セクシー俳優“秋の陣”、キーワードは薄毛 or 丸刈り？

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［映画.com ニュース］　夏休み映画も衣替えし本格的に秋興行に突入した映画マーケットだが、見応えのある作品が並ぶラインナップを眺めてみると、意外なキーワードが浮上してくることがわかる。そのキーワードは、“薄毛”“丸刈り”。「ワイルド・スピード MEGA MAX」（公開中）、「ブリッツ」（10月15日公開）、「モンスター上司」（10月29日公開）ほか、注目作で存在感を放つ主演俳優たちに、この図式が当てはまるのだ。

「ワイルド・スピード MEGA MAX」のビン・ディーゼルは、鍛え上げた肉体美とワルの魅力を強烈に発揮。本作では“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンもシリーズに初参戦し、“スキンヘッド対決”を見せる。

ワイルドな魅力といえば、「ブリッツ」のジェイソン・ステイサムも負けてはいない。水泳飛び込み競技の元英国代表選手で、ファッションモデル出身。「トランスポーター」でアクションスターとしてブレイク以降は、アクション作品からシリアスな犯罪ドラマまで難なくこなし、「トランスフォーマー　ダークサイド・ムーン」の注目女優ロージー・ハンティントン・ホワイトレイと交際中など、いま最もホットなセクシー俳優のひとりだ。警官キラーと対峙するサスペンス・アクション「ブリッツ」では、ロンドンの荒くれ刑事を熱演し、アクションと演技の両面で持ち味を発揮している。

演技面の魅力では、「モンスター上司」のケビン・スペイシーにも要注目。「セブン」ほかで絶賛を受けるスペイシーが、本作ではクセのある上司役に。部下からするとどうしようもなく耐え難いキャラクターを演じきった怪演ぶりが話題だ。

そして“丸刈り”のキーワードは、アジア映画にも。「密告・者」（10月29日公開）では、若手美形スターとして名を馳せた香港のニコラス・ツェーがスキンヘッドに。そのニコラスも出演の「新少林寺 SHAOLIN」（11月19日公開）では、「インファナル・アフェア」のアンディ・ラウが見事な丸坊主姿を披露している。

かつては“オヤジ”の象徴だった薄毛や丸刈りだが、魅力的な俳優たちの顔ぶれを見ると、すでに“セクシー”の代名詞になっていると言えそうだ。