劇場公開日 2023年8月11日

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「出会いは「トゥルー・ロマンス」」クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5出会いは「トゥルー・ロマンス」

2023年8月25日
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鑑賞方法:映画館

タランティーノ作品との出会いは「トゥルー・ロマンス」だった。脚本だけだけど。派手なアクションとロマンスのイカれ具合にかなり衝撃を受けた。監督作品もなんだかんだでほぼ観てて、気づいたら好きな監督の一人になっていた。最近のタランティーノのは…なんて懐疑的な意見を言う友人もいるが、最近の作品もちゃんと楽しんでいる。
だから、このドキュメンタリーはなるほど!と思えるエピソードがてんこ盛りで面白かった。タランティーノ映画を全く観てない人は楽しめないだろうな(当たり前だけど)。
レンタルビデオ屋で働いていた生活を考えるとなかなか衝撃的な監督デビュー。そこからスターダムに上りつめる速度もすごい。それぞれの作品のエピソードが語られるのだが、「パルプ・フィクション」のトラボルタ演じた役を当初は違う俳優でオファーしてたことに驚いた。あれ以上のハマり役なんてないと思っていたのに。人生何がきっかけで変わるのかわからないもんだ。
ちなみに、タランティーノ映画は登場人物たちが一つの世界で生きているということも恥ずかしながら初めて知った。こんな感じで登場人物が絡み合う世界観は大好物。過去作を観直したくなる。でも、その前に観ていなかったあれを観ておかないと。
そして10作目を観る準備を整えるんだ。なんせ最後の映画だって言うんだから。でも、某アニメ監督も最後と謳った映画の後、さらに一本作ったし。次で終わらないことを密かに願っている。

kenshuchu