西島隆弘&高良健吾、新人女優・三根梓の誕生を祝福!
2012年3月15日 21:05
[映画.com ニュース] 関口尚の人気小説を実写映画化した青春恋愛ミステリー「シグナル 月曜日のルカ」の完成披露試写会が3月15日、都内で行われ、主演の三根梓、西島隆弘、高良健吾、谷口正晃監督らが舞台挨拶に登壇した。本作が演技初挑戦となった新人の三根は、「こんなにたくさんの人の前で話をした経験もないのですごく緊張しています。話すこと考えてきたけれど真っ白になってしまいました」と初々しい挨拶で会場を和ませた。
夏休みに地元の古めかしい映画館「銀映館」でバイトを始めた大学生の恵介(西島)は、ある事件をきっかけに映画館から出られなくなってしまったミステリアスな映写技師のルカ(三根)と出会う。支配人に採用条件として「ルカとの恋愛禁止」など3つの約束をさせられた恵介だったが、次第にルカにひかれていく。
三根は、「初めてのことだらけで右も左も分からない状態だった。スタッフ・キャストの皆さんにひとつひとつ丁寧に教えていただき、支えていただいたおかげでルカという役を最後まで演じきれた。技術不足ではあるけど、全力は出し切れたので達成感はあります」と清々しい表情を見せた。
西島は、「三根さんがこの場に立っていることがうれしくてしょうがない。最初は不安もあったけど、完成した作品を見たらかわいらしさや初々しさ、純粋な感じにニヤニヤしてしまってほっこりした」と三根の銀幕デビューに感無量の面持ち。ルカの過去を知るナゾの男レイジを演じた高良は、「三根さんのこの瞬間にしかできないことがきちんと映っている。上手下手とかで見ちゃダメだと思うし、三根さんがルカをやった意味が確実にある」と事務所の後輩にエール。また、「同じ九州出身だし、お互い漫画が好きなので休憩中もずっとそんな話をしていた」と裏話を披露した。
若手女優の演出に定評のある谷口監督は「僕自身もドキドキしていた。新人を預かることはやりがいがあるし、僕も一緒に心を開いて向き合ったつもり。本当にみんな良い芝居をしてくれた」と若手キャストを絶賛。三根も、「皆さんが本当に優しく接してくれて緊張もほぐれた。感謝の気持ちでいっぱい」と改めて感謝の意を述べていた。
「シグナル 月曜日のルカ」は、6月9日から全国で公開。