大島美幸「福福荘の福ちゃん」“おっさん”になりきったキービジュアル公開
2014年8月8日 15:00
[映画.com ニュース] 人気お笑いトリオ「森三中」の大島美幸が“おっさん”役で映画初主演を務めた「福福荘の福ちゃん」が11月8日に公開されることが決定し、あわせてキービジュアルがお披露目された。食べかけのあんぱん片手に目を細める福ちゃん(大島)がインパクトを放つなか、水川あさみ&荒川良々ら共演者たちが演じたキャラクターも福ちゃんに劣らぬ個性を発揮したデザインとなっている。
「全然大丈夫」などで独特なセンスとユニークなキャラクター造形で注目を集めてきた気鋭・藤田容介監督が、脚本も兼ねた6年ぶりの完全オリジナル作。主演の大島は丸刈りにしただけでなく、体重も10キロ増量し、ブサイクでぽっちゃりだけど“バカ”がつくほど人がいい塗装職人・福田辰男(通称・福ちゃん)を好演した。すでにイギリス、ドイツ、イタリア、台湾などでの劇場上映も決定している。
3月に開催された第6回沖縄国際映画祭で初披露された本作は、伊ウディネ・ファーイースト映画祭や台湾・台北映画祭などにも正式出品されている。映画祭に出席した藤田監督は「びっくりするぐらい、どこの国でも反応は良かったですね」と述懐。「とにかく、すごく笑いがあったし、上映後に聞いた感想でも、とても細かいところを理解してくれていました。大島美幸という存在にもすごく興味をもってくれていて、いろいろ彼女のことを聞かれました」と手ごたえを語った。
上京してから十数年、かなりワケありの住民たちが集まるアパート「福福荘」に住んでいる福ちゃん(大島)は、誰にでも親切だが、恋愛にはオクテでかなりの女性恐怖症。親友のシマッチ(荒川)がセッティングしてくれたお見合いも台無しにしてしまう。そんなある日、初恋の相手・千穂(水川)が、福ちゃんを女性恐怖症にしてしまった中学校時代の事件について謝りにやってくる。最初は千穂を突き返してしまう福ちゃんだが、次第に打ち解け、恋心を募らせていく。
「福福荘の福ちゃん」は、11月8日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。