「マイウェイ」オダギリジョーもボヤいた過酷な現場映像が公開!
2011年11月24日 18:30
[映画.com ニュース] 第二次世界大戦中に日本、ソ連、ドイツの3つの軍服を着て戦った2人の男の運命を描く、オダギリジョー主演作「マイウェイ 12,000キロの真実」のメイキング映像が公開され、壮絶な舞台裏が話題を集めている。
「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジェギュ監督が7年ぶりに手掛けた同作は、ノルマンディー上陸作戦時に撮影されたドイツ軍の制服を着た東洋人の写真をモチーフに、オダギリ演じる日本人・辰雄と、チャン・ドンゴンが扮する朝鮮人・ジュンシクとの命がけの友情と絆を描く作品。ドラマ性もさることながら、先の会見でオダギリが「撮影に行くのが本当に嫌だった」と明かしたほどの壮絶な戦闘シーンが話題で、その過酷さはメイキング映像でも見てとれる。
アジアのノモンハン事件、東ヨーロッパでの独ソ戦、そしてノルマンディーと、戦闘シーンの規模は、東西1万2000キロという壮大なもの。ロケ撮影期間は8カ月にもおよび、クライマックス・シーンでは、3カ月をかけて準備された塹壕(ざんごう)と要塞、2300人以上のエキストラが投入されている。
ドンゴンは、こうした戦闘シーンを「主人公たちの心情と関連付けられたもの」と明かし、「アジアが世界に誇れる作品」と断言。ジェギュ監督は、「心の中に敵や憎しみを持つ人も、この映画を観て人間を理解して愛することができる」と作品に込めた思いを吐露。オダギリは、「微妙な関係にある(日本、韓国、中国という)3つの国が協力して製作する点に興味を持った」と、出演の動機を語っている。
「マイウェイ 12,000キロの真実」は、2012年1月14日より全国公開。