ナポレオンのレビュー・感想・評価
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人間臭さ
壮大な予告を2時間半観せられたなというのが率直な感想です。
物語が雑すぎます。というか物語になってない気がしてなりません。
知ってて当然、というスタンスでズンズンと突き進んでいくのでナポレオン好きには諸々補完してみられるとは思いますが、ナポレオンを知りたくて観に来たのに!という観客のことは完全に無視しています。
あらゆる出来事がダイジェスト的にポンポンと通過していくだけで全てがぶつ切り。大切な事象は描いているけど、なぜそうなったか?どうしてそこに至ったか?何を考えていたのか?何を感じていたのか?がさっぱりわからなくて、ずっと置いてきぼりを食っていました。その事件や戦争に至る人の業をちゃんと観せてくれない。
でも後から知りましたが本当は4時間半ぐらいのバージョンがあるとのこと。もしかして、それを観たらこの映画に感じた消化不良は解消されるのではないかなとも思っています。やはり30年にも渡る波瀾万丈の生涯を2時間半でまとめられるわけもないんだという当たり前のことに思い至りました。
下げすぎてる?
ひと昔前ならナポレオンといえば英雄の代名詞みたいな評価だったのに、ずいぶんこの映画は負の側面に着目したなあ、という感じ。
人間としての偉大なところはひとかけらもなく、戦争がうまいだけの、尊大な野心にみちた、実は小人物、みたいな描かれ方をしているように見える。
一方、ジョゼフィーヌはもう一人の主人公かというほどスポットが当てられてて、実は彼女あってのナポレオンだったんです、みたいな感じになってる。
こういうナポレオン像も面白いっちゃ面白いんだろうけど、それはあくまでナポレオンが偉大で英雄だ、という世間的な定評があるからこそ面白いんじゃないか。世界史に疎くてナポレオンのことよく知らない自分からしたら、影の部分だけじゃなくて光の部分も知りたいと思ってしまう。
この映画のナポレオンは意図的に「下げ」すぎてるようで、実際とは違うんじゃないかなー、って疑ってしまう。自分のことカエサルとかアレキサンダーだとか思ってたかもしれないけど、そういう「自分を英雄として演出する」ことは、幼稚な傲慢さからだけではなく、冷徹な戦略からでもあったんではないか、と思う。
ピラミッドに大砲を打ち込んだシーンは「ん?」と思った。スフィンクスの鼻が欠けてるのはナポレオンがやったんだ、という有名なガセネタがある。ガセではあるけど、いかにもナポレオンにふさわしいエピソードなので広まったんだろう。たぶんこのシーンはそれを再現してるのかも…。でも、僕が知らないだけでほんとうにピラミッドに大砲を打ち込んだことがあったのかな。
ストーリーはともかく、フランス革命あたりの上流階級や庶民の生活の様子が細部にわたって生き生きと描かれてるのは面白かった。絵画でよく見る世界の実際を見てる感じで。
歴史映画ではなく、ナポレオン自身の映画かな
ナポレオンの映画って沢山あるんだけど、本作品、ある意味、ナポレオンの純な気持ちに焦点を当てた内容かな、例えば、奥さんに対して、フランスに対して、戦いの勝利に対して・・・・・
実際は、どうだったのかわかりませんが、しかし、本作品で、ナポレオンの何とも別の顔を見たかな・・・
もっとこの頃の戦いがどんなものだったか歴史的な事を知りたい人には少し不満が残る作品かも・・・
何時だったか「パールハーバー」の映画が恋愛と絡ませて作られたように本作品も、歴史映画や戦争映画と言うよりは、恋愛映画に近いのかな・・・・
私的には、ナポレオンの別の顔が見えた部分で十分見応えを感じたけど・・・
しかし、さすが、リドリー・スコット作品だよね、ストーリーの中に要所要所飽きさせない程度に戦いのシーンがあり、また、それが結構迫力がある。
強いて言うのなら、他国をもう少し詳しく描いて欲しかったかな・・・時間の関係で描ききれないか・・・・
もう少し他国の状況なども詳しく入れると、歴史的な意味を期待している人にも満足出来たのかもね。
私的には、十分よかった。
しかし、平日の朝一番で公開から12日経っているんだけど、結構お客さん入っていたな・・・本作品の関心の高さを感じたかな・・・
かなり人間臭いナポレオン
ナポレオンのイメージは、有名な肖像画の馬上の勇姿や、「吾輩の辞書に不可能の文字は無い」と言ったとされる(後世の作り話の様にも思えます)自信家で強靭な精神の持ち主。
本作では、野心に燃えるナポレオンが、大胆な戦術で次々と勝利を収める一方で、浮気性の妻に振り回される情けない姿も見せます。
戦闘シーンは迫力があり、戦場もロシアからエジプトまで広範囲で、場面ごとに違うから飽きません。
ただ、最初の妻ジョセフィーヌとの”絡み”に多くの時間を割いていて、視点としては面白くても、観たいのはそこじゃない感もあります。離婚後も交流が続いたので、きっと彼女の貢献もあったんだろうと思いますが、そこは描かれません。
そういえば昔「大ナポレオン展」という展示会に行ったなあと検索したら、2005年でした。本作にも出てくる、戴冠式の絵で白い衣装(ローブ?)や、王冠のレプリカを見た気がします。ナポレオン3世の肖像画もありましたが、実は当時ナポレオンにそれ程興味は無かったので、説明文をあまり読みませんでした。ああ、もったいない。
ナポレオンは背が低い、と言うのが通説ですが、彼の身長は169㎝、当時のフランス人の平均身長は164㎝、イギリス人は168㎝でした。私は勝手に、背が低いと自分を大きく見せたがるものなのかな、などと思っていたのですが、大きな間違いでした。
フランス革命やナポレオンを、映像で体感❗️
アントワネット処刑からセントヘレナ流刑までの物語
特に、ジョセフィーヌとの関係が詳しく描かれている。また、ワーテルローの戦いも圧巻の映像。
あと、アウステルリッツの三帝会戦も視覚的に理解出来た。
拝啓ナポレオン殿、本当に欲しかったものは?
歴史の授業で習い、これだけ有名な人物なのに、その人生についてはまったく知らないという状態でした。そこを埋めたいという好奇心で観に行きました。
国に身を捧げ、陸軍の軍人としての地位を上げることが彼の人生の中心でした。
英雄‥そして悪魔。関わった戦争で犠牲になった人数は目が飛び出るほどでした。
相手の意表を突いた作戦には目を見張るものがあり、勝利を次々に手にしました。しかし、彼は本当に大切なものを手に入れることはできませんでした。
時代は人を翻弄します。人は時代に逆らうことはできません。だからこそ、自分にとって本当に大切な存在を見失ってはいけないのですね。
死に際に彼が残した言葉が、それを教えてくれたように思います。「フランス、陸軍、ジョセフィーヌ」。
映像美!
終始画面いっぱい美しすぎて幸せだった。特にロシアの戦い?(歴史全く知らない)すごすぎて鳥肌が止まらなかった😳
ホアキンフェニックス本当に演技上手いしかっこよかったなぁ〜。
内容に関しては、あくまで個人的にだけどちょっと長かった。あと、本当にこれも個人的に、
見る前のド偏見と勝手な想像なんですが、映画のキャッチコピー的にナポレオンの極悪っぷりを見れるのかと期待してたから、英雄も人間味ありますよっていう方向性で、なんだそっちかいと勝手にちょっと期待外れに陥ってしまった😅
恋愛に重きおかれてたのもなんかちょい期待外れだったなぁ。
あくまで個人の感想ですが。
さすがのリドリー・スコット
ススキノに新しくできた「トーホー・シネマズ札幌」での初めての映画。
ビールの値段が高いな。
映画はリド・スコの本骨頂。8000人のエキストラ、11台のカメラを使った大合戦シーンを大げさに撮らないところがさすがと思った。
映画を観終わってから、フランスの歴史を再度、Youtubeで復習しました。
歴史を知ってるともっと楽しめる
スケールが破格でリドリースコットならではの迫力ある画面が楽しめました。
よく撮ったなぁと感心してしまいます。
国同士の関係性は歴史を知っておくと、なるほどと楽しめると思います。
史実とは異なる事もあると思いますがおもいますが、娯楽大作として十分楽しめました。
ホアキンの演技がシリアスで尖ってました。
戦国もの
史実に対する知識は何もない中で鑑賞。人間ドラマは特に感じ入るものはなかったが、戦場の臨場感はものすごく、特に氷上のシーンは圧巻で釘付けになった。映画で西洋の戦いを見慣れていないので、戦国ものと同じだなと感心していたのだが、実はひょっとすると日本に造詣の深い監督は日本の戦国ものを真似たのかもしれない。
ナポレオンという人物像については、意外な臆病さとか、女性に対する想いなど、人間らしさを表現したかったのかもしれないが、掴みどころがなく映画としては中途半端に感じた。それはジョセフィーヌも同じだったが、何を考えているのかわからない抑えめの演技は素晴らしいと思った。
人間ナポレオン
何といっても予告編インタビューでもスコット監督が語っていた、 300人、馬100頭の戦闘シーンが圧巻!大迫力! 絶対IMAX大スクリーンでないと!
CGだけで水増ししたようなシーンとは違う!(実際見分けがつきにくいかもしれないが)
大勢の人が、いとも簡単に次々と死んでいく合戦シーンがなんとも痛々しい。
スフィンクス、ピラミッドを背景にしたシーンも面白い。
生涯を通じて貫いた、妻ジョゼフィーヌ(演じるヴァネッサ・カービーが魅力的)への愛と苦悩の姿が痛々しい。
英雄とあがめられながらも、その末路は悲しく切なかった。
フランス嫌い?
リドリー・スコット監督でホアキン・フェニックスが主演、そしてドラマチックですごい予告に惹かれて劇場に行きました。
フランス革命とナポレオンの知識は高校の西洋史程度のため、細かい人物のイメージまではありませんでしたし、逆にこの作品で感じとりたいと期待していたのですが。
なんか、超豪華な衣装その他演出でめちゃくちゃお金がかかっているのはわかりますが、物語があまりにも大雑把というか、ヨーロッパの複雑で込み入った歴史に関心やリスペクトがないように見えました。
ナポレオンの新たな一面を、という目的でつくった作品だとしても、もうちょっと、当時の時代の空気を味わいたかったです。
面白かった。時代背景は嫌い。
日本の歴史に比べてナポレオンは馴染みがないが、戦闘シーンなど良かった。
あまり新説やフィクションはなさそうの割には内容も良かった。
見やすさ○
ストーリー◎
キャラクター◎
没入感○
個人的好み◎
予備知識あったほうが良い。
会戦シーンは大迫力なのだが、トゥーロンは別として、アウステルリッツ、ボロジノ、ワーテルローどれもナポレオンの天才性や、元帥たちの活躍など背景には触れられじまい。
欧米人にとって常識な背景をしらないと厳しい。何故何故?になってしまう。
後、ジョセフィーヌとのからみは上品にして欲しかった。あれでは、家族と見れない。
クセのある俳優
ホアキン・フェニックスは昔から一癖も二癖もある俳優ですが
やはりセリフも演じ方も普通じゃないですね
グラディエーターも見ましたが負けても普通には
引き下がらない 結構悪知恵の働く俳優だと思います
映画だから創作の部分もあるようですが18世紀から19世紀
にかけての英国とフランスの戦いはかなり長い期間争った
歴史的な史実は書籍で聞いてはいても映像としては
見たことがなかったので貴重な歴史劇として観覧しました
最初のトゥーロンの戦いでは指揮官でありながら意外に
おどおどして緊張しまくりのナポレオンだったのかと
冒頭のマリーアントワネットの断頭台のシーンは正視
できなかったな 当時フランスはロビスピエールが
恐怖政治を敷いていたから暗黒時代のフランスであり
異議を唱えたら異端者として民衆も拷問にかけられた時代だ
ナポレオンが一目惚れした女性ジョゼフィーヌは
何処かで見たなあと思ったら トム・クルーズの
ミッションインポシブルに出てましたね
この女優さんもやはり一癖もある女優ですが
バネッサカービーは結構あちこち出てるね
わたしは好きですよ美人だし人を手玉にとるタイプだ
歴史的な有名な戦いの中で連戦連勝ではなくモスクワ侵攻
で50万人の兵士のうち46万人を失ったこと 61もの
戦いで延べ300万人もの兵士をフランスの栄誉のため
だけに失ったのはフランス人には受け入れられなかった
のだろうか
映画はフランス興行では不評だったらしいが
判ります(笑) だってフランス人が英語喋ってるんだから
日本人俳優が中国語話す日本映画みたいなものだろ
戦闘シーンもまあまあ残酷だしセックスシーンも
度々あるから家族や恋人同士で見る映画ではないね
最初から強烈ですから
圧倒的に気持ち悪いナポレオン。
胸をガン見しながら、見てない!って言い張るナポレオン。ジョセフィーヌとイケメンが仲良くしてたら嫉妬しまくって、戦争から帰ってきちゃうナポレオン。15歳の女の子と結婚しちゃうナポレオン。
全部気持ち悪くて、全部大好き。
ただ、この映画では彼を人間味溢れる人物として描写しながら、大国を纏めあげる英傑としても映すという離れ業をやってのけた。1度は流刑に処されるほどの失態を犯しておきながら、彼がフランスに戻ると兵隊は皇帝への忠誠を叫ぶ。その二面性こそがナポレオンなのだと感じた。
最強タッグ
グラディエーターが大好きで、リドリースコット監督✖️ホアキンフェニックスということでかなり楽しみに。
世界史も好きで何となくジョセフィーヌがどんな人かというのを知っていたけど…本当にナポレオンのことは好きでいてたのかな?と。
別れる時の涙は本物だったのかどうか…。
何か嫌いな女やな…と思ってしまったので、映画の評価もちょっと下げ気味に。
映画としては面白かったし、戦争のシーンは大迫力。
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