桐野夏生「OUT」、中田秀夫監督でハリウッド映画化!
2004年7月6日 12:00
桐野夏生のミステリー小説「OUT」が、中田秀夫監督の手によりハリウッドで映画化されることが分かった。中田監督は現在撮影中の「ザ・リング2」に続き、次回作もハリウッドでメガホンをとることになる。
「OUT」は、深夜の弁当工場で働く4人の主婦たちが主人公。パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てた事件をきっかけに、主婦たちがさらに犯罪の深みにはまっていく物語。98年の「このミステリーがすごい!」第1位に輝いたベストセラーで、すでに、映画、テレビドラマ、舞台化された。今年4月には、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)主催のエドガー賞に、日本人作家として初めてノミネートされたが、受賞は逃していた。ちなみにエドガー賞は、作家エドガー・アラン・ポーにちなんで46年に創設された世界最大のミステリー賞で、「ミステリー界のアカデミー賞」とも呼ばれている。