劇場公開日 2023年7月28日

イノセンツのレビュー・感想・評価

全171件中、61~80件目を表示

4.5異様な緊迫感が半端ない

2023年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

漫画「童夢」に影響を受けているとのことで興味を持ち観に行ったものです。

冒頭から不穏な空気感がガンガン伝わり、日常の中に非日常や暴力性が徐々に混ざり込んでくる描写も異様な緊迫感が半端なく、最後まで惹きつけられました。

超能力描写は率直に言うと地味でド派手な破壊などはありませんが、子供たちの日常とフラットに続いているリアルな雰囲気、子供の目線から不安や恐怖が伝わる様子、命の危険がひしひしと迫るサスペンス演出など、十分見応えがあります。
不穏な中に美しさもある団地や自然の風景、子供の無垢さを感じさせる光の描写など、映像面も印象的でした。
ストーリーとしては、子供たちの置かれた状況もあり、やはりやるせなさが残ります。

思った以上に「童夢」っぽさがあり、そこも楽しめました。

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nakadakan

3.5"殺人"の定義

2023年8月14日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

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いぱねま

4.0クレイジーキャットピープルは心のコアを破壊された。

2023年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

はい。良く私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。

この映画のひとつ前に観た映画が「猫と、とうさん」
癒されましたよ。クレイジーキャットピープル(愛猫家の意味)としては。

次がこの映画かよ‼️

壊されましたよ。あの場面ね。あれはぬいぐるみ。絶対に傷つけていない。フィクション、フィクション。くわばらくわばら。祈る祈る。

もう観てられないんですね。前半のあのシーン。

猫を虐待する奴は許せんのです。フィクションでも。私はあの場にいたら、あのガキを殺してしまうかも知れません。世界中のクレイジーキャットピープルよ!

今から一緒に、あいつを一緒に殴りにゆこうか!

失礼しました。つーか、お前も殴りたい。好きだったのに、コンサートにも行ったのに・・・

自分語りなんですが・・・冬に夢を見ました。私は猫を抱いています。迷子になり、おうちに帰れない!
しかし夢の中で夢だと気付きました。なるほどね、私は目覚めればおうちに帰れる。しかし・・・

夢の中の愛猫は・・・帰れん!どうする?私?

まあクレイジーキャットピープルですよ。馬鹿です。

目覚めれば・・・

はい!それまでよ!

そっちかよ‼️

自分語りは終わります。

この映画はノルウェーが舞台です。ふと気づいたんですが、私はノルウェーに対して語れる知識がない!

せいぜい、ビートルズのNorwegian Woodくらい。それを高嶋ちさ子のお父さんがねノルウェーの森って誤訳したんですね。

しかし誤訳を承知で村上春樹が同名の小説を書き。さらに翻訳されて海外でも人気になり・・・
まあいいかと・・・一周回った感あり・・・確かにノルウェーの木製家具じゃしまらない。結局・・・

ちさこパパ、グッドジョブ。因果は巡る尾車。

友達か‼️

失礼致しました。ここから映画の感想です。

割と最近なんですがホラー映画を結構観てるんですよ。

「M3GAN」「テリファー2 終わらない惨劇」「ブー あくまのくま」「エスター ファーストキル」「マッド ハイジ」こう並べると・・・

変態か‼️

そんな映画より背筋が凍りましたよ。直接的な人体破壊シーンはないんですけど。

物語はノルウェーの郊外団地に引っ越すシーンから始まります。4人家族、お父さんお母さん、イーダとアナの姉妹。

車の中、イーダのアップ。変な声。アナの声・・・声と言うより、呻き?神経に触ります。アナは重度の自閉症児でした。12歳くらい。両親は始終アナに気を遣います。面白くないイーダ。アナが喋らないのをいい事につねったりします。

団地に引っ越し生活が始まります。思い付きでアナの靴にガラスの破片を入れたりします。

いやあ、実に嫌なガキ(失礼) イーダ。
まあ可愛いは可愛いけどね。フィヨルドの少女。

フィヨルド出てこねえわ‼️

そんなイーダに友達が出来ます。インド系移民のベンです。ベンは重いものはダメですが、軽いものを精神の力で動かせます。サイコキネシス。

一方、アナにも友達が出来ます。やはりインド系移民のアイシャ。白癬症を患っています。

アナは喋れませんが、アイシャとは通じ合うんですね。

目と目で 通じ合う・・・

ちげえよ‼️テレパシーだわ‼️

はい。アナ、イーダ、ベン、アイシャの主要人物の紹介が終わりました。

4人は仲良くなり、超能力ごっこを始めるんです。だんだんと能力が強化されます。イーダはそこまででは有りません。

アナはテレパシーではアイシャと相性抜群。喋れないのが奏功したのかな。お互い被差別者。自閉症児と移民しかも白癬症だからね。

ベンも移民です。サッカーチームから排除されています。

ノルウェーにもインド人っているんだね。知らんかった。つーかどこでもいるか。江戸川区にはいるよー沢山いるよー
花見をしてる。蕎麦屋にいる。パチンコ屋にいる。カレー屋増えてる。ヒア ゼィア アンド エブリィウェア。

日本人もビックリ‼️

振り返ればインド人がいる!

インド人がいる風景は江戸川区ではデフォルト。平ったく言うと、フツーの風景。

しかーし、ノルウェーではきついのかもね。

そして超能力ごっこから、齟齬をきたしベンが暴走しはじめます。

話しは繰り返すんですけどね、猫虐待の件から、こいつは嫌いだったの。

そして不幸は連鎖します。悲劇って言った方がいいかもね。あのスープの件ね。熱湯風呂か!熱々おでんか!

ダチョウかよっ‼️

最終決戦。団地前の池を挟んで対峙します。あの人とあの人が!さて結果は?続きはCMのあとに!

CMねえし‼️

総じて音楽の使い方がいいね。始終鳴り響くシンセの低音。生活音でお鍋の蓋のカラカラ。お絵かきグッズの
シャーシャーシャーからのシャッ!赤ちゃんの泣き声。
アナの呻き声。

全部効いてるね。ゴア描写は映像の外。

ある面、純然たるホラーだよ。心理的に。

灼熱の日本の夏。金鳥の夏。涼を求める方は是非映画館にGOです。

お付き合い頂きありがとうございました。

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masami

5.02023年ベスト・ホラー・ムービー!⭐️⭐️⭐️✨

2023年8月13日
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鑑賞方法:映画館

2021年製作のノルウェー製ホラー映画。
ロッテントマトでは96%/73%の高評価で、2022年のベスト・ホラー・ムービーの第2位にありますね(2023年7月現在)。

この作品のテーマは⁉︎
そんな事が途中から気になりだしたけど…。

ホラー的・SF的要素が強い一方、子供の発達とか色んなテーマが垣間見えたりしますが、ハリウッド製では決して感じることの出来ないこの斬新さと感性に素直に痺れました。

監督は大友克洋の『童夢』に影響を受けたという…残念ながら、未読なのですが、同じくサイコスリラーとのこと。

あの超能力対決なんて、ハリウッド製だと火花散らかしてド派手なバトルとなるんだろうけど、そんな演出をしなくとも、緊迫感あふれる対決に最後までドキドキでした!…いやぁ、なかなか怖かった!笑

この夏、1番面白い映画でした!

オススメ!笑

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stoneage

2.0雰囲気重視

2023年8月13日
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鑑賞方法:映画館

難しい

異能力者達(3人)+一般人(1人)の戦い
戦いのシーンの描写はサイコスリラー?サスペンス?の雰囲気があった
戦闘?のシーンは静かに雰囲気重視で行われるため、もっと見て分かる様な描写が欲しかった
色々言葉足らずで終わった感じ

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shch

4.0子どものサイキックは危険

2023年8月13日
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悲しい

怖い

萌える

バカンス中の団地に人気は無い。

引っ越してきたアナとイーダの姉妹にベンとアイシャという友達が出来る。
ベンは元々サイキックで、軽いものなら動かすことが出来る。
アイシャはテレパスなのかな。アナと偶然出会うことでアナとシンパシーを使えるようになる。
今のところイーダは何も出来ないが・・・

4人で遊ぶうち些細なふざけっこで、ベンが軽く傷つき対立する。
普通の子なら怒って、まあまあ、という流れでつぎにつながって仲直りなのだが、ベンは武器を持っているので、懲らしめようという気持ちが強すぎたみたいだ。

ベンのサイコキネシスは次第に強くなり、ついには○○を××してしまう。
これをきっかけに、第2第3の事件が起き、ついにはアイシャが・・・。

アナは感情や言葉は発しない。自閉症ということだがもう少し重そうだ。
しかし、感情は伝わっているようではある。

さて、炎の少女チャーリーやファイヤスターター、古くはキャリー、最近だと韓国映画のthe Witch魔女というのもあった。規範意識が育つ前の子どもに相手を××出来る力を持てばどうなるか。
いじめの親玉みたいになるね。

サイキックが化け物に育つ前にやってはいけないこと(多分ロボット三原則)を叩き込む。いかに三つ子の魂百までの教えが大切かということだね。

結局誰も幸せにならなかった。
アイシャ(ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム)はいい子だったのに本当に可哀想だった。名前からしてインド系かな?
ベンジャミン(サム・アシュラフ)は顔立ちからするとアラブ系かな。

自閉症のアナを演じたアルヴァ・ブリンスモ・ラムスタッドは好演で、本当に自閉症かと思えるほどだった。12歳くらいに見えるけど、とても美人に育ちそうだ。

良い映画でした。どっかの映画みたいにバトルをしなかったのがとくに良かったね。

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じきょう

4.0子役が演技うますぎ

2023年8月12日
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面白かった!団地ってところがいい
そこまでグロくないところも好きでした

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承太郎

4.5無垢ゆえに、残酷な世界

2023年8月12日
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ドラゴンミズホ

2.5残酷

2023年8月12日
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106本目。
ちょっと不快な始まり。
将来、サイコパスかも思わせる。
お姉ちゃんがあれだからの認知行動か。
子供の持つ純真さ、残酷さを併せ持った作品だろうとは思ったけど、猫の所で不快な気分。
最後、少し気分、気持ちを持ち直しての評価。
自分も子供の時、どうだったと問われればなあ。
流石に猫はないけれど。

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ひで

4.0基本ネタバレ無し。最終段のみチョットネタバレしてます。

2023年8月12日
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怖い

興奮

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流山の小地蔵

4.5スースー可哀想

2023年8月11日
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大友克洋の童夢へのオマージュがそこここに散りばめられた北欧の映画。
童夢と違って全て子供に置き換えられており、大人の知らないところでとんでもない事件が静かに進行する分サスペンスが強い。
子供たちの無邪気な超能力遊びが、次第に暴走し始め、周囲の大人はなにも気づかない。大人たちはそれぞれの事情で、子供に構ってやることができない。
ラストのバトルは、童夢そのもの。
北欧ならではの、離婚やら家庭内暴力や格差、人種問題を背景として取り込んでいる。
猫飼っている人は見ない方が良い。白黒斑の🐈飼っている人は特に。

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カンタベリー

4.5

2023年8月10日
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超能力物と聞いてたが、派手さは無くジワジワとくる(使い手も子供なのでまた恐い)

主役の子役(妹の方)の顔が北欧独特の日本人にはない造りで愛らしくて良かった

背景や音の使い方が黒沢清映画っぽく、これもまたジワジワ

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うんこたれぞう

4.5個人的には好き。

2023年8月9日
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子供の頃って、そうでなくとも子供達の中での見えない力の強さとかルールがあるよね。

能力の有無は別としてあの時を生きてた当時の自分は生き残るので必死だったなぁって思って観てた。

イノセンツじゃないけど子供ってそれでいて感受性が豊かだったり共感力がなかったり皆んながそれぞれ特殊で特別な存在で良いんだよって思う。

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バキ

3.5息を抜けない張り詰めた展開、そして怖い

2023年8月8日
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自らの能力で遊んでいるうちはまだしも歪んだ気持ちのまま傷つけ殺すようになると、その無邪気な残虐と対決するしかない
大人には分からない風景の中果たして終わりは迎えたのだろうか
エンドロールはやはり怖い
そして最後に見た指は誰のもの?

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すぅ

4.5あの4人であることの意味

2023年8月8日
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鑑賞方法:映画館

子どもの無邪気な暴力性や残虐性ってたまに題材にされるテーマ。子どもたちが持つモラルみたいなものは不安定で脆いものだったりするところが怖いし切なくなったりする。本作はそこに超能力がからむから個人的には見逃せない。
登場する4人の子どもは、移民系が2人、それと引っ越してきたばかりの姉妹(姉は自閉症)という構成。それぞれの家庭で何かしらの問題を抱えているというやつ。バカンスで不在となっている家族が多い中、団地に残っていた彼らが知り合い仲良くなっていく設定が絶妙。それぞれ孤独だった4人が関係性を深めていく過程は、子どもたちの成長物語に見えて、ちゃんと不穏でホラーな雰囲気も出しててバランスがいい。
あの年代だと虫の羽をむしったり、蟻の巣に水を入れたりした経験を持つ大人も多いだろう。それくらい遊びの延長で虐待やいじめが行われてしまうということ。さらにあんな能力を持ってしまったらエスカレートするのも当然の流れかもしれない。ベンの母親のことを考えるとあの生活と4人の関係が破綻するのはそう遠くなかったよなと思ってしまう。出会いがもう少し歳を重ねてからだったなら、なんて妄想もしてしまった。そんなことを考えるくらい4人ともとても演技が上手なことに驚く。そうだよ、この子たち演技してるんだったって最後に思い出した。
ホラー的な怖さももちろん見せてくれたけど、それよりも切なさを感じてしまったのは私だけではないんじゃないか。あの年代の少年少女の関係性もまた不安定で脆いということなんだな。超能力ものとして楽しみにしていたのにこんな切なさを感じる映画なんて!

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kenshuchu

2.5何がテーマなのか

2023年8月8日
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「無垢な子供の遊びが…」で、どうなった?

サイコキネシスが結局どうなった?
人が死んでも事故しても警察来ない。
不審者がいても警察来ない。

親が子供に無関心。
公園の大人も無関心。
子供はみんなサイコパワーを持っている。
音響と効果音でなんとか映画になるっしょ。
なんかそれぞれ中途半端。
X-MENの前日譚。

上から降りてくるクレジット、気持ち悪い。

他の人のレビュー少し見たら『童夢』のキーワード。
いくら名作でも知らんもんは知らん。
「童夢」って言ったらレーシングカー。

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imaxmax

4.0ギフト

2023年8月8日
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この手のメンタルに来る北欧ホラーは、ハリウッドでリメイクされがちだ。もう売れてるかもしれない。
それにしても上手いポスタービジュアルだと思う。

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t2law

3.5サイキックバトル映画ではない

2023年8月7日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

いやバトルはあるけれど。
事前情報で大友克洋の『童夢』にインスパイアされた作品だとは聞いていたが、ここまで『童夢』だとは・・・
子供の無邪気な残虐性が不穏で緊張感溢れる映像で綴られ、ヒリヒリと痺れた。
大人たちの預かり知れぬところで物語が動くのも良い。
主人公はじめ子役たちの演技にも目を見張った。

ただ、ボンクラな自分的には、もうちょっと派手なバトルも欲しかったなあと。
全編張り詰めた緊張感に貫かれてはいたが、わかりやすいカタルシスも欲しい。
元ネタの『童夢』も派手にやらかした後だからこそ、あの静かなラストが活きていたと思うし。

あとネコ好きの人は鑑賞注意。

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イサヤ

4.5タイトルなし

2023年8月7日
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鑑賞方法:映画館

子供の持つ無邪気な怖さと歯止めの効かなさ。この選択するなよ!って方にことごとく行くw 。事前に予兆を見せる事で作品全体がウソっぽくならず、加えてこちら側に痛さをビシビシと伝えて来た。良作! (観た映画館の環境か、音があまりにも大きすぎてキツかった部分はあった。。)

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こち

3.0AKIRA方式も良し。

2023年8月7日
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大友童夢が整理再解釈され最適物語に変奏、
高純度に実写化されたことを祝す。
特殊能力の微弱静謐さと制御困難さが勝因。
無垢と正義と邪悪の不安定な交錯をスリルの主軸に置く脚本の上質。
主役に特殊能力を持たせないAKIRA方式も良し。
良作連打の新鋭に期待。
私的年テン上位当確。

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きねまっきい