machine Award」が授与されることも決まっている。同賞はこれまで、サム・ライミやクエンティン・タランティーノ、デビッド・クローネンバーグらが受賞しており、園監督への世界からの注目度の高さがうかがえる。

「映画 みんな！エスパーだよ！」は、2013年にテレビ東京「ドラマ24」枠で放送された人気ドラマの映画化。突然、超能力に目覚めた高校生エスパー・鴨川嘉郎（染谷）が、仲間とともに人類滅亡を企てる悪のエスパーに立ち向かう姿を描いた青春SFコメディ。9月4日公開。