藤原竜也、小杉竜一のマイク奪う 「サンブンノイチ」初日は爆笑の渦
2014年4月1日 15:39
[映画.com ニュース] 品川ヒロシ監督の最新作「サンブンノイチ」が4月1日、全国211スクリーンで封切られた。品川監督をはじめ主演の藤原竜也、「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一、田中聖、中島美嘉、窪塚洋介、池畑慎之介☆、原作者の木下半太氏、主題歌を担当した「→Pia-no-jaC←」が、東京・角川シネマ新宿での舞台挨拶に結集した。
異例ともいえる火曜日公開で、エイプリールフールとあって本編に出演している「ジューシーズ」の赤羽健一が小杉になりすまして登壇。そのまま挨拶しようとしたが、小杉が「誰が紹介されてますねん! 俺じゃなくて赤羽を紹介するなんて、あんまりじゃないですか!」と大慌てで登場した。
その後は登壇陣の小杉をいじり倒した。窪塚が小杉の持ちネタ「ヒーハー!」を披露すれば、池畑は「ピーター!」と絶叫。マイクを使って全てにツッコミを入れる小杉に対し、藤原はマイクを奪う“実力行使”に出て、場内を大喜びさせた。
主演の藤原は、韓国の空港で搭乗ゲートを間違え迷子になったため、登壇予定だった第6回沖縄国際映画祭での舞台挨拶を欠席するという話題を提供したばかり。同映画祭では審査員特別賞ゴールデンシーサー賞に輝き、公開に向けて弾みをつけた。品川監督は、「1カ月くらい前に僕と竜也くん、聖くん、小杉さんと4人で飲みに行ったのですが、眠くなってしまって。そうしたら小杉さんが『俺のひざで寝とき』と言ってくれて。このまま死んでも幸せだなと感じた」と満面の笑みで振り返っていた。
今作は、「ドロップ」「漫才ギャング」でメガホンをとった品川監督の第3作で、初めての他者原作の映画化。人生の一発逆転をかけて銀行強盗を成功させたシュウ(藤原)、コジ(田中)、健さん(小杉)が、自分の取り分を少しでも増やそうと駆け引きを始め、さらに謎の女や闇の帝王なども交えながらだまし合い、奪い合いを繰り広げる。