無名の新人2人がカンヌ女優賞 修道院での悲劇を描いた「汚れなき祈り」予告編 : 映画ニュース

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無名の新人2人がカンヌ女優賞 修道院での悲劇を描いた「汚れなき祈り」予告編

2013年2月15日 17:00

「汚れなき祈り」の一場面「汚れなき祈り」

「汚れなき祈り」の一場面
(C)2012 Mobra Films - Why Not Productions -
Les Films du Fleuve - France 3 Cinema - Mandragora Movies
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[映画.com ニュース] 第65回カンヌ映画祭で女優賞、脚本賞をダブル受賞したルーマニア映画「汚(けが)れなき祈り」の予告編が公開された。2007年に「4ヶ月、3週と2日」でルーマニア映画初のパルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウ監督の最新作だ。

ドイツに出稼ぎに行っていた身寄りのないアリーナは、同じ孤児院で育ったヴォイキツァに会うため、故郷のルーマニアに戻る。しかし、修道院で暮らし、信仰に目覚めたヴォイキツァとは、以前のように心が通わなくなり、アリーナは精神のバランスを崩していく。そしてそれが悪魔の仕業とみなされ、悪魔祓いの儀式が執り行われることになる……。2005年にルーマニアの修道院で起きた悲劇の実話を基に、徹底したリアリズムで描いた。

アリーナとヴォイキツァを演じた新人女優クリスティーナ・フルトゥルとコスミナ・ストラタンが、ルーマニア映画初のカンヌ女優賞を受賞し、話題となった。予告編では、ふたりの主人公の心の動きをとらえながら、人里離れた修道院で信仰に基づいて慎ましく暮らす修道女たちの生活、神父に毒づくアリーナの姿などがドラマチックに映し出される。

本作に感銘を受けたという作家の柳美里は「他者の苦痛に近づけるのも、他者の苦痛から遠ざけるのも『眼差し』だということを、ムンジウの映画を観るたびに感じる。映像の眼差しによって、生きること死ぬことそのものに触れられるのは、小津安二郎テオ・アンゲロプロスイングマール・ベルイマン、そして、クリスティアン・ムンジウ――、恐るべき才能だ」とコメントを寄せている。

修道院という特殊な場所が舞台となっているが、本作に描かれる悲劇は現代社会から孤立したコミュニティでは、世界のどこでも起こりうるだろうと我々に深く考えさせる一作だ。

汚れなき祈り」は3月16日から全国順次公開。

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