「バードマン」特別映像でイニャリトゥ監督がマイケル・キートンを絶賛

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［映画.com ニュース］　第87回アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む4部門に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作「バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」の特別映像が公開された。イニャリトゥ監督らが、再起を図る落ち目の俳優を熱演したマイケル・キートンについて語っている。

ヒーロー映画「バードマン」で一世を風びした俳優リーガンは、復活をかけブロードウェイの舞台に挑むが、才能ある共演者の存在や娘との間に生まれた溝に悩み、次第に追い詰められていく。「バットマン」で知られるキートンが、自らと重なるキャリアを持つ役どころに挑戦。リーガンを脅かす役者を演じたエドワード・ノートンは、「（リーガンは）とても複雑な役だ。だが撮影がはじまると役になりきっていた」と感嘆している。

イニャリトゥ監督は、「マイケル・キートンは素晴らしい俳優だ。その上、演技を工夫しドラマと喜劇を両立できる」と話し、「彼との仕事は最高だった。彼は根っからの映画俳優だ」と賞賛を惜しまない。キートンも、イニャリトゥ監督らとの作品づくりを振り返り、「自分よりも仕事を最優先させた。優れた仕事をする人たちと働くのは楽しい。イニャリトゥ監督の仕事は、船出したら戻れない未知の世界への航海だ」と充実した現場になったようだ。

「バードマン　あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」は、4月10日から全国で公開。