海の幸総出演?「いかレスラー」完成会見
2004年7月6日 12:00
不治の病を患って失踪した人気プロレスラーがパキスタンの山岳地で修行を積み、“いかレスラー”となってカムバック。“たこレスラー”や“しゃこボクサー”まで入り乱れてシーフード・バトルロワイヤルを繰り広げる異色の着ぐるみプロレス映画「いかレスラー」。同作の完成会見が7月5日、新日本プロレス事務所(東京・目黒区)で行われ、主役の西村修(新日本プロレス)、ヒロイン役の石田香奈、河崎実監督、いかレスラー、たこレスラーの3人と2杯(?)が出席した。
新鮮な“いか”にしょうゆをたらし、しょうがをのせて食べるのが好きだという西村は、出演のきっかけについて「仕事で日比谷公園に行っているときにオファーがありました。メロドラマを期待して監督に会ったのですが、“いかレスラー”というタイトルと聞かされて、人生最大の衝撃を受けました。がんを告知されたとき(西村は実際にがん告知を受け、独自の療法によって見事克服している)と同じぐらいの衝撃でした。正直、すごく悩みましたが、“病気を克服して戦いに挑む”点などに共感を覚えて、出演を決めました」とコメント。また、本作が映画初出演となる石田は“いか”と恋に落ちる難しい役を演じているが「外見ではなく、中身、その人の精神を好きになることが『恋愛』だと描かれているので、“いか”である彼も愛そうと思えました」と語り、会見場は笑いに包まれた。
河崎監督は、大ヒットしたら次の作品は?との問いに「いか、たこ、しゃこ……ときたら次は“かにゴールキーパー”でしょうか(笑)」とコメント。次回作も楽しみだ。