劇場公開日 2023年12月8日

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価

全254件中、1~20件目を表示

3.5逃げ出す特攻兵のエピソード

2024年2月29日
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鑑賞方法:映画館

戦争を描く態度はどうあるべきか、という観点でSNS上では物議を醸していた作品だが、戦争を美化しているかといえば別にしていなかった。戦意高揚的な側面はなく、むしろ主人公の女子校生に「無駄死に」というキーワードを頻繁に言わせて、特攻を美化するような視点で描かれているとは思わなかった。
むしろ、特攻に選ばれた若い兵隊の一人が脱走しようとするのを、みんなで見逃すエピソードが心に残った。田舎に愛する人がいるから見逃してほしいという彼の願いをみんなで聞き入れる。その彼が現代の特攻博物館で、病気で出撃できなかったことにされていた。当時、本当のことは誰も報告できなかっただろうし、上層部的にも都合が悪かったんだろう。博物館に真相が書かれていない、つまり、歴史の記述には嘘があるということを踏まえている作品でもあった。
タイムスリップものは歴史改変に接続されやすいが、この主人公は過去を変えることは全くできず、たまたま当時の若者を愛し、理不尽に奪われる体験をする。大きな歴史のうねりに巻き込まれる無力な個人として主人公は設定されている。若い観客に「戦争は嫌だな」と思わせる力を持った作品ではないかと思う。

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杉本穂高

4.0特攻隊に対する現代人の思いを主人公がぶつけてくれているのですが、今...

2024年5月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

特攻隊に対する現代人の思いを主人公がぶつけてくれているのですが、今になってそう感じることでも当時の彼らには彼らの信じる思いがあってそれを彼にぶつけることの残酷さ、彼女の気持ちは分かるんだけどね、という思い。
好きな人を残して旅立つ特攻兵の想いが主題歌と重なって泣きました。
それにしてもあのタイミングの手紙はずるい。泣く。
現代戻った彼女を見てタイムスリップした意味があったねと思えました。

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mitsuba635

4.0優しい語り口で伝える《反戦》

2024年5月3日
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鑑賞方法:VOD

今ならミサイル一発を撃ち込む行為・・
その代わりに
特攻隊員は零戦ごと人間爆弾となって空母に
突撃した。
人間の命を、ミサイル一発と引き換えた非人頭的な行為が
公然と行われていた。
それが今から80前の戦争でした。

この映画を観る意味
主演の水上恒司が言っている事が一番当たっている気がします。
「戦争をまったく知らない子供たちが、過去にこういう史実が
あったことを知るきっかけになるのが、いちばんにベストである」
この言葉に尽きると思います。

ゼロ戦とはなんぞや?
特攻隊とはなんぞや?
生き恥を晒す(さらす)とは、なんぞや?

国にを守るために死ぬ
とは?
家族の幸せのために死ぬ、
とは?
また、《生き神様」と崇め立てられる
意味?

この映画を観れば、その一つ一つの答えを
正確に知る事ができます。

男らしく凛々しい彰(水上恒司)と
正義感の強い負けん気な百合(福原遥)の
80年の時空を超えたラブストーリーの形を借りて、
百合の感じる疑問、
百合の感じる理不尽、
それが先の大戦の間違いだとわかります。

ある意味で小・中学校で勉強する「道徳の授業」より
意義のある映画だと思いました。

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琥珀糖

4.0タイトルなし

2024年4月29日
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鑑賞方法:VOD

福原遥推しで見る。そして水上くんも。白ゆりの丘は美しかった。

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えみり

1.0旧制高等学校同等以上の学力がある飛行予備学生は洗脳などされないし、無駄死になのは解っている、一定数の特攻兵を出さなければならないのならば、特攻された方々のおかげで助かった人もいた、残酷にも順番だから、

その証拠に玉音放送後、暴発しようとする、内、外地、各部隊、各基地で一般学生経験者の下士官が上官、部下を説得して暴発を防いだことが最近の研究で解っている、
反乱、武装蜂起が頻発するようなら終戦どころか継戦の可能性があった、
軽挙妄動を諫めて抑える勇気、
教養のある慈愛に満ちた遺書を読めば解りそうなものだが、
緒戦の快進撃に、軍国主義一辺倒に傾倒し、称賛加担した一般庶民が、戦後、下劣で無節操にも180゜民主主義に転換し、特攻隊員、復員兵に石を投げつけ、
横並びの発想しかない、普通を美徳とする邪悪な悪意に満ちた誹謗中傷に失望した、
国からも、国の為に戦ったのに公職追放され、仕事もなく、路頭に迷われ更に苦労された特攻隊員、復員兵の方々が多く語らないのも無理はない、
現在の誹謗中傷やいじめの犯罪、労働、環境問題に通じる無関心が改善を阻んでいるのに似ている。
ウクライナ戦争で世界的な物価高に、
ロシアに対して経済封鎖、
ウクライナに対して1500億円以上の援助、
アメリカとの軍事同盟、
ロシアから見れば日本の利敵行為はれっきとした敵対国、
日露戦争、シベリア出兵時の日本兵の蛮行、ノモンハン事件、ソ連参戦時のソ連兵の蛮行、シベリア抑留、遠いようで近い、他人事、無関心、無教養は戦争を誘引する。
そもそも、
今でも、いつの時代でも、変な格好して、変な日本語を話し、予言めいたことを言ったら、単なる変態奇人変人。
現代でも、大した教養や能力がなく目の前の問題を解決する努力を怠っているのに、
過去へ行けば未来を知っているから短絡的に能力があるかのように思うのは、
過去の、目の前の問題に取り組む努力を怠らない過去の人間に、全ておいて遠く及ばない、
過程を疎かにして結果のみで判断するのは、
はるかに劣っている証拠。
過去より幸せと思うのは、
世界的、社会的問題が自分個人にも繋がっていることに無関心で結果やお金のみで判断し、短絡的思考しかない証拠。
戦争を描くなら、日本の特攻隊員だけではなく、
特攻されるアメリカの防空、戦闘機、駆逐艦の若い搭乗員、乗組員も同じように扱わないと、
若いアメリカ人がどう思ったか?
正義、不正義、善、悪、二元論だけではなく、多元論で考察しなければ、
偏った単なる独り善がり、ご都合主義の可哀想、お涙頂戴に、
希望的観測、机上の空論に終始して300万人の日本人、アジア全体で数千万人の被害者を出した日本の戦争指導者に類似している。

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全国連加盟国不可侵条約締結推進派、武装中立推進派、多様性男女平等自由推進派、5世界的名作4世界的良作3国内レベル

2.0ハンカチ一枚ビショビショになるほど泣いたいた

2024年4月21日
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死ぬほど泣いたけどまじでゆりがうざすぎて笑笑
映画を観る人に特攻にいく人の心情を説明するためにああしてるんだろうけど、他にももっとやり方あっただろ笑笑笑笑笑笑
それにしても主人公がKYなシーン多すぎて苛々した

ただ何を言おうと私は死ぬほど泣いているので矢張り戦争系の映画は反戦意識を高めてくれて素晴らしい

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ar.n

2.5タイトルなし

2024年4月12日
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泣ける

悲しい

久しぶりに戦争を舞台としている映画を見ましたがとても良い作品でした。明るい場面と暗い場面の比率がちょうどよく飽きずに最後まで見ることができました。万人向けだと思います。

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さささ

1.5陳腐な映画

2024年4月8日
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鑑賞方法:映画館

単純

脚本が悪いと思います。終始現代の価値観ゴリゴリで突き進む主人公にイライラしました。選択の余地がない特攻隊員たちに向かって「戦争って意味あるんですか?」「無駄死」などと言い放つ主人公、そんな非国民発言を「ゆりは真っ直ぐ」「優しい子」と咎めない特攻隊員たち。彼らは自分たちが無駄死だと言われていることに憤りをおぼえないのでしょうか。リアリティがなくぬるい設定に全く共感できませんでした。一緒に見た彼女が泣いていて、こんなこと言えないじゃないですか?なのでスッキリするために投稿します

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はと

3.5割り切った演出がある意味スゴイ

2024年3月30日
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鑑賞方法:映画館

タイムスリップして特攻隊員に恋する話。

戦争のエグさは最小限で、考え方の違いも比較的やんわり。みんな超優しい。
予告編通りで、観客が見たいものを作ったといった作品。それだけでも大変だし、それはそれでいいと思う。

気になるところはちょこちょこあって、空襲で一面焼け野原になったように映っていたが、次のシーンでは元通り。心象風景?
タイムスリップに何の理由も、仕掛けもないのもある意味スゴイ。
特に帰るときは何もない。おいしいところだけやればよかろうなのか…

帰った瞬間もスマホ見ればいいのに見ないし、手紙も帰ってから資料館で読む始末。読んでなかったんかーい!!あ、アキラ字がうますぎです。

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ひとふで

4.0タイムスリップという魔法

2024年3月29日
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鑑賞方法:映画館

タイムスリップという設定のおかげで、過去を追体験している気分になれるから不思議です。戦時中の特攻隊という、そこまで珍しくは無い話ですが、アイテムの一つ一つまで興味深く観察してしまう。現代なら下手すると放置されかねない(若い女の子だと尚更触れるのも怖い)行き倒れのヒロインをちゃんと介抱する彰さんの格好良さ。ヒロインの百合さんも現代風の女の子でありながら、言うべき事は真っ直ぐに主張する強さが素敵。
 お話自体は予測可能で驚きは無いけど、その分、安心して見れる内容だったと思います。特攻隊という話はまあ、時代考証とか難しいのでよく判りません。昔の人は偉かったと言いますが、そういう時代だからこそ偉くならざるを得なかったのでしょう。百合さんが本物の空襲を味わったからこそ思わず口から出た「お母さん、助けて」という台詞が印象的でした。本物の空襲、本物の炎の熱さ、本物の命の危険に居合わせたらあの場面でどれだけの人が強く振る舞えるものかどうか。
 とはいえ、今時の若者だって偉いんです。みんなスタバか何処かで身を寄せ合いながらも一生懸命勉強したりしてます。皆それぞれ時代時代で頑張っている。ヒロイン百合さんの決意表明がその表れでしょうか。そして締めくくりのスタッフロールに福山さんの歌声、素敵でした。

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猿田猿太郎

0.5個人的ワースト

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

現代の価値観をゴリ押しする主人公。
終始、自分の主張ばかりでうっとしい。

撮影技術に関して、個人的には、全体的に画を撮りすぎてて、個人に感情移入できない。素人作品かと思った。

ストーリーがわりと単調

上記の3つの理由から、涙脆い私でも全然泣けなかった。30分で出ていきたかった。

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風太郎

2.0遅くなったけど(・_・;)

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

映画無料券が1月末までで気付いたら後数日しかなくてレビュー読みながらどれも悪くてでもせっかくならと気になってたこちらを観に行きました。
ポスター見てタイトル見て泣けると思ったら『うん⁉️マジですか??』と言う感想でした。
タイムスリップは別に良いけど男性と出逢って食堂の女将さんに助けてもらえて住み込みで働けて、そこに助けてくれた男性が来て再会して恋をするのはまぁ良いけどそこからダラダラと話が進まず‼️
『後何分しかないけど??』『早く飛び立ちなよ』としか思わなくなり、ようやく飛び立ったと思ったら現代に戻ってもしやとこそっとスマートウォッチで時間確認して『えっ⁉️時間ないけどこれで終わりってことよね⁉️』と思ったら案の定終わり。
タイトルからして何とか無事に帰って来て
タイトル通りに“あの花が咲く丘で”また再会してって話なのかと思ったらナシ‼️
よく分からず終わりました‼️
しかも資料館で泣き崩れるし。
戦前〜戦後に生まれた方・経験した方が泣き崩れるなら分かるけど。
ポロポロッとするならまだしも。
『こんな話しても誰も信じる訳ないよね』と誰にも本当の話出来ずに友達と『こうゆうの見ると泣けるよね??』『うん‼️』って話しながらグッと堪える方が良かった。

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優菜

4.0かなりきれいな作り方をしているので、戦争ものであるが女性でも抵抗な...

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

かなりきれいな作り方をしているので、戦争ものであるが女性でも抵抗なく見られる。

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クラシェ・アリ

3.0大絶賛の中サイレントマジョリティの心境とは

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

2023年劇場鑑賞80本目 良作 62点

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サスペンス西島

4.0彼我の18歳の苦悩に違いがあるとは言えないのかも。

2024年3月21日
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鑑賞方法:映画館

<映画のことば>
「生き恥」って、どういうこと?
生きていくことは、恥ずかしいことなんかじゃない。

戦時下にあった当時(昭和)の18歳と今(令和)の18歳ー。
今(令和)の18歳は何不自由ないと評され勝ちですけれども。
しかし、各地で開催されるようになってきた「子ども食堂」にも象徴されるように、保護者の雇用の不安定さ=収入の少なさから、食べるものもなく、お腹が空いたら水を飲んで空腹を凌(しの)ぐという18歳も、いないではないと聞き及びます。
(本作で、百合の家庭も、父親が不慮の事故で亡くなってからか、経済的には苦労があったようです。)

戦時下にあって戦役に従事しなければならないことで、その命脈の限りが見えている当時の18歳が不幸で、今(令和)の18歳が不幸でないと、どうして言い切れるでしょうか。
彼我の苦悩には等差はないともいえるメタファーが、そこに描かれていたように思えてならないのです。

そんな境遇からだからこそ、今回の出来事を契機として、そういう境遇に負けずに将来を切り開く決心を固めた百合の決心が、いつそう清々(すがすが)しかったとも思います。

充分に秀作であったと思います。
評論子は。

(追記1)
本作についての世評も、このサイトの大方のレビュアーの評も、本作は「(とくに若い人向けの)反戦映画」という意見が大方であることは重々に承知してはいるのですけれども。
しかし、上記の意味では、背景として戦時下を描いていても、いわゆる「反戦映画」としての色彩は(飽くまでも、それは、いわば対比の一面であって)そんなに色濃くはなかったのではないかと、評論子は受け止めました。

評論子のように馬齢を重ねてきてしまった者から見れば、100年時代とも言われる「人生これから」という、まさにスタートラインに立ったばかりのはずの18歳の悲哀というのは、当時も、令和の今も、そうは変わっていないのかも知れないと言ったら、それは果たして言い過ぎでしょうか。

(追記2)
百合のお父さんは、溺れかかった子供を助けようとして、亡くなったようです。
そのことを批判的に受け止めているかのような百合は、助けようとした子供のことは考えているが、後に残された百合や百合の母親の生活のことは何も考えていないなどと言いますけれども。

しかし、その百合自身が、空襲から逃げ遅れた老人?を、簡単には見捨てることができず、倒れてきたものの下敷きになって、自分が動けなくなったりもしてしまいます。
百合自身が同じ竿頭に立たされてみると、少しも躊躇(ちゅうちょ)することなく、父親とまったく同じ行動に出る―。

「蛙の子は、やっぱり蛙だった」ということなのでしょう。
そう思いました。評論子は。

そして、百合の母親にしても、実は百合と同じ気持ちだったのかも知れないとも思いました。評論子は。
しかし、百合の手前そうとも言えず、「人助けのために亡くなったお父さんは立派だった、家族の誇りだった」と、取り繕(つくろ)っていたように思えてなりません。
あるいは、自分にそう言って聞かせて、夫が亡くなったことを、何とか自分自身にも納得させていたのかも知れないとも思われました。
評論子には。

(追記3)
ツルさんは、預かった手紙は、やはり投函していたのではないでしょうか。
百合が間違って落としてしまった文箱から落ちてしまった手紙は、あとで終戦記念館?のショーケースの中に、切手に消印がされた状態で展示されていましたから。

たぶん、ツルさんが直(す)ぐには投函しなかったのは、出撃しても、帰還することが、初期の頃は、ままあったからではないでしょうか。
出撃しても、会敵できなかったり(敵艦と遭遇できなかったり)、悪天候で攻撃ができなかったりして、やむなく基地に引き返して来ることは、特別攻撃が始まった当初は、時としてあったようです。

もちろん、「敵艦がいる」という索敵(偵察)情報に基づいて出撃する訳ですけれども、レーダーも普及していなかった当時の日本軍としては、太平洋で敵艦隊に遭遇するのは「プールの中で、たった一匹の泥鰌(どじょう)を探すようなもの」とも例えられたと聞きます。

それゆえ、いわゆる「死に場所」になかなか遭遇できずに、かえってそのことの苦悩が、戦争映画などでは描かれていたりもしているようです。
(もっとも、終戦間際には、物資不足から戦闘機の燃料も充分には行き渡らなくなり、最初から片道分しか給油されなかったりもしたようではありますけれども。)

英霊の訃報(戦死公報)よりも先に遺族に手紙が届いてしまうと、いろいろと不味(まず)かったのかも知れません。

むしろ、戦死公報を受け取って悲嘆に暮れる遺族(両親)は、次いで、息子からの決意が伝わる肉筆の手紙を受け取って、いくばくかは慰藉される…特攻隊員の最後の慰安施設である「陸軍指定食堂」を預かる女将のツルさんの、せめてもの心配りだったのだと思います。
評論子は。

そして、これらの郵便に切手が貼られていたことの方に、評論子は感慨がありました。

この手の郵便物は、当然「軍事郵便物」として、料金は無料の扱いだったはず。
軍の郵便物として、軍が差し出すのなら。
畏(おそ)れ多くも畏(かし)こくも、天皇の統帥権に基づく軍事行動に、料金を課すなどという発想は、そもそもなかったはずですから。

しかし、そういう扱いにすれば、当時のこととして投函前に軍の検閲を受け、それ故、手紙の中身には本当の心情は書けなかったのでしょう。
それで(軍事郵便物としてではなく)私信として、わざわざ切手を貼ってツルさんに投函を頼んでいた-。

当時の状況からすれば、あり得ないことではなかったものと思います。評論子は。

(追記4)
本作の監督さんは、CM作品のご出身で、長編作品はようやく二作目とお聞きします。
しかし、そう言った鋭い感性をお持ちであることについては、刮目すべき人物なのかと思ったりもしています。

良い作品(秀作)に出会ったことのほか、これからが楽しみな監督さんに出会えたことで、ダブルで嬉しい思いの評論子でした。

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talkie

5.0涙!涙!涙!こんなに涙が出るのは何故だろう?

2024年3月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

泣けた!
とにかく泣けた!
こんなに泣いたの久しぶりだった。
(ハンカチで涙を拭き続けていました。)

過去に特攻隊の歴史を
学んでいただけに
特攻隊員の若者達が
仲間を思いやり
眩しい笑顔で
キラキラした瞳で
明るく元気に描かれるほど
泣けて泣けてどうしようも無かった。

「命を大切にする。」
「夢を持って生きる。」
「愛する人々の幸せを願う。」
など
今の時代では
普通で
当たり前の考え方

しかし
それが許されない時代
普通が普通ではない時代

とにかく
我慢、我慢、我慢の時代

それでも
人を思いやり
互いが互いを助け合う
人々の必死の姿
見ていて胸が熱くなった。

観賞後
「平和である事の大切さ」
「生きている事の素晴らしさ」
「日々生活出来ているありがたさ」
「愛する家族と食卓を囲める尊さ」
このような思いの波が
押し寄せてきて
また泣けてきた。

本来素晴らしいはずの
若いと言う事が
こんなにも
切なく見えるとは、、、
言葉になりません。

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ブルーボイス

5.0あの百合の丘に行きたい

2024年3月10日
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そうか、そんなふうに思い込んで逃げ場を無くして行ったのね。
特攻の前の晩、虚空を見据えて決意を語る横顔、ただならぬ瞳のギラつき、鬼気迫る!あんな優しい人なのに…。

百合が現世に戻るためには、こうゆう運命だったのでしょうが。

百合も優しい人に成長したみたい。人は人と本音でぶつかった時に磨かれてゆくんだね。

ゆり園は、所沢のだろうと思ったけどそうじゃなかったんだね。

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れい

2.5戦争の映画ぽくなく、泣かなかった

2024年3月10日
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戦争の映画ぽくなく、泣かなかった

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もも

4.0役者と撮影技術の凄さ

2024年3月9日
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役者のしっかりとした演技、特に誇張するほどでもない演技をカメラは動かさず、静止したまま撮影していたことがもっとこの映画を良いものに引き立てている。最近の映画は画面をゆらゆらと揺らしているのがずっと気になっていたけど、こんな撮り方をしたらこんなふうに感じるって改めて感心した。素人だけれど、多分監督はこんなふうに見せたかったんやろうなと感じた。

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ダイトゲン

2.5特攻隊の零戦時代に女子高生がタイムスリップする話だった

2024年3月6日
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全てがなんとなく浅くて、取ってつけたような印象だった。

「特攻隊」「女子高生」「タイムスリップ」というエンタメになりそうな要素を安易に組み合わせただけというような。

ただ主人公の可愛さを含め、絵のビジュアルは綺麗だった。

# 顔と声が可愛い主人公ユリ (福原遥)

進路に悩む女子高生。顔とややアニメ声が可愛い。

ある日、なーんとなく戦時中にタイムスリップしてしまう。(なーんとなく)

そして大して驚くわけでもなくすんなりと町娘てしての生活に順応して行くユリ。

# 特攻隊員アキラ

ユリは特攻隊員のアキラと知り合い、そして恋に落ちる。

何をどうやって恋に落ちたのかはよく分からない。ここの描写が足りないので、その後の「大事な人が失われる」ということもなんとなく説得力に欠けたままになってしまう。

# メッセージ性

戦争を絡めた映画には必ず何らかのメッセージがつきものでこの映画も多分に漏れない。

「何故戦争のために死ななければならないのか」的なことが語られるが、このあたりは他の零戦映画、戦時映画でも散々にやり尽くされているだろう。

かと言って何のメッセージも言わないとそれはそれで旧大戦の礼賛のようになってしまい良くないのだろうか。

戦時が舞台になる映画であっても無理矢理にメッセージ性を出さなくで良いのではないかとは思った。

# 現実とのリンク

ユリは現実から戦時中にタイムスリップするわけだが、特に何かタイムスリップ特有の仕掛けがあるわけでもない。

強いて言えば日本が大戦に負けることを知っているということぐらいだろうか。

基本的にはただただ流されるままに生きるユリ。

# エンドロール前のタイトルコール

映画の最後の最後にタイトルが表示されるやつ。

ありきたりな作品に限ってこの手法を使うような気がするが、気のせいだろうか。

この手法なんて呼ぶんだろう。

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稲浦悠馬 いなうらゆうま