大根仁監督、木下惠介作品に感銘「下の世代にレコメンドしていくのが僕の役目」 : 映画ニュース

ホーム > 映画ニュース > 2012年12月1日 > 大根仁監督、木下惠介作品に感銘「下の世代にレコメンドしていくのが僕の役目」
メニュー

大根仁監督、木下惠介作品に感銘「下の世代にレコメンドしていくのが僕の役目」

2012年12月1日 20:31

トークショーを行った大根仁監督ら「モテキ」

トークショーを行った大根仁監督ら
[拡大画像]

[映画.com ニュース] 第13回東京フィルメックスの企画として、東京・東銀座の東劇で開催中の「木下惠介生誕100年祭」で12月1日、「しなやかな挑戦者~時代とともに映像の可能性に挑戦し続けた信念の人」と題されたシンポジウムに、大根仁監督が脚本家の山田太一氏、早稲田大学の長谷正人教授、小説家の長部日出雄氏とともに登壇し、木下作品の魅力を語った。

大根監督は学生時代に「二十四の瞳」などは見ていたが「当時は退屈で、文部省のような遠い存在だと感じていた」と明かす。しかし、最近になって原節子主演のコメディ「お嬢さんに乾杯」を見て「最初の5分、10分ですごいと思った。セリフのモダンさ、音楽の付け方もユーモアにあふれている。非常に豊饒(ほうじょう)な作品だと驚いた」と、1作ごとに違う顔を見せる木下作品の魅力を発見し、「女優をチャーミングに見せるいい角度で撮っている。『モテキ』で自分も女性をどう撮るかは意識したので、共通項があるとは僭越(せんえつ)で言えないが、似ているかも」と自身と木下監督との類似点を語った。

木下監督は1950年代後半にいち早くテレビ界へ進出し、その手腕を発揮したことでも知られている。映像文化を研究する長谷教授は「映画とテレビはハリウッドでも、ものすごく結び付いている。木下さんは連続ドラマでプロデューサーをやって、ディレクターや脚本家など若い人を育ててきた。スピルバーグは80年代になってやっているが、木下さんは早すぎた」と、持論を述べる。

木下監督に脚本家として見出され、多くのヒット作を生み出した山田氏は「木下さんは『君のやりたいようにやれ』と言ってくれた。木下さんはTBSの金ドラという枠を作って、テレビドラマの質を上げた。向田邦子さんや倉本聰さんにも書いてもらっていますし、木下さんの功績は大きいと思います」と当時を振り返った。

これまで数々のドラマを手掛け、昨年「モテキ」で初メガホンをとった大根監督は、大根監督は「ドラマと映画両方をやっていくということで、どこかで後ろめたい気持ちがあったが、木下さんの作品を見て、その足跡を知ることで自信が持てた。僕の下の世代に木下さんの作品をどんどんレコメンドしていくのが役目だと思っています」と感慨深げに締めくくった。

木下惠介生誕100年祭」は、12月7日まで開催。

木下惠介生誕100年 二十四の瞳[DVD] 木下惠介生誕100年 二十四の瞳[DVD] 最安価格: ¥2,000 美しい小豆島を舞台とした、新任女性教師と12人の生徒たちの感動のドラマ。高峰秀子、月丘夢路、田村高廣ほか出演。監督:木下惠介
木下惠介生誕100年 木下惠介アワー 3人家族 DVD-BOX[DVD] 木下惠介生誕100年 木下惠介アワー 3人家族 DVD-BOX[DVD] 最安価格: ¥16,456 TVドラマの礎を築いたホームドラマ枠“木下惠介アワー”から、「3人家族」がDVD化。偶然の出会いから始まった大人の恋と、男ばかりの3人家族と女ばかりの3人家族の心温まる交流をユニークに描いたドラマ。監督:木下惠介、脚本:山田太一

フォトギャラリー

関連DVD・ブルーレイ情報

ニュースメール

前日に配信された全てのニュースヘッドラインを、一日一回メールでお知らせします。

Google FeedBurnerのサービスを利用しています。
配信停止はメール最下部の「unsubscribe now」から行ってください。

ブログパーツ

ブログパーツ 映画最新ニュースをあなたのブログに!「映画.com ブログパーツ」を貼れば、あなたのブログが映画情報発信地に早変わりします!

ブログパーツについて詳しく見る
このページの先頭へ

映画評論

映画評論の一覧を見る

エンタメ求人ナビピックアップ求人情報

株式会社エイガ・ドット・コム

ぜひあなたの力を映画.comで活かしてください!

職種編集部アシスタント

株式会社エイガ・ドット・コム

ぜひあなたの力を映画.comで活かしてください!

職種編集スタッフ

株式会社エイガ・ドット・コム

ぜひあなたの力を映画.comで活かしてください!

職種ソーシャルアカウント担当
エンタメ求人ナビトップへ
Jobnavi