「セーラー服と機関銃」35年ぶりに映画化!星泉役に大抜てき橋本環奈「カイカン」披露
2015年6月23日 16:37

[映画.com ニュース]KADOKAWAは6月23日、角川映画40周年記念作品として、1981年12月に公開され大ヒットした「セーラー服と機関銃」を約35年ぶりに映画化することを、都内のホテルで発表した。タイトルは「セーラー服と機関銃 卒業」となり、主人公の星泉役にはアイドルグループ「Rev. from DVL」のメンバーで「1000年に1人の逸材」と称される橋本環奈が大抜てきされた。橋本は、「感じたことのない重圧を今日で封印しようと決意しました。プレッシャーに負けていては星泉を演じられません。楽しみながら全力で臨みたい」と話し、同作の代名詞ともいえるセリフ「カイカン」を披露してみせた。
シリーズ累計264万部を誇る赤川次郎氏の原作を故相米慎二監督、薬師丸ひろ子主演で映画化した「セーラー服と機関銃」は、81年12月19日に公開され、翌年の邦画興行収入第1位となる47億円(配給収入23億円)を記録した伝説的タイトルだ。その後、82年に原田知世、06年に長澤まさみ主演でドラマ化されており、映画化は35年ぶり、映像化は10年ぶりとなる。
主演の橋本はこの日、メガホンをとる前田弘二監督(「婚前特急」「夫婦フーフー日記」)、脚本の高田亮、赤川氏、KADOKAWAの井上伸一郎代表取締役らと会見。緊張した面持ちで登壇したが、「私にとってはこの上ないあこがれだった、薬師丸ひろ子さんの代表的な役どころである星泉を演じることができるとは夢にも思っていなかった。角川映画40周年記念作第1弾の名に恥じないよう頑張りたい」と意気込みを語った。「奇跡」「暗殺教室」に出演経験はあるが、主演は初。原作者の赤川氏は、「やりたいように伸び伸びとやってください。前のものにとらわれる必要はない」とエールをおくった。
演出力に定評のある新鋭・前田監督は、「子どもの頃から角川映画の作品を見て育ってきましたが、なかでも『セーラー服と機関銃』は大好き。まさか監督をすることになるとは思っていませんでした。橋本環奈さんの10代の今しか撮れない瞬間を撮っていきたい」とニッコリ。製作総指揮の井上氏は、2年前の11月に橋本の名を全国区に押し上げた、ネット上で話題になった写真に触れ「月曜日に見たのですが、すぐに福岡の事務所にメールを送り、その週の土曜日には福岡の駅でのライブに足を運び、主演映画に出てほしいと申し出た。1年半経って、ようやく彼女に見合うタイトルで作ることができる」と語り、7月10日のクランクインに向けて意欲をみなぎらせた。
「セーラー服と機関銃 卒業」は、2016年春に全国で公開。
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