松山ケンイチ、「デトロイト・メタル・シティ」トークショーで撮影秘話を披露

2008年8月22日 12:00


松ケンの根岸は「原作の5倍キモい」らしい
松ケンの根岸は「原作の5倍キモい」らしい

[映画.com ニュース] 若杉公徳による人気ギャグ漫画を松山ケンイチ主演で実写映画化した「デトロイト・メタル・シティ」のトークショー付き試写会が、8月21日、東京・新宿の厚生年金会館にて開催され、松山ケンイチ李闘士男監督、楽曲提供したカジヒデキが撮影の裏話を披露した。

本作は、ポップでオシャレなミュージシャンを夢見る心優しき青年・根岸崇一が、悪魔系デスメタルバンド“デトロイト・メタル・シティ”(通称DMC)のギターボーカル、ヨハネ・クラウザーII世としてブレイクしてしまう姿を描いたコメディ映画。

ナヨナヨしたゴボウ男とデスメタル界のカリスマという正反対の役柄を演じ分けた松山は、「映画を見た友人から『映画の根岸は原作の5倍キモい』と言われました」と苦笑い。DMCのライブシーンについては、「歌がヘタなので撮影前は緊張したけど、DMC信者役のエキストラの皆さんが一緒に盛り上げてくれたので、緊張も不安も全部スッ飛んだ。芝居というよりも本当にライブをやったような感じでした」と振り返った。

同作は世界的ロックバンド“KISS”のジーン・シモンズが出演していることでも話題になっているが、松山はシモンズとの共演について「自分がもしミュージシャンだったら、絶対ビビッて同じステージには立てなかったと思う」と胸をなでおろしつつも、「(細田よしひこ演じる)ジャギを指差して『あいつは男か女か?』と質問されました(笑)。男だと答えたらビックリしてました」と大物ロックスターとのエピソードで会場を沸かせた。

またイベントでは、劇中で根岸が歌うポップソング「甘い恋人」を、漫画・映画ともに登場するキャラクター佐治秀樹のモデルにもなっているカジがステージで熱唱。続いて「サリーマイラブ」を披露すると、「この曲が1番好き」という松山は突然ステージから飛び降りて客席の最前列に腰掛け、観客と共にカジの爽やかな歌声を楽しんだ。

デトロイト・メタル・シティ」は8月23日より全国公開。

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