スピルバーグ監督、新作2本がようやく始動 公開日が正式に発表される
2014年6月19日 23:10
[映画.com ニュース] 「リンカーン」以来、監督作がなかったスティーブン・スピルバーグ監督が、ようやく始動することになったと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
制作会社ドリームワークスは、スピルバーグ監督作品2本の全米公開日を発表。トム・ハンクスが主演するタイトル未定の冷戦スリラーを2015年10月16日、ロアルド・ダールの児童小説「オ・ヤサシ巨人BFG」の映画化「The BFG(原題)」を16年7月1日に全米公開するという。
スピルバーグは昨年、SF大作「ロボポカリプス」を直前で製作中止にし、ネイビー・シールズ狙撃手の回顧録を映画化する「アメリカン・スナイパー(原題)」に興味を示したものの、こちらも降板(その後、クリント・イーストウッド監督が映画化)。その後、歴史ドラマ「モンテスマ(原題)」や宗教ドラマ「The Kidnapping of Edgardo Mortara」など、複数の企画を準備していることが伝えられていたが、次回作が正式発表されたのは今回が初めてとなる。
ハンクス主演の冷戦スリラーは、ソ連に捕らえられた米軍パイロットの釈放を求め、鉄のカーテンの向こう側へと交渉に出かけたアメリカ人弁護士の物語で、実話を元にしているという。一方、「The BFG(原題)」は、「チャーリーとチョコレート工場」や「ファンタスティックMr.Fox」の原作者として知られる英作家ロアルド・ダールの児童小説を実写映画化するものだ。