「時効警察」オダギリ&三木監督が再びタッグ!「転々」舞台挨拶

2007年7月20日 12:00


「転々」 (左から)三木聡監督、小泉今日子、オダギリジョー、 吉高由里子、三浦友和
「転々」 (左から)三木聡監督、小泉今日子、オダギリジョー、 吉高由里子、三浦友和

[映画.com ニュース] 深夜枠でありながら高視聴率を記録したTVシリーズ「時効警察」の三木聡監督&主演のオダギリジョーのコンビが、再びタッグを組んだ新作「転々」。7月19日、東京・新橋のスペースFS汐留にて完成披露試写会が開催され、オダギリジョー三浦友和小泉今日子吉高由里子三木聡監督が舞台挨拶を行った。

藤田宣永の同名小説を映画化した本作は、借金を溜め込んだ大学生の文哉(オダギリ)が、借金取りの福原(三浦)に付き合って吉祥寺から霞ヶ関まで歩いていくロードムービー。会場の観客席には原作者の藤田も姿を見せ、三木監督が「原作がすごく面白かったので、自分の小ネタを交えて映画化したいと思った。そこで藤田先生にお会いしたところ、『嫁に出すような気持ちで原作を渡す』と(映画化を)承諾してくださった」と映画化に至る経緯を語ると、藤田も「嫁には出したが、私の愛娘だからあまり手荒く扱うなと伝えた(笑)。良い映画になっていると思う」と太鼓判を押した。

三木監督作品では「時効警察」シリーズ以外に松尾スズキ主演の「イン・ザ・プール」にも出演しているオダギリは、監督の印象を聞かれると「厳しくて真面目な人」と“脱力系”と呼ばれる監督の意外な素顔を明かした。すると共演の三浦と小泉も、「現場はゆったりしていい雰囲気だが、気が抜けない緊張感がある」(三浦)、「監督はおおらかな雰囲気と細かくこだわるところが同居している人。でも細かい要求が嫌じゃない」(小泉)と、それぞれ三木作品初参加の感想を述べた。

転々」は11月ロードショー。

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