「やっぱり猫が好き」が決め手?三谷幸喜「ミーアキャット」公開アフレコ

2008年12月3日 12:00


起用理由は「やっぱり…」でした
起用理由は「やっぱり…」でした

[映画.com ニュース] 「ディープ・ブルー」「アース」など自然をテーマにしたドキュメンタリーを製作してきた英BBCの最新作で、故ポール・ニューマンが最後に英語版ナレーションを務めた動物ドキュメンタリー「ミーアキャット」。本作の日本語版ナレーションを務めることになった脚本家・映画監督の三谷幸喜が、12月2日、都内スタジオにて公開アフレコを行った。

本作は、アフリカ・カラハリ砂漠に生息する体長わずか30センチのミーアキャット(マングース科)の生態を追う映画。生後3週間目に初めて巣穴から出てきたミーアキャットは、兄や家族に支えられながら苛酷な環境で懸命に生きていく……。

自身初となるナレーションに挑戦した三谷は、「戸田恵子さんに『留守電に入れる声がいい』と誉められたことがあったので、いつかこういう仕事が来ないか期待していた」と嬉々として話したが、「でも僕が起用されたのは、以前僕が手がけた番組『やっぱり猫が好き』と『ミーアキャット』の“猫”つながりだと聞いて、だったらうちの奥さん(小林聡美)でもよかったんじゃないかと思った」と起用理由には不満げな様子を見せた。

本作の見どころを「ドキュメンタリーでありながらドラマチックでストーリー性も高い。ミーアキャットが可愛いだけではなく、自然の厳しさもきちんと描いてある優れた作品」と絶賛した三谷は、もしミーアキャットを主人公にした映画を撮るならどんなストーリーにするか問われると、「彼らは見た目こそ可愛らしいが、縄張り争いなど血で血を洗うようなことをやっているので、『ゴッドファーザー』や『仁義なき戦い』のような作品にしたい」と答え、報道陣の笑いを誘っていた。

ミーアキャット」は09年1月10日より公開。

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