「父と暮せば」「竜馬暗殺」の黒木和雄監督死去

2006年4月18日 12:00


映画「美しい夏キリシマ」や「竜馬暗殺」などの代表作で知られる黒木和雄監督が、4月12日、脳梗塞で都内病院にて亡くなった。75歳だった。

宮崎県出身の黒木監督は同志社大学卒業後、54年に岩波映画に入社し、横須賀の火力発電所の建設を扱った「海壁」など、ドキュメンタリー映画を多数手掛けた。その後フリーとなり、66年の「とべない沈黙」を皮切りに劇映画にも進出。74年の「竜馬暗殺」や88年の「TOMORROW/明日」などで高い評価を得、最近では「美しい夏キリシマ」や「父と暮せば」など太平洋戦争をテーマにした作品を撮り、今年、原田知世永瀬正敏主演の新作「紙谷悦子の青春」を完成させたばかりだった。遺作となった「紙屋悦子の青春」は8月12日、東京の岩波ホールで公開となる。

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