安めぐみ、新婚旅行で夫・東MAXが「ローマの休日」をサプライズ演出

［映画.com ニュース］　タレントで女優の安めぐみが10月2日、東京・シネマート新宿で行われた映画「くろねこルーシー」の先行プレミア上映に共演した塚地武雅、濱田マリ、直江喜一、亀井亨監督とともに出席。塚地扮する中年占い師の妻役を演じた安は、私生活では昨年12月にお笑いタレントの東貴博と入籍。今年8月にはイタリアへ新婚旅行に行ったそうで、「私が『ローマの休日』が好きなので、ベスパで登場したりサプライズで映画と同じことをしてくれた」とニッコリ。さらに「子どもの予定はないけれど、旦那さんがほしがっているので。最低でも3人と言っています」と幸せいっぱいだった。

中年男と愛らしい動物との交流をテーマに扱ってきた亀井監督の最新作。黒ネコとの生活をきっかけに、人生を見つめなおす男の姿に迫った同名テレビドラマの劇場版で、ドラマ版の主人公・鴨志田陽の父親で中年ネコ占い師の賢に焦点を当て、ドラマ版の前日譚を描く。

初の単独主演を果たした塚地は「単独主演とはいいつつも、黒ネコさんと一緒にやらせていただいたトリプル主演ですね。単独まではまだまだ遠い」と謙そん。それでも、「鴨志田の性格的なものがまったく同じなんですよ。演技していなかったかもしれない」と自然な演技を見せた。夫婦役に挑戦するにあたり「共演者の方と……なんてこともあるので、相手が誰かと期待していたら安ちゃんでがっかり。結婚したばっかりで、相手はお笑いの先輩だし。のろけ話も聞きましたよ」とこぼすと、安は「いろんな取材や現場で『がっかり』って言われて申し訳ない気持ちでいっぱいです。入籍の翌日がクランクインだったので、のろけもあったのかも」と恐縮していた。

ふたりは、撮影現場でのエピソードを問われると「説教されるシーンがあるんですが、マジで怖いんです。ほんわかしたイメージですけど……東さん大丈夫かなって思った」（塚地）、「塚地さんの演技がうまいので、本当にイライラしてしまった」（安）と会場の笑いを誘った。

塚地らはこの日、今作にちなんだ黒ネコファッションで登場。思い思いの衣装を披露し、「黒のドレスとルーとシーが赤い首輪なので、靴とイヤリングを赤でまとめました。髪の毛でさりげなくネコ耳をつくっていただきました」（安）、「大人なので年相応にしようと思ったけど。パンツスーツからのでっかいネコ耳です」（濱田）、「ふだんはサラリーマンやっているのですが、今日は学ランに耳まで付けました」（直江）と笑顔をのぞかせた。

「くろねこルーシー」は、10月6日に全国で公開。